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劇場版「ハイキュー‼︎ゴミ捨て場の決戦」を観たんです 


初日に堂々とIMAX

劇場版「ハイキュー‼︎ゴミ捨て場の決戦」

を観てまいりました。


サイコーでした。


おまえらマジでサイコーだよ!

って言いたい!


当然の如く満席です。

隣の席には烏野高校音駒高校のバレー部の名前が書かれたジャージを着た男子2人。1人はアクスタ持って来て写真撮ってました。

若い!

ワタクシも10代ならしてる可能性大!ジャージは着てなくても、きっとTシャツを表に着て観てる。実際、もってるし。何枚か部屋着になってるし…。




前にも書きましたが、

ワタクシ、結構無類のハイキュー‼︎好きなんです。


一応、劇場版観る前に、直前まで電子版コミックで該当部分を読み直してみました。そのおかげで、かなり台詞やストーリーを反復できました。


やっぱりね、この映画はせめてアニメシリーズを見ておいた方が楽しいです。

登場人物とか前提とか知っておいた方が楽しみ倍増です。

ここでストーリーについても、登場人物についても詳しく書く気はないんだけれど、一つだけ書くと


ハイキュー‼︎にはイジメもイヤなやつもない!


ただただ


バレーボールを愛する高校生たちだけがいるんです。



その理由については原作者の古舘春一先生が過去に公式インタビューで語っています↓。




原作者の古舘春一先生
は、

ただバレーボールを愛する高校生たちを描きたかったんだよね。



でも、だからこそ

読者(観客) に圧倒的な熱量を持って感動をくれた

んじゃないかな?と思ってます。




昨年、映画「BLUE GIANT」三昧だったワタクシですが、以前から思っていたんです。


ハイキュー‼︎ =バレーボール=日向翔陽

BLUE GIANT=ジャズサックス=宮本大


全く異なる感じしますが、根底に流れるものは


同じだと思うんです!


それは

ひとつのコトに一直線なところ。


そして、両作品には基本的に


イジメもないし、イヤなやつもいない!

って所です。



要らないんですよ。


ふたりとも苦労はしているんです。

日向なんて、中学時代はバレー部員が集まらずに、1人でチームスポーツのバレーボールを練習していて、3年生になって一回だけ出た大会には、一年生とバスケット部とサッカー部の友だちを動員して参加したって言う経験をしてる。

高校に入って天才セッター影山飛雄と言う相棒やクセは強いがバレーバカな仲間たちを得ても、自分の実力不足だったり、低身長だったりのせいで悔しい思いをたくさんする。

勉強は苦手だから赤点も取る。その上、毎日片道30分をかけて自転車通学している(普通は40分)。試合にも負けるし、悔しい思いもたくさんしてます。劇場版の後もまだいろいろあります。


宮本大も観客が集まらなくて、ギャラも少ないから、ガソリンスタンドから始まり、皿洗いとか自動車工場とかでバイトして凌いだりしてるし、終いにはLive直前に仲間が大事故に遭っちゃう。アメリカ編では車で寝泊まりもする。(ここでは宮本大に関してはこのぐらいにしときます。もっと書きたいところだけれど。)


でも、ふたりとも

夢に向かって真っしぐら。前に進むしかないのです。



雨の日も雪の日も夏も練習練習練習。上手くなりたいから辛くなんてない。


ハイキュー‼︎はフィクションで、現実の世界ではもっと雑多なコトが起こるし、暇なヤツらがイジメてくる。(イジメるヤツは暇!) 親は親で理解がなかったり、最悪なのは、自分には実力が足りないって場合もある。


だから尚更、


何にも惑わされず真っ直ぐ夢に向かって努力し続ける主人公と、同じように前だけを見ている仲間たちの姿を見ると、私たちは、特に凡人のワタクシは、

羨ましいと思うし、憧れるし、心を動かされる。




日向はバレーボールが楽しいと言う気持ちを全面に出していて、バレーボールが上手くなりたいと思ってます。

だから、友だちになったライバル校の孤爪研磨が普段からローテンションなのが歯痒いんだよね。

初めての練習試合の後に日向が「今日は勝ってどう思った?」って聞いても、研磨は「別に普通」って答える。


そんな研磨に日向は

「次は、'必死にさせて'、俺たちが勝って、“悔しかった”とか“楽しかった”とか、『別に』以外のこと言わせるからな!!」


と言ってしまうのだ。


ココ

劇場版「ハイキュー‼︎ゴミ捨て場の決戦」


ポイントなんだとワタクシは思ってます。




日向にはなんだかんだ言っても研磨がバレーボールを好きなのはわかっている。なのに、素直に「楽しい」って言わないのを見ると、悔しくて仕方ないのだ。自分は好きで楽しいから。


何でだよ〜どうして素直に好きって言わないんだよ〜って感じかな?


きっと、研磨が好きじゃないなと思ったら、日向は何も言わないはずなのだ。

(今ひとつヤル気を出さない月島蛍を心配する山口蛍に「日向なら、ツッキーに何て言う?」と聞かれた時、日向は「何も言わないけど。だって月島はバレーやりたいかわかんねえもん」と答えている。)




なので、終盤で見せる研磨の反応を見た瞬間!

ワタクシの涙腺は完全に崩壊した。


それは、コミックで読む以上のエネルギーがあったから。


それこそ

アニメーション映画として、映像と音が持つエネルギーだった

と思う。




今回は特に研磨の心情を丁寧に丁寧に描いていたと思うが、心情を描く上で、視線にも焦点を当てる場面があって、まさに観客はコートに立っているような感じを味わう形にもなっていた。息遣い、ボールの音、観客の歓声…。


それもまた、

アニメーション映画として、映像と音が持つエネルギーだった。



どど〜ん!ぐぁ〜〜〜!!



(ワタクシに押し寄せるエネルギー)



という事で、


劇場版「ハイキュー‼︎ゴミ捨て場の決戦」監督について調べてみた。正直言って、ワタクシはオタク気質ではあるが、オタク的才能が低い凡人だ。なので、アニメーションを結構観る方だが、スタッフだったり声優さんの事に疎い。びっくりするほど疎い。なので調べる。


監督: 満仲勧


簡単に言うなら、ハイキュー‼︎シリーズ1期〜3期までとOVAの監督

シリーズ4期は別の監督で、コロナ禍の時期にも被り、海外でも作業してたらしく、激しく作画が崩壊するエピソードもあったりして、ワタクシですらちょっと怒った。


なので、多くのファンが、5期があるのならば満仲勧監督の復帰を望んでいたのだ。

なぜ4期で監督が交代したかはわからなかったけれど、その辺りのことも含めて語る満仲勧監督のインタビューを発見↓


なるほどね…。

ありがとう、復帰してくれて。
ありがとう、劇場版にしてくれて。
きっともう一つ作れます。
大ヒットですから。
ファンも後推ししてます。


人生において、ヒトが必死になる事ってどれだけあるでしょうか?
必死になってみる時があるのなら、なってみると良い。
勉強でも、スポーツでも、仕事でも、恋愛でも。
必死になれた場合と、必死になった事のない場合、きっと違う。
きっと
必死になれた場合の方が、
他人に優しくなれる。
満足した人生を終える事ができる。
気がする。
まだ間に合う。
何かに必死になってみたら良いと思うよ。



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