【文系大学生の蒐集する郷土玩具④】戦闘力15000!!京都の土人形。

どうも生ハムです。以前、奈良のお守り犬をご紹介しましたが、あれは2019年夏の関西旅行のときに手に入れた物でした。今回書くのもその時に入手したものになります。場所は我らが京都、伏見稲荷大社近くの丹嘉さんです。では早速、ばーん!

徳吸チョロ

その名も徳吸チョロ!!!(徳吸ってなんて読むんやろ...)チョロは江戸時代に京阪地方で流行した大道芸である「ちょろけん」のことを指します。その際の仮装に使われていたものを模したものの一つが徳吸チョロです。他にもお福チョロなどもあるようです。ちなみにこの人形は伏見人形と呼ばれるもので、ほとんどの土人形のルーツにあたるとか。

で、インパクトが凄い...。戦闘力15000だと思われます。使われている色は黄・水・赤・緑・白・金と実にカラフル。ぎょろっとした目と突き出た口に加え、顔面に手と足がダイレクトに付いており、衝撃なくして見ることはできません。また、口の下の黒ずみも見逃せません。

非常に特徴的な徳吸チョロですが、日常生活で怒りが込み上げた時に見ると怒っていることが馬鹿馬鹿しく思えますし、悩んでるときは頑張るか...と思わせてくれます。その魅力は計り知れず、きっと徳吸チョロが生活になじんできた頃には、その虜になっているはずです。

とまあ、関西旅行で購入した徳吸チョロについてつらつら述べましたが、丹嘉さんには他にもいろんな土人形が置いてありました。昔は伏見稲荷大社近辺に多くの伏見人形の窯があったそうですが、大戦などを経て現在ではごくわずかしかなく、文化的にも歴史的にも大変貴重です。本当に素敵なものが置いてあるので、京都に行くときは寄ってみることをおススメします。

ではでは。




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