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スポーツが文化になるために、というお話

先日、新潟が誇る世界的なアウトドアブランドである snow peakへ行ってきました。本社にキャンプ場がある世界で唯一の企業です。

行ってきました、といっても別に企業間で取引があるわけでもキャンプをしにいったわけでもなんでもなく、燕三条にあるBitというレストランの周年祭でBBQが行われるということで家族と一緒にお出かけがてらお邪魔させていただきました。

ヘッダーの画像で、9/23 のイベントバナーをiPadで出しているのですが、あまりにもいい天気だったために真っ黒なiPadを持ってるだけに見えるのはご愛嬌です。改めて画像貼ります。

なぜ、わざわざsnow peakの本社でこんな写真を撮影したのか、という点ですが、よく耳にしますが「スポーツを文化に」ということを既に手のひらの中に収めているとも言えるのがsnow peakというブランドです。

snow peakの本社を見るたびに実感するのは「これだ」という実感にも似た感情が芽生え、それと同時に羨ましいとすら感じます。

もちろん、代表である山井さんをはじめスタッフの方々が感じて来られた壁や課題、苦難といったものは僕なんかに想像もできないのですが、それらを乗り越えてきた末に勝ち得たもので、そうそうに真似できるものではありません。

それにしても、いわゆる「競技スポーツ」が「文化」となるための時間も大いにあったのだと思うのですが、なぜ、「スポーツを文化に」とわざわざ言わなくてはならないのでしょうか


「文化」という言葉を調べてみると以下のように出てきます。

1. 世の中が開けて生活水準が高まっている状態。文明開化。 「―生活」
2.人類の理想を実現して行く、精神の活動。技術を通して自然を人間の生活目的に役立てて行く過程で形作られた、生活様式およびそれに関する表現。

生活水準が高まった状態、というのはサブカルチャーを楽しむ上での前提条件だとも言えますが、そもそも今日の食事にも困るような状態というのであれば、そもそもスポーツをはじめとした「娯楽」への支出などできません。

スポーツというのは根本的に「娯楽」や「遊び」といった余暇時間の使い方であり、それが前提だということです。

AI(拡張知能)やBI(ベーシックインカム)の議論が様々なところでされるようになっており、それによって労働時間の集約が起こり、可処分時間が増えるとも言われていますが、そうなった際にスポーツの出番だとも。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

というのも、そもそもスポーツにそれだけの力がある、と驕り高ぶってしまうことは危険なのではないかということ。

そして、スポーツだけが可処分時間を獲得できるボーナスを提供してもらえるわけではありませんので、何もせずに過度な期待を抱いてしまうことは自らの首を絞めることにもなりかねません。

スポーツはエンターテイメントですから、ライバルとなるのは音楽や演劇をはじめとしたものもそうですし、アーカイブでの視聴といった時間に縛られない状態での閲覧といっても映画や漫画、ゲームなど、多くのライバルが常にひしめきあっています。

スマートフォンやタブレット、PC、TVなどの「画面の占有」を何がするのかという点で、これからは血みどろの闘いが待ち受けているとも言えるわけで、そうなった際に何を選択するのかという点で抜きん出るために必要なのは、生活に密着した存在であるかどうか。

自分の生活の中に自然と組み込まれ、その時間をわざわざ確保したいと思えるかどうか、思ってもらえるかどうかという点がカギな訳ですが、そのためにはストーリーを共有できているのかどうかが必要なわけです。

ここが各エンターテイメントがひしめき合う中でスポーツが抜きん出る上で重要で不可欠な要素なのではないかと思っていて、逆にいうとそれができなければ抜きん出ることなど不可能といえるのではないか、ぐらいに思ってます。

上で書いたように「スポーツが文化に」なるために、と息巻くのではなくあ、あくまでも自然体でありながら、共感してもらえるストーリーがあるかないか。

あるとしたら、そのストーリーの出し方が必要なのではないか、と。

新潟が誇るアウトドアブランドであるsnow peakは、地方都市からでも中心地を確保できた圧倒的なまでの先達であり、学ぶべき点が大いにある存在です。

本拠地であるヘッドクオーターを訪れてみて、その存在感に驚嘆するとともに、新潟にあることに対して誇りを感じた次第です、というお話でした。

そして、0923 新潟で #スポーツの未来に僕たちができること を開催し、そこで一緒に考えましょう!

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