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面談をストレスに感じていませんか?

新入社員,新しく研究室に配属になった大学院生など,6月ともなれば,そろそろ新しい環境にも慣れて,ウィークリーorマンスリーの進捗フォロー会議が始まる頃かと思います.交渉の苦手な日本人は,特に上司との1on1(面談)をストレスに感じている人が多いのではないかと推測します.
もちろん私もその一人です.

なぜ面談がストレスなのか

どうして面談をストレスに感じているのか.
それは,『面談をテストのように受け止めているから』ではないでしょうか.面談をするたびに,何か査定されている,あるいは能力評価されているように思ってしまっている.

Aプロジェクトの進捗達成度は80%でまずまず.
でもBプロジェクトは50%.達成率は,半分か.
うわっ,Cプロジェクトにおいては20%程度.
全然だめじゃないか...
こりや怒られるな.印象悪くなって,今年の査定は...

こんな風に捉えていたら,そりゃ気も重いはずです.

1on1の本来の目的

大人数での会議だと,なかなか仕切るのは大変です.
色んな思惑,立場の違い,利害の不一致,大きなビジョンは一緒でもアプローチが違ったり,思いもしなかった質問に議論が沸騰して,頭に思い描いていた結論になかなか運べない...

そんな大多数の会議より,誰かとの1対1の会議は,はるかに準備しやすいのではないか.ましてや,上司であるなら,ある程度,人柄や考え・方針は見えている.だったら,対処できるはず.

今まで,定期的な1on1会議査定をごっちゃにしていた.
よく考えてみると,面談も会議の一形態であって,何ら緊張を伴うものではないはずです.
なぜなら,会議は
 ① 現状を共有し
 ② 課題を明確にし
 ③ 課題解決のためのアクション
協議(相談)するためにするものであるはず.
そう考えたら,やるべき事前準備が見えてきました.
そう,テンプレートを作成することです.

準備(テンプレート化)

進捗達成率が,予定の80%を割り込みそうなものは,必ず上司と調整/相談案件です.なので,下図に示すようなテンプレートの最重要と位置付けて,Aのトップの項目に記入するようにしました.

1on1 テンプレート

現状を整理して,課題と思われる項目を列挙します.
その課題に対する方策を2,3挙げておく.

最も大事なのは,最終的に上司との1on1で得たいゴール(合意事項)を明確に持つことだと思います(テンプレートの一番右側の列の合意事項).

『いつまでに,上司が/自分が,〇〇をし,△△を吟味して,見直したゴール◻︎◻︎に辿り着く』という合意事項のすり合わせをきっちり済ませることが1on1を行う意義だと思います.

キーワードの欄には,外国人上司との面談なら,ニュアンスが伝わりにくいような補足事項を書いておくとか,ちょっと知っておいてもらいたい背景とかをメモ書きする.

このような事前準備をしっかりやって,無理なく/無駄なく/ムラなく,ハッピーに仕事を続けて行きたいと思っています.

特に,新社会人の方々,最大限のエールを送ります!
地道な準備かもしれませんが,未来は明るいぞ!


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