木曜フジ系夜22時「アンサング・シンデレラ」
金曜NHK夜22時「ディアペイシェント」を
連続で見ると、どっちのドラマを見ているのか
わからずごっちゃになると前に書きました。

木曜日のドラマで保管庫の麻薬がなくなった話
の時は「きっと犯人は田中哲司だ！」と
予想しながら見ていたら、田中哲司は金曜日の
ドラマに出ていて木曜日には出ていないんです。

勝手にごちゃごちゃになりながら見ていたので、
お医者さんと薬剤師の話にミックスして
作ればいいのにとか勝手なことを言ってました。

が、なんと！金曜日のドラマで貫地谷しほりちゃんの
お父さん役伊武雅刀さんが、木曜日のドラマでは
末期がんの中華料理店の店主役で出てきました。
私の勝手な夢・・壊れる。ミックス失敗。

どちらも見始めてしまったので、しっかり、
木曜日は薬剤師の話、金曜は医者の話。
と、頭の隅に置きながら見ることにしました。
なんでそんな苦労してまで見てるのか。

で、見ていたら、木曜日の薬剤師の方は、
「感動しろよ～ほらほら～どうだ～」
ってわざとらしく感動を誘ってくるんです。
私はそんなピュアじゃないので、ちょっと
興ざめすることが多くなりました。
やっぱり近年のフジのドラマはチープだと
感じるのは感動の押し売りをしてくる所。
石原さとみちゃんのセリフもなんか浮いてるし。
とうとうながら見になってきてしまいました。

で、勝手にちょっと泣き笑いしたのは金曜日。
ＮＨＫなのでとても丁寧に作られています。
私が泣き笑いしたのは、4話の中島ひろ子の回。

ひろ子は酷い便秘で腸閉塞で緊急搬送。
緊急搬送される前の通院時は、
モンスター患者だったひろ子に、
貫地谷しほりは懸命に改善方法を考え、
寄り添おうとします。で、同僚に教えてもらった
便秘解消体操を一緒にやりましょう！
と、広場に呼び出して、無理矢理体操する。

ひろ子は最初は嫌々だったけど、
途中からめちゃくちゃ楽しそうに体操。
終わったら「気持ちいいわねぇ」と感想を述べ、
便秘になりはじめたのはと、思いおこしてみると、
10年前にお母さんに酷いことを言った翌日、
お母さんが脳梗塞で倒れて他界・・。その後すぐ
一生懸命頑張っていた花形の広報の仕事から
コールセンターへ移動した時からだと気づいて、
貫地谷しほりに話しているとほっとしていた。

ら、さすが便秘体操。
話しているとひろ子は強烈な便意を感じ、
トイレへ猛ダッシュ。便器に腰をかけると、
えっ？出産？っていう苦しんでいる
表情がもうなんてすばらしいの！

産み落とした後の安堵と爽快な顔は
幸せがあふれていて、ウンコが出ただけ
なのに、なんか感動してしまって、
涙がちょっとでて大爆笑してしまった。

出産シーンはたくさん見たことあるけど、
お通じのシーンをあんなに忠実に
表現しているドラマってあったかな。
あってもただ座って困ってるぐらいじゃ。
勿論、このシーンは心の解放もちゃんと
表現してるのが素晴らしいんです。

その後、ひろ子様は（感動したので敬称付）
貫地谷しほりの便秘解消食事や、体操で
順調に便秘を改善していっている模様。
表情も明るくなり幸せそうでなによりです。

中島ひろ子様は昔から、出てくると安心する
職人のような女優だったけど、今回は
あの貫地谷しほりでさえちょっとかすむ
神女優であったことを確認しました。

こんなに患者に寄り添える貫地谷さん
みたいなお医者さんもいたらいいなぁ。
でも、やっぱり、病気って
運動不足から始まることが多い？
とも、思い、さあ運動運動！と
主治医に言われてる私も、
楽しく運動がんばろうかなと思いました。

って、ディアペイシェントはちょっと楽しそうな
ドラマに見えますが、田中哲司と升毅が
不気味でちょっとホラーな時もある
不思議なミステリードラマなんです。
いったいどうなるんだろう、ドキドキ。
結局、金曜日の方にハマッてきました。