映画「金の国 水の国」を観たんです
秋頃から映画を観に行くと、いつも予告編がかかっていて、その度にどんどん観たくなった映画
「金の国 水の国」
観てきました。
最初に言いたい
なんて優しい物語=映画なんだろう。
という事でした。
解説・あらすじはYouTubeを見てもらうのが良いと思う。
ストーリーが優しくて良いお話って言うのは、言うまでもないのだけれど
兎にも角にも、
主演のふたりを含めた声優キャストが素晴らしい!
賀来賢人さんは素晴らしい役者さんだけれど、声優としてもこんなにも聴きやすく、心に入ってくる声の持ち主だとは…。お調子者に見えて国一番賢く、そして優しいナランバヤルを違和感がなく、役に入り込んでいて、
とても良かった。とても。
浜辺美波さんの声はおっとりとしていて、何とも心地良い。邪気のないサーラ姫にピッタリ。俳優さんとしては、顔の美しさが際立ってるイメージがあるけれど、今回はふっくらとして、姫として豪華さはなく、見た目に自信がないサーラ姫を、ナランバヤルの父親が言っていたけれど、彼女には気品があった。声で気品を演じていた。それも嫌味なく。
それこそがサーラ姫だった。
もちろん、声優ベテラン陣は、特徴豊かに楽しませてくれた。
原作の段階から人気だと言うライララなんて、もはや沢城みゆきさんしか考えられない。ずっと目の部分だけを出した黒ずくめの衣装を身に着けてて、なんと第一王女レオポルディーネに仕える暗殺部隊の女性って言う役で、物語の中でとても重要な役柄。ちょっとコケティッシュな部分も含んでるから、それが沢城みゆきさんの声にピッタリ。イヤ、彼女は別に笑かそうとしてる声を演じているわけじゃないんだけれど…。絵と合わさった時のコンビネーションが超絶だった。
今ではアンパンマンの声優だったの?って話にも驚かなくなったけれど、俳優さんとしての活躍が大きい戸田恵子さんの声優さんっぷりはサスガ以外なくて、大人の女性、第一王女をちょっと色っぽく演じていて、なんだか感慨深かったのだ。彼女は遥か昔、『イングリッシュ・ペイシェント』と言うハリウッド映画の主役クリスティン・スコット・トーマスの吹替を担当していて、戦地という極端の場所で不倫の恋に落ちる大人の女性を演じていた戸田恵子さんの声は、何とも大人で、色っぽかったのだ。今回久しぶりにその声を思い出した。
そんな風に豪華声優キャストの声の演技と、
どうにか戦争を避けて、未来を作ろうとする人々の情熱
と
お互いを思いやる主人公ふたりと彼らを応援する人々の気持ち
に癒されて、
多幸感に満ちて
映画館を出ることができた映画でした。
今日は声に関しては焦点を置いて書いたので、ただひとつ気になったことも書いてしまおうか…。
評判を聞いていないのでわからないが…、劇中歌が何ともジブリで…。癒しとしてはあっているのだけれど…。と言う気持ちになったな…。
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