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医学書や論文でしか語られない!亜鉛はサプリでは補えない!絶対にこの記事を読むべき理由

亜鉛欠乏症と診断された場合、食事療法やサプリメントの摂取では改善しないことが多い事実はみなさんご存知でしたでしょうか。

亜鉛は、人にとり必須微量ミネラルであり、成人男性なら約2gが体内に存在、各種酵素の形成や造血機能、皮膚代謝、味覚維持などの働きを担っている。亜鉛が欠乏すると、皮膚炎や脱毛、貧血、味覚障害、下痢、食欲低下、骨粗鬆症などの症状がみられ、性腺機能低下やとくに小児であれば発育障害を引き起こします。

こうした身近にあるはずの亜鉛欠乏について、一般臨床ではあまり知られておらず、主な教科書や論文でも本症の症状が鑑別診断の対象とされていないことがほとんどです。実際多くの場合、医療現場で見逃されている場面に遭遇し、治療が得られないまま状態が悪くなり続けている患者の診察を数多く任されてきました。

小児で食欲不振、低身長があれば亜鉛不足が容易に推定され、また成人であれば味覚異常、脱毛、貧血、長期の薬剤使用などがあれば亜鉛欠乏症を疑うサインとなり治療によって状態は簡単に改善します。みなさんも医師の安易な検査、診断だけでなく亜鉛欠乏の本当の兆候、その恐ろしさをこの記事で知っていただき、疑ったら血清亜鉛値を検査してもらうなど日々の診療に生かしてもらいたいと思います。

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