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円安!ドイツ出稼ぎについて考察

最近メディアで海外出稼ぎが流行ってると報道があるようで、ドイツで出稼ぎするのはどうなのか考察してみました。

まず、ドイツで正社員として働くには経験がないとなかなか難しいです。さらにほとんどすべての職種に職業訓練などがあり、未経験ではなかなか入れないと思われます。例えばお店の販売員も職業訓練があります。

そこでドイツですっと入れる職業としてはIT系や飲食店の接客などでしょうか(料理人もまた職業訓練があるので難しいのではと思います)。IT系や大きな都市での飲食ならドイツ語が出来なくとも英語で生きていくことは可能です(もちろんドイツ語が出来るに越したことはないです)。

IT系でしたら月4000~6000ユーロくらいはもらえると思います。手取りは家族構成にもよりますが大雑把に2500~4000ユーロ程になるでしょうか。出稼ぎとなるかはこの後に示す生活費~贅沢の範囲までご自身次第といったところでしょうか。節約すれば結構貯まると思います。

飲食系でしたら一般法定最低賃金で考えて、最低賃金12ユーロ×週40時間×4週=1920ユーロとなり、独り身なら手取りで1400ユーロ程でしょうか。
夜間は25-30%増し、週末は50%増し、祝日は125%増し、クリスマス休暇は150%増しとなるので働き方次第ではもっと稼ぐことが出来ますね。1日平日休みにして日曜働くとすると12×8×0.5×4=192ユーロとなり手取り1550ユーロ程になるでしょうか。飲食で夜間も働けば1800ユーロ程でしょうか。

またドイツはチップがあるのでチップ代を別でもらえるレストランなら非課税でかなりの額になると聞きました(ただしチップ込みの給与のところもあるので確認が必要)。

シェアハウスに住めば街によって200から500ユーロ程で部屋が借りられ、食費は多く見積もって300ユーロ、保険は既に引かれているのであとは自由に使えるお金ということになります。2023年はドイツの学生の月の生活費が934ユーロということなので、だいたいこの計算で合っていると思います。
月に1000ユーロ程貯金が可能になりますかね!ちなみにこれは学生や20代などの生活水準であり、日本でも同じですが贅沢をしようと思ったら天井がありません。

ざっくばらんに見積もってですが、頑張れば飲食でも年間12000ユーロ(今のレートなら188万円ほど)貯められそうです。IT系なら尚のこと。

メディアで話題のオーストラリアには負けるかもしれませんが出稼ぎに興味のある人は一度熟考してみてください。

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