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ICL体験記 | レーシックが出来ないほど視力の悪い私がICL手術してから2年経った話


こんにちは。みなみです。
今回はICL手術の体験記として、病院選びから術後の変化までを公開します。

私が今、歯列矯正の記事を読み漁っているので、同じように需要が少しでもあればと思い、記事にしました。

わたしは2021年秋にICL手術を受けました。
同じようにICLしたいなと悩んでいる方の目に止まり、少しでも参考になれば嬉しいです。

ちなみにICLとは、眼内コンタクトレンズのこと。
まだまだレーシックに比べて浸透していないので、「コンタクト?」と聞かれた時に「眼の中にコンタクト入れたよ!」っていうと、めちゃ驚かれる。

実際目に入れるコンタクトレンズはこんなの

①前提

まず、前提としてわたしは目が超絶悪い。

視力検査では1番大きいひらがなも読めない。
それに加えて乱視も強く、最悪の視力…

成長期の中学生の頃に、二重の目に憧れて、当時怪しいブログで見た「永遠にウインクする」「ヘアピンをまぶたに挿してテープで固定させる」など、目の負担にかかるようなことばかりしていました。

さらになぜか左目に重きをおいて、この行為を繰り返し。
結果視力に左右差と乱視までが生まれ、努力も叶わず天然一重の目をキープ。
(大学生のうちに埋没をしてこのコンプレックスは解消されました)

メガネだと目が小粒になるのでコンタクト生活。
度数は以下です。

右目PWR(-3.00) CY(-1.25) AX(180)

左目PWR(-4.25) CY(-2.25) AX(180)

もちろん乱視用で、両手で1ヶ月5000円ほどの出費でした。コンタクトは手放せないからこそ痛い〜

ちなみにワンデイを愛用していました。

②ICLを決意したきっかけ

社会人3年目の時、ICLを決意。

当時、周りにレーシックをする人はいましたが、ICLの手術をしている人はおらず。

そもそもはレーシックでもいいから視力矯正したかった。
でもわたしの悪すぎる乱視だと、角膜を深く削る必要があるため、ちょっと危険とのことで諦めました。

そこで、現れたのがICL!
眼内コンタクトレンズということで、乱視でもできる!これしかない!

費用はレーシックの倍くらいしますが、乱視用のコンタクトレンズをずっと買い続けるよりはお得なので、早くやらなくちゃ、という気持ちでした。

それから何よりも、毎朝コンタクトをつけるのが本当に面倒で。特に目の調子が悪くて全然コンタクト入らない日、朝の時間もったいなさすぎて本当に憂鬱。
これが解消されただけでもやる価値はあると思う。

あとね、私が何よりも憧れていたのが、カラコンを着けること。
元々視力が悪すぎて自分に合う度数のカラコンがなかったけど、ICLは、術後のコンタクト装着も出来ます。(すごい!)

③病院選び

悩んだのが病院選び。
絶対失敗したくなかったので、以下を意識して選びました。
当時は板橋区に住んでいたので、そこから通える範囲で探しました!

・眼科の立地
→家からも職場からもそんなに遠くないこと。
 電車で30分以内で通える場所を探しました。

・乱視で値段が変化しないこと
→探してみると案外、乱視+10万円とかある。
 なんか悔しいので価格は一律なところを探した。

・しっかりと診てくれる医師であること
→目が悪いこともあり、実力のある先生に診てもらいたかった。ICLの認定資格をもつ医師の中でも、1番位の高い「エキスパートインストラクター」のいる眼科を探した。


これらの条件がクリアした、わたしが実際に手術を受けた眼科はここです。


めじろ安田眼科さん
目白駅から徒歩3分くらいのところにある。

職場の最寄りが西武新宿線沿い
自宅の最寄りが東武東上線のわたしにぴったりの立地です。
(しかも定期圏内)

医師は、当時日本で10人しかいないエキスパートインストラクターの資格を持っていました。

ということで、ここに決まり
ICL手術を受けるためにカウンセリングに行きました。

ちなみにここの病院はとてもきれいで、看護師さん、先生みなさんいい人でした。
人気もあるようで、土曜は常に人でいっぱい。予約をしたけど30分くらいは待った気がする。

④手術までの流れ

カウンセリングと検査(めがねで)
瞳孔を広げるための散瞳薬という目薬を指すため、帰りは目が見えない。すぐに人と会う予定は入れるべきではない。

ICL受けれると診断
詳しい検査を受ける

自分に合う眼内コンタクトレンズを注文してもらい、届き次第手術できる

約2週間後
金曜日の午後に手術
手術3日前からコンタクトの使用はダメ。メガネ生活。最初の待ち時間・準備で約30分、手術は15分、終わってから待機30分。でおわり。

1週間後検診

1ヶ月後検診

3ヶ月後検診

みたいな感じ。
カウンセリングでは先生から「これは直しがいがある眼ですね!特に悪い左目は、1.0程度までしか上がらないかもしれません」
と言われたけど、1.0まで上がるの!?と嬉しくてるんるんでした。

