映画「哀れなるもの」を観たんです
映画「哀れなるもの」
を観てまいりました。
超久しぶりの洋画です。
日本映画扱いですが、ヴィム・ヴェンダース作品としてだと1ヶ月前。
俳優も外国人と言う洋画のなると、なんとウェス・アンダーソン作品で4ヶ月前でした!
なんたる日本映画とアニメばかりのワタクシもラインナップ!
今年はもう少し洋画も観ましょうかね…。
映画「哀れなるもの」はそんなコトを思わせてくれるほど
パワフルな作品
でした。
まあ、言っちゃうと、
一流アートでやりたい放題の変態映画
なんですけどね。
変態アート映画なんですけど、
先ずは
ヴェネツィア国際映画祭でグランプリにあたる金獅子賞を受賞。
ココまではアート映画の範疇。
それが
第81回ゴールデングローブ賞 主要2部門:作品賞(ミュージカル・コメディ部門)・主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)エマ・ストーンを受賞!
かつ
第96回アカデミー賞®️で作品賞、監督賞(ヨルゴス・ランティモス)、主演女優賞(エマ・ストーン)助演男優賞(マーク・ラファロ)、脚色賞、撮影賞、編集賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞、美術賞の11部門にノミネート
されたと言う。
超超メジャーな商業映画じゃんコレ!
そのおかげで日本でも
興収1億円突破の大ヒットスタートを記録!
とか…。
こんなにも変態映画なのに…。恐るべきアカデミー賞効果です。
ってことで、監督の
ヨルゴス・ランティモス
について調べてみました。
いやはや、この聞き慣れない感じの名前はギリシャ人でした。
作品は
スゴイ!
ほぼほぼ受賞作品!
ワタクシが彼の名前を聞いたのは「ロブスター」でした。
その時、既に「変態映画」と言う注釈が付きで教わった記憶があります。
「ロブスター」でロサンゼルス映画批評家協会賞脚本賞を受賞しているコトから、この時ハリウッドにロックオンされたコトがわかります。
しっかし、その
変態っぷり
は
映像美と言い、ストーリー展開と言い
ワタクシが
変態天才監督と呼んでいる韓国人映画監督パク・チャヌクに匹敵するかそれ以上
と言えるかもしれないと感じております。
さて、変態天才監督の世界を一流の芸術にまで昇華させるために重要なもの。
俳優?美術(セットと衣裳)?音楽?
そして
カメラワーク?
まあ全部ですが、今回は特にカメラワークが気になったので、
撮影監督の
ロビー・ライアン
について探ってみました。
ヨルゴス・ランティモス監督とは、前作『女王陛下のお気に入り』からの付き合いになる模様です。
今回の「哀れなるものたち」では、やたらと覗き穴から覗いているようにシーンがあって、あれはどう言うことなのかな?って気になったんです。
で、調べたところ、インタビュー記事を発見。
この記事、とてもおもしろいです。一読オススメします。
更に〜気になったのが
エマ・ストーン演じるベラの衣裳。
とにかく可愛い!
大きな大きなパフスリーブの上着とショートパンツ。
ワタクシの体型には似合わないけれど、スレンダーのエマ・ストーンにはとても似合っている。だから着ないけどね…。(着る気だったんかい?!)
ショートパンツと思っていたら、どうやらおしゃれな下着らしい?
ロングスカートを穿かずに下着姿なのは、彼女は未完成な証拠…?
そんな可愛らしい衣裳をデザインした
ホリー・ワディントン
にインタビューした記事を発見。
なんだか中途半端なイメージのインタビュー。もっともっと彼女の言葉も聞いて(読んで)みたかったかも…。取り敢えず、置いときます。
そして、最後に
音楽。
最初、ワタクシはフィリップ・グラス?なんて勘違いをしましたが、全く違う人でした。
ジャースキン・フェンドリックス
と言う作曲家と言うか、ミュージシャンでした。因みに、この名前は芸名らしい。
驚く勿れの28歳か29歳!!!
そんなジャースキン・フェンドリックスの僅かなインタビューを発見。
記事の中にもあるけれどキャリア短い。
英語のWikipediaにもキャリアとしては(日本語版がない!)、
ぐらいしか出ていない。それが、この映画の音楽部門で次々に映画関係ではノミネートされている。
きっと「運命変わっちゃった!」って彼自身も思っているかな?なんて想像してしまう。
何か他の監督の作品でも彼の名前を見るようになるのか?
かなりエキセントリックな曲調だったから…どうかなぁ〜とか思いながら、楽しみに待っていましょう。
まあ、今回はこんな感じですかね。
それにしてもパワフルで、それだけにもう一回観るとしても、ワタクシ的には時間が必要かな。でも、映画ファンとしては、たまにはこう言うパワフル作品が観たくなるってもんです。
変態の天才を存分に楽しみました。
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