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映画「ブレットトレイン」を観たんです

昨日見たトンデモ映画のもう一本は

ブレットトレイン」。

伊原幸太郎『マリアビートル 』が原作で、ブラット・ピット主演って言ったら見たいと思うでしょ〜。で、見ました。

しっかし、公開前から不穏な感想しか聞こえて来なかった。なので、「あゝ、日本を舞台にして〈また〉やっちゃった系?」と不安を覚え、それがかなり確信に変わったので、今回はケチって4Dじゃなくて普通の2D鑑賞です。

で、結論から言っちゃうと、
ハリウッドメジャーで、でも〈日本〉を代表する大企業SONYを親会社に持つコロンビアピクチャーズが
大金はたいて、
日本を舞台にって設定で
トンデモ〈度派手〉アクション映画を作ってみました
」って事でした。

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先に原作を読まなかったのかが悔やまれる。相当脚色されてるのは想像できるけど、どこをどう変えたのかさっぱりわからない。

この作品を見た後の原作者のコメントが聞きたいものです。(見る前の感想は公式サイトに載ってた。)

それにしてもツッコミ満載でした、実に。その中の一つをご紹介。

・絶対に新幹線じゃない東京から京都へ向かう超高速列車(ブレット・トレイン)“ゆかり号”

ゆかり

他にもいくつかツッコミたいポイントがあるんだけれど、それもこれも自分が日本人だからって事があるのかもしれない。他国者の場合、そうでないのかも。

って思ったら、海外の評判も賛否両論だった。

この中でもクエンティン・タランティーノの亜流なんて言われてるし、他でも見たんだけれど、わたしもある意味そう思った。

但し、『パルプ・フィクション』とか『キル・ビル』って言うメイン所じゃないんだな。プロデューサーやら脚本で関わって、更に出演までしちゃった『フロム・ダスク・ティル・ドーン』。

こちらは吸血鬼とか出てくるホラーアクションなんだけれど、3部作で、2と3はもはやB級作品。この第一部だって、「ジョージ・クルーニー様なぜにあなたがこの作品に?」ってな具合もあって、金かけました〜アクション満載のある意味トンデモホラーアクション映画だったわけで…。

ま、そんな具合で、わたしは映画『ブレット・トレイン』を見ながらこの映画を思い出していたのでした。

なので、一旦、ここで日本の新幹線を舞台にした物語だったって事を忘れよう。東京駅とか、静岡駅とか、はたまた米原駅とかまで出てくるし、京都駅が何故か終点になってるっぽいけれど、そんな事は忘れよう!どーせ日本で撮影してないし!実際とは違うし…。

そうするとどうだろうか、
・まもなく還暦だけれどお茶目でカワイイブラット・ピット様が主演で、
・126分に渡ってアクション満載で、
爆発シーンの連発で、
・新幹線と思わしきブレットトレイン=弾丸列車はほぼ粉々で、
・でも人が列車の上を走ったり飛び乗ったりして、
えぐいほどに死人が出る
製作費めちゃくちゃかかった超巨編
ってことになる。

どうですか?

ジェットコースターに乗ってる気分で楽しめば良いみたいです。いや、推してるわけじゃあないんですけどね。

あ、あと、日本語と英語のクレジットデザインって言うのかな、エヴァンゲリオンでした。多分、外国人好きです。多分、デヴィッド・リーチ 監督は日本アニメ大好きだね。特にSFアクション系。
と思ったら、インタビューでも答えてました。

大学生になってからは、日本のアニメ『攻殻機動隊』やポップカルチャーに夢中になっていた。

しっかし、同じ記事にこんな記述が…。
わたくしはこれを読んで、思わず吹きましたけどね…。まあ、しっかりしてたんじゃないですかね…。ちょっと遠い目…。まあね、外国人の目から見たファンタジーですから。

制作陣はこの物語に最も適した舞台をデザインするために、東京、駅、看板、日本のお菓子や新聞、雑誌、自動販売機、キオスクなどすべての要素が現実味を帯びるよう、カルチャーアドバイザーと緊密に協力し、幅広いリサーチをおこなったそうだ。そのため劇中の日本語のセリフや看板表記はしっかりしており、日本文化に対するリスペクトも感じられる。

最後に、ケンワタナベの影に隠れがちだけれど、しっかりとハリウッドで活躍している真田広之さんが出演していますが、彼の刀捌きは超超超美しい惚れ惚れです。これは見る価値あり!本当に美しかった。

あ、最後にって書いちゃったけれど、追記をひとつ。アメリカ生まれのアメリカ育ちで、ハリウッドで活動している日本人女優の福原かれんさんが車内販売員として出演してるんだけれど、髪の毛のせいでどうにもピアニストのハラミちゃんに見えてしまう。

#映画感想文
#ブレットトレイン
#ブラットピット
#真田広之
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