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「養分化」せずに生きていきたい

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

近年、SNSやブログでよく「オンラインサロン」見かけるようになりましたよね。最近はちょっと下火になりつつあるのかな。Google Trendsで検索してみたら、直近5年間で2021年1月末から2月初旬までがピークだったようです。

完全にオタキングこと岡田斗司夫さんの『評価経済社会』を地でいくことができるようになった!と話題になっていましたが、1995年に『僕らの洗脳社会』、2011年にアップデート版である『評価経済社会』を出した岡田斗司夫の慧眼には敬服するばかりですよ。(それらの詳細は説明する気ないので、ぜひググってみてください!)

オンラインサロンには、著名人や専門家が主催するものから、趣味や興味を共有するコミュニティまで、そのバリエーションは豊富で、メルマガの延長線上のような認識を持っている方もいらっしゃるでしょう。

一方で、簡単に高収入を得られると謳う「情報商材」も増えてきましたよね。たとえば、「月収100万円を稼ぐ秘密の方法を公開!」といったキャッチフレーズに惹かれて思わず広告をクリック(タップ)し、購入を検討したことがある人もいるのではないでしょうか。

まぁ、ご存知の通り、実際には期待したような価値が得られないものも少なくありません。特に情報商材の中には、高額な料金を支払ったにも関わらず、具体的な方法やノウハウが提供されないケースもあるようですし、ググってみると嘘か誠か、被害者の口コミに溢れてます。

ボク自身、なんていうか、そんな「養分」にはなりたくないなぁ…精気だけ吸われて見た目はどうしようもない腐葉土ではいたくないなぁ…と常々考えていたりするわけです。

そこで、そんなリスクを避けるための思考実験として、今回の一筆書きをしていこうと試みておる次第ですので、お付き合いいただける方はぜひ読み進めてください!


オンラインサロンと情報商材の基本的な違い

さて、オンラインサロンと情報商材って何が違うんでしょうね。一見すると、有名な人たちや専門的な知見や知識を保有している人たちが真偽の程は置いておいて「(自分にとって)有益だと思える情報」を提供してくれる点においては共通しているでしょう。

それらの違いって何なのかを、改めて考えてみたいのです。

オンラインサロンは、特定のテーマや興味を共有する人々が集まり、情報交換やネットワーキングを行うオンラインのコミュニティのことを指すんでしょうね。

たとえば、起業家やフリーランスを目指す人々が、ビジネスのノウハウや経験を共有するためのサロンがありますよね。堀江貴文さんのホリエモン大学とか、西野亮廣さんのエンタメ研究所なんかが先駆け的でしたね。

そこに属することの主な価値は、専門家や経験者からの直接的なアドバイスや、同じ目標を持つ仲間との交流の場を提供することにあることでしょう。ホリエモン大学なんかでは実際にイベントを企画したりしてますから、実際に手を動かしながら人脈などを広げて自分のビジネスに活かしたり…なんてことをやったりするわけです。

ある種、共産的な活動だと捉えることができるかもしれません。

一方の情報商材。

特定の情報やノウハウを提供するための商品やサービスを提供します。たとえば、株の投資法やダイエット方法など、様々なテーマの情報商材が市場に出回っていますが、中には実際の効果が疑問視されるものや、過度な宣伝が行われるものも少なくありません。

煽るだけ煽っておきながら、お金を支払ってもリターンが得られないのですから、完全に詐欺だといえるものも存在するといったように、情報商材にてを出すことによって高額な料金を支払っても期待した効果が得られないことや、誤った情報に基づいて行動してしまうことがあり、この点はオンラインサロンとは違う点かもしれませんね。

どうしても避けたい 「養分化」

「養分」という言葉、あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、特定の商材やサービスにお金や時間を投じるものの、期待したリターンを得られない人々を指す揶揄です。悪口みたいなものなので、真剣に養分化している人に向かって「貴様は養分である」とかいうと、関係性が壊れるので注意してください。