⑤術後の状態

手術自体は麻酔から最後まで痛みほぼなかった。
目を開けた状態の手術だけど、ぼや〜っとしか周りが見えないので、怖くない。

レンズ入る瞬間だけ、ちょっとぐぐっと力がかかるくらい。

それよりも手術前、私の埋没した目に、強固なテープを貼られ(まつげの際から貼り付けられた)、目を開きっぱなしに押さえつけられたんだけど、あのときは「絶対二重の糸切れた!終わった!この後2回目の埋没手術しなきゃだ…」とそればっかり考えていました。
ICL手術後、恐る恐る目を開けると二重の線がちゃんと残っていたので安心しました。

心配な方は、整形していることをしっかりと伝えましょう!(わたしは伝えていなかった)

手術は両目で10分ほどですぐ終わり、術後の待機時間でぼーっとしてた。
30分経って帰って良いよーって言われて帰ったけど、ちょっと気分が悪かった。

術後はすぐ目が見えるようになるわけではなく、ぼや〜とする感じにしか見えなかったので、電車に乗るので精一杯。

たぶんいつもの電車じゃなかったら間違えてたかもだし、座れたから良かったけど、座れないときつい。
家から通いやすい範囲の病院でよかったなと思いました。
人によってはタクシー等で帰宅もおすすめ。

夕方家に着いた時点では、散瞳薬を点眼したようなぼやぼやした視界で
なんならちょっと気持ち悪い…。


「これ手術失敗か…?」と不安になりながら、当然お風呂も入ってはいけないので、そのまま寝た。(手術前にお風呂入っておくのがおすすめ!)

朝起きると、視力が回復しており、気分は快調!視界は良好!
びっくりする世界(何もつけてないのに見える!)でした。

ただ、ハローグレア現象がきつくて、特に外は眩しくて
あまり目が開けられなかったです。

目というか、目の周りが痛い感じがじんわりと残っていましたが、
それは1〜2日ほどで直っていきました。

1週間は、保護用のメガネを日常で装着、目薬を定期的に差すなどルールがあったけど、シャワーや洗顔は目に水を入れないことを条件にOKだったはず。

そうこうしている間に、最初の1週間は過ぎていきました。

⑥費用

精密検査、手術、3か月検診(半年かも?)まで含めて68万円。
乱視も同額。

後日医療費控除で7万円くらい返納された記憶があります。

⑦視力の経過

手術から1週間後の視力測定ではなんと、

右目2.0 左目1.5

まで見えるようになりました!

特に元々悪かった左目は、ここまで良くなると先生も思わなかったようで、「1.5も見えるようになりましたね!」と喜んでくれました。


さて、ICL手術をしてから約2年が経ち、私の視力は今どうなったかというと、実は少し低下しました。

ずっとスマホ+仕事ではほぼパソコン生活で、目を酷使しているなと自分でも感じているので、徐々に視力が悪くなっていることは仕方ないかなと…。

昨年夏の視力検査では、
右目1.5 左目1.0 になりました。
それでも左目は1.0をキープしていたので、よかったです。

最近、『チコちゃんに叱られる!』で学んだのですが、近視になる原因は、「目ん玉が後ろに伸びるから」とのこと。

近くのものを長時間同じ視点で見すぎる事で網膜が伸びて長くなり焦点が合わなくなるのだそう。。
大人になると一度伸びた網膜は戻ることは難しいそうです。

チコちゃんに叱られる!2023.09.22
近視の眼球の方は横に伸びている…こわ

私の眼球もきっとこんな感じで伸びているのでしょう…。
これを知ってからは、10分に一度以上は、休憩や遠くを見るなどを心がけています。

また、最初は眩しかったハローグレア現象については、すっかり慣れてしまい、今では全然気にならない。
普通に光を見るときはグレアを全く感じず、瞬きすると、ちょっとちらつく程度。これを理由に手術をためらう必要はない!

⑧ICLをしてよかったか?

最後、ICLをしてよかったか。について
確実にしてよかった。あのときの自分ありがとう。という気持ちしかない。

今も手術をやらず、ずっと裸眼+コンタクト生活だったら、と思うとむしろ怖い。メガネないと生きていけないし。
旅行に行くときも、コンタクトやメガネを準備したり、洗浄液を買ったりしなくてはいけないし、コンタクトを毎月買うごとに出費がかさむし、それを何十年も続けるのは本当にめんどくさい。

68万円という安くない金額だから迷いもありましたが、値段で躊躇するのならばやるべき。特に若い人ほど。

10年もてば、年間6.8万円です。安くない?歯列矯正より安い。
普通は老眼になるまでは持つといわれているので、30代であれば十分元が取れるのではないでしょうか?

旦那は2weekレンズを使用しているので3か月に1度コンタクトを買っています。
「もうすぐ切れるから早く買わなきゃ…」「コンタクトつけたまま寝ちゃったから目しばしばする」「洗浄液買わなきゃ」「(旅行先で)洗浄液忘れたからコンビニ寄りたい」「メガネ忘れた…」
こんなことを未だに言っています。この先も言い続けるんでしょう。

色々なリスクもあるので、わざわざ人に勧めようとは思いませんが、
ICLに興味がある人・手術しようか迷っている人には全力でおすすめします!

特にわたしが手術した病院はおすすめですので、ぜひ!
(回し者でもなんでもないですが)

ちなみに…
無事にカラコンを装着する夢は叶いました。
けどやっぱりコンタクトを付けるの自体がめんどくさく、ほとんど使うことなく2年間が過ぎました!


それではまた!
この記事を最後まで読んでくれた方はスキを教えてくれると嬉しいです。


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