けものフレンズ無印感想 7 つくしなづな 2019年4月24日 02:21 「けものフレンズ」1期と2期の物語構造の違いを真面目に考察してみた(2万文字記事)【物語論】 目次 1、けものフレンズ1期と2期の物語的な違い 2、いかに「説明くさい台詞をなくし自然に分からせるか」が難しい shiratamazenzaitsubu.blog14.fc2.com 興味深い感想を読んだので、触発されて感想を書いたぞ。要約:けもフレ無印は善意や優しさの物語である以上に、ギブ&テイクの物語である。どうしても主観が大きく入ってしまう話だけど、私に言わせればけもフレ無印は善悪や優しさの話と言うよりも、やんわりとした利害や協力の話だと思う。— つくし なづな (@Do_like_her) April 23, 2019 バスで川を渡るために橋を作ったり、充電のためにアルパカのお世話になって恩返しをしたり、何のフレンズか教えてもらうためにカレーを作ったり、それぞれの利害関係や協力が積み重なって『情けは人の為ならず』のエンディングにつながっている。— つくし なづな (@Do_like_her) April 23, 2019 利害の一致(さばんな、じゃんぐる、さばく、ゆきやま、せるりあん)や、迷惑をかけた償い(さばく、こはん)、何かをしてもらう/もらったお礼(こうざん、ゆうえんち)…とかばんちゃんの叡智ムーブは単なる親切である以上に利害関係に基づいたギブアンドテイクでもある。— つくし なづな (@Do_like_her) April 23, 2019 だから世界観のシビアさや優しい世界、善悪の話をするなら、そもそも「妥当なギブ&テイクを積み重ねればハッピーエンドにたどり着ける時点でイージーモードだよね」という話だ。https://t.co/40ZHFQ4cbs— つくし なづな (@Do_like_her) April 23, 2019 蛇足めいた話をするなら、これからの時代は善悪の対立よりもリソースの総量不足がアニメや漫画の難易度(世界観のシビアさ)を決める流れが来る予感がする。— つくし なづな (@Do_like_her) April 23, 2019 「100人の村に50人分の食糧しかない」みたいな物質的なリソースであったり、「選ばれないのはいないことと同じ(ピンドラ)」みたいな精神的なリソースであったり。— つくし なづな (@Do_like_her) April 23, 2019 全員が妥当な選択肢を選んでもハッピーエンドにならないという意味では、幾原と虚淵は全く同じ路線ともいえる。(最近流行った作品だと、進撃の巨人もそういう節あるよね) https://t.co/9nyDhm8n32— つくし なづな (@Do_like_her) April 23, 2019 ダウンロード copy この記事が参加している募集 コンテンツ会議 30,551件 #日記 #アニメ #感想 #コンテンツ会議 #アニメ感想 #けものフレンズ #利害 #けもフレ 7 スキを押すと武藤遊戯が使ったカードをランダムに一枚引けます。(noteに登録していなくてもボタンは押せます) 記事をサポート