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集中治療

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記事一覧

【異常値は?】SpO2とPaO2はどっちが大事?【高すぎもダメ?】

SpO2,PaO2,どちらも酸素化の指標ですよね? 敷居が低いのはSpO2なのではないでしょうか? …

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「浮腫に利尿薬は使用しません」【浮腫治療における適切な利尿薬の使用方法を考える】

みなさん,浮腫に利尿薬は使用しますか? 「いや,使用するでしょ?」 「適応病名にも"浮腫"…

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【今さら聞けない】カテコラミンの使い分け,これだけ知っとけばok【保存版】

※2021/4/13,こちら☟のページに改訂・改良した記事を掲載しました. 以下は,改訂前の過去…

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【実臨床で困るやつ】利尿薬抵抗性の原因と対策➁:対策編【保存版】

(2022/10/11追記) 前回に引き続き,利尿薬抵抗性の原因と対策です. 今回は,実践編. 0…

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【実臨床で困るやつ】利尿薬抵抗性の原因と対策➀:原因編【保存版】

利尿薬の使用に苦手意識がある人. 苦手意識の1つの原因に 「利尿薬を使ったのに効かない!…

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【どんな病気?原因は?】タコつぼ型心筋症について【治療・管理の方針】

※2021/2/2加筆修正 タコつぼ型心筋症って聞いたことありますか? ストレス性の心筋症と呼ば…

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【たいてい脱水】高ナトリウム血症の原因【尿崩症の鑑別方法】

最近,ナトリウムの調節機構に触れた流れで,今回は高ナトリウム血症についての解説です. 高ナトリウム血症の基本まず,水とナトリウムの関係を知っていた方がいいので,あまり良く知らないという方は,こちらの記事を先にご覧になってください. 高ナトリウム血症は,基本的に脱水だと思ってください. 高ナトリウム血症は脱水    高ナトリウム血症の成立:補正機構の破綻➀例えば,あなたが健常人だとして,高ナトリウム血症になるのは難しいです. というか,正確には,高ナトリウム血症を維

【2つのポイント】血清ナトリウム値の異常は,こう考えると理解できる【低Naの話中心…

低K高Kなどと違い,低Na高Naって,解釈が難しくないですか?(特に低Na) 低Naというだけ,病…

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【代償機構や強心薬の考え方】循環動態の基礎➁【"敷かれたレール"と"銀河鉄道状態"】

前回,循環動態の基礎ということで,フランクスターリングの法則の導入的解説をしました. (…

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【フランクスターリングの法則】循環動態の基礎➀【心不全・補液の基本とフォレスター…

心臓は,全身血液を送るポンプの臓器です. 心臓は,ゴムのように伸縮する心筋のかたまりです…

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フロセミドの持続投与に意味があるかを考える【vs ボーラス投与】

今日は小話です. フロセミドの持続投与をみたことありますか? あれって意味があるんでしょ…

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「人工呼吸器の設定・管理が苦手」な人が不安な当直をなくす方法➀【まずは2つのポイ…

人工呼吸器の本やセミナーはたくさんあります. それだけ,需要があるということで,多くの医…

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急性期NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)の特徴・適応疾患・注意点

NPPV:Noninvasive Positive Pressure Ventilation は,日本語でいうと,非侵襲的陽圧換気,で…

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抗凝固管理視点でみたIABPの管理

補助循環の1つであるIABP. いくつかある補助循環の中では,比較的侵襲性が低く,CCUなどに関わる医療スタッフの方であれば,管理する機会は少なくないと思います. IABPに触れたことのある方は,IABP管理主要な項目の中に,ヘパリンによる抗凝固療法があることをご存知かと思います. でも,実は,IABP管理の抗凝固療法にエビデンスがないことはご存知ですか? それでも抗凝固療法をするのは,ガイドラインでは推奨されているからです. 今回は,この,エビデンスと推奨の狭間で