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腎生検する事に‥


私の病気⑧(シェーグレン症候群)

2回目の診察で、シェーグレン症候群の疑いのある事、また他の膠原病、SLE(全身エリテマトーデス)や全身性強皮症などの可能性もある事を告げられました。

シェーグレン症候群である事は、昔通っていた病院で検査して知っていたし、今つらいレイノー現象や指先の潰瘍もネットで調べまくっていたので、ここまでは想定通りです。

膠原病はたくさんの病気があり、複雑でなかなか判断は難しいとの事。病気に適した治療を行う為
病気を突き止める為に、腎臓の検査『腎生検』を
行いたいと告げられました。(腎臓の数値も悪くなっていたのです。)
「腎生検、知ってますか?」
「???」
「入院して行う検査です。腎臓の一部を採って詳しく調べる検査です。」
(無理無理無理!入院とか、腎臓の一部を採るとか絶対無理) 心の中で叫びました。プチパニック!
「こちらに詳しく書いてあるので、待ち合い室で読んで下さい。またお呼びします。」
頭の中が真っ白でしたが、心臓はバクバク音を立てていました。

腎生検について書かれた書類に目を通しているうちに、足まで震えてきました。出産も経験してるし、大人になって多少の事は我慢できる。みんなもやってるのだから、痛くて辛いのも乗り超えられる。(はず)。逃げちゃいけない。やらなくては。

次の問題は、入院する事。5日間の入院。
パートの仕事は?休める?
子供達は私がいなくて、学校に通えるのか?
もう、不安だらけ。

しばらくして、内科の先生から詳しい説明がありました。
うつ伏せになり、鉛筆の芯ほどの太さの針を刺して、細胞を採る事。
局部麻酔をするので、採る時は痛くないし
すぐに終わる事。
術後絶対安静で、しばらく動けない事。
大丈夫ですよー。若くソフトな先生に微笑まれました。

うちに帰ってからは、家族も大パニック!!になると思いきや、意外にも冷静というか、諦めというか‥。大騒ぎにはなりませんでした。今思えばとっても心配だったのだと思います。

入院直前に、もう一回内科の診察がありました。体調等最終確認です。ずっと飲んでいた血流を良くする薬を当日まで止める事になりました。
「何か不安な事はありますか?」
「うつ伏せが苦手です。」
そこ?と言うような感じでしょうね。自分で言っても恥ずかしくなりました。がほんとそこなのです。うつ伏せ寝が苦手。首が疲れちゃう。心臓がバクバクしてきて呼吸が苦しくなってしまうのです。精神的にも辛かったのだと思います。

うつ伏せ寝、お家でも練習しました。でも考えれば考えるほど、ドキドキ心配になってきてしまいました。結局不安は消えず検査の日を迎える事になりました。



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