番外編:メンタリストDaigoさんに思う、できる人の読書術

こんにちは大黒龍一です。最近、新しいことをはじめて更新が滞っていますが、一定の成果がでればこちらでも面白い記事を書けるかと思います。

今回、番外編として容量のいい人の読書術について話したいと思います。

昨日メンタリストDaigoさんが1日20冊本を読むという記事を見ました。正直、僕はDaigoさんについてよく知らないし、全然真実と違うかもしれないんですけど、

やっぱり、それが小説なのか、新聞なのか、ビジネス本なのか、教科書なのか、論文なのか、人によって違いはあると思うんですけど、1000万以上を稼ぐ優秀な人たちは多かれ少なかれ、活字を読む=読書をライフワークにしている印象です。

私もそうです。医者になって○○年ですが、今でも大量の文献を読んでいます。でも、人によってはこう思う人もいるかもしれません。

そんなにたくさん、速く本読んで頭にはいってるの?

と。では、そう思うあなたに問いたい。

あなたは、じっくり本読んで、その内容頭にはいってるんですか?

と。私は、すごく頭がいいわけではありませんが、それでも一応、難関の医学部を合格しているので、世の中の人よりは頭がいいという体で話しますが、正直、じっくり読んでも、一ヶ月後にはほとんど内容忘れてるんですよね。僕でも。ということは普通の人がとてもじっくり本を読んでも内容を一字一句鮮明に覚えているとは思えません。

僕が思うにできる人って読書に2つの目的を使い分けてるんですよ。

①ひとつめが何かを習得する目的の読書です、試験に合格する、資格をとる、テクニックを知る。なんでもいいです。たしかに、目的を達成するために必要な読書はあります。ただし、この場合はinputだけではだめなんですね。outputする場面がないと絶対技術、学力として定着しません。人間はinputと同じくらいoutputをしないと記憶が定着しないようにできてるんです。なので、勉強ができる人、容量がいい人は教科書を読んだらすぐ実践します。試験なら問題集を解きます。だめな人はずっと教科書だけを読んでinputしかしてないです。これが勉強いっぱいしてるのにテストで点とれない人の典型です。

これは読書のひとつめの目的で、これが一般の人の大半の読書のイメージ、スピード感だと思います。これですらもoutputという大切な過程が抜けている人が多いんですよね。はあちゅうとかがよく、ツイッターで読書したときに大切なセンテンスを自分で書き起こして、読書メモをつけていますが、あれはほんのささいなことですがoutputするのに非常にいい方法なんですね。彼女が意識的にやってるのか無意識的にやってるのかは知りませんが。彼女はやはり賢く、読んだ本の内容をoutputして効率的に読書を自分のスキルアップに利用できてるわけです。

で、読書のもう一つの目的があります。

②それは記憶のindex作りです。これが①と何がちがうというと内容を理解しようという真剣度が違います。いや、真剣なんですけどね、この読書の目的っていうのは極論でいってしまうと「この本の第○章あたりに△△についてかいてあったなー」ということを知るだけでいいんです。だから極論、内容を深く理解していなくても、この本にはこういうことが書いてあると把握するだけでいいんです。だから僕は②のモードで読む本はめちゃくちゃ速く読みます。このページ内容無いなぁとおもったら読み飛ばすこともあります。名詞だけを追っていって、ここはちゃんと読んだ方がよさそうだなってとこだけ読むこともあります。

なぜこんなことをするかについてお話しします。

人間、いつどんな場面で、どんな知識が役に立つか分かりません。

たとえば、あなたが今、健康だとして、癌と闘病した人の自叙伝を読むとします。そのときはあなたは健康なので実感もないし、まして速読していたら、一週間もたてばほとんど詳しい内容は忘れいているでしょう。しかし、その中でたとえば、癌に有効だった民間療法の話が書いてあったとします。その一年後、あなたがもしも不幸にも癌になってしまったときに、この時の読書が生きてくるんです。あなたは思うでしょう「そういえば、あのとき読んだあの本に内容は詳しく覚えてないけど、民間療法のことがかいてあったなぁ」と。そしてもう一度、本をとってそこだけを読むのです。そうしたら、もしかしたらあなたに合う民間療法が見つかるかもしれない。(たとえが下手ですみません)

記憶のindex作りというのはこういうことです。できる人、容量がいい人というのはこのindexの数が多いです。おそらく超人をのぞいて内容について空で言える人はほとんどいないと思います。でも、彼らは知っているのです、あの本の○○ページに書いてあると。これが読書をライフワークにしてる人としてない人ではもう、天文学的にindexの量が異なってくるわけです。

あの本の○○ページに書いてあるということを知ってるということは、別にあなたが試験とかを受けるわけではないのであれば

これはもう知っていることとほぼ同義です。

逆に、知らないことっていうのは存在しないことと同じ

なんですね。だから、本を読まなければあなたのindexは増えない、すなわち存在しないので、世界は永遠に広がりません。逆に本を読めば無限にあなたのindexは増えて、無数の知識が貴方に存在するようになるのです。その無数の知識を取捨選択して使えばいいのです。

優秀な人は読む文献は違えど、こういう作業をしているし、①と②の目的をわけてしていると思います。なので、②のときは速読でいいんです。適当でいいんです。割り切ってたくさん本を流し読みしましょう。

読んでくさって、ありがとうございます。

大黒龍一。


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