たとえば、インターネット上で「短期間で大金を稼げる」という情報商材を購入したが、実際にはその方法が現実的でなかったり、全く効果がなかったりするケースにハマってしまっているとしたら、それはもう残念ながら養分として大成功してしまっています。

養分となることのリスクは、何よりもまず金銭的な損失でしょう。5万円の情報商材を購入したものの、その内容が一般的な情報しか含まれていなかった場合、その5万円は水疱と帰すわけです。

株式投資で儲ける方法!とかって文句に惹き込まれて支払ってみたものの、手元に届く情報が「価格が落ちた時に買い、高くなった時に売るのです!」みたいな情報だったら何の得にもなりませんから泣きたくなりますよね。

時間的な損失精神的な損失が生じる可能性も大きなリスクです。

特定のオンラインコースやセミナーに参加し、数ヶ月間その方法を試してみたものの、まったく結果が出なかった場合、その間の時間は取り戻すことができませんし、期待していた結果が得られなかったことによる失望感や、他者に騙されたという屈辱感。

金額的な損失も相まって、どん底に突き落とされたような心地になるのは想像に難くありませんし、これをきっかけに自信を失ってしまい、それ以後、人間不信みたいになってしまってもおかしくありません。

最も深刻なのは、詐欺や不正行為に知らぬ間に巻き込まれるリスクでしょうか。

何気なく登録したクレジットカード情報を不正に取得され、大金が引き落とされるケースや、自分以外の友人や知人の個人情報が第三者に漏れることで、さらなる被害に遭う可能性も考えられます。

こうやって買いていても背筋がゾクゾクしてくるぐらい、養分となることのリスクって多岐にわたりますし、何よりも自分の尊厳を守るためにも養分化することは避けていきたいところです。

賢く生きるための情報活用術

じゃ、養分化しないためにはどうしたらいいんでしょうねってことを少しない頭で考えてみます。

情報の非対称性の理解

何よりも、世の中には情報の非対称性ってのがあることを認識した方がいいでしょう。一部の人々が他者よりも多くの情報を持っている状態、これを「情報の非対称性」と言います。

世の中で行われている商売は、これを軸に回っているといっても過言ではありません。

たとえば、あるダイエット方法が「科学的に証明された唯一の方法」として宣伝される場面を想定してみます。これは、情報の非対称性を活用したマーケティングの一例ですが、消費者は、情報の正確性を確認する手段が限られるため、独占的な情報を持つサービスや商品に魅かれやすくなります。

他にも中古車の購入なんかをみても、販売する人たちは過去の事故歴や隠れた欠陥について情報を持っていますが、購入した人はその履歴を知らない場合ってありますよね。最近だとビッグモーターが話題ですが…ゴフッ!!

職場の採用に至ってもそうです。応募者は自身のスキルや過去の実績を正確に知っていますが、採用担当者は面接や履歴書から判断するしかありませんから、完全に把握できるわけではないですよね。

世の中には多くのことが情報の非対称性で溢れており、その間隙をぬってお何かしらの利益を得ようとする動きはなくなることはありませんから、まずはそういうことがあるんだよねってことを把握することです。

自分で調べられるだけ調べる

情報の正確性を確認するためには、自分自身でとにかく限界まで調べることです。他にできることは何もないといってもいいでしょう。騙されて養分になりたくないのなら、情報の真贋を自らが調べるようにする癖をつけるべきです。

インターネットでの情報収集すれば根拠となる論文を読むことだって可能でしょうし、関連する書籍を読むことで、より深い理解と体系だった知識習得をすることができます。

それでも騙されたのであれば、もう仕方ありません。あきらめましょう!相手が上手だったのです。自分では叶わない相手だったのだと白旗をあげる他にありませんよ、それは。

ただ、情報の非対称性は避けられないものとして受け入れることも大切です。その中でどう自分を守り、賢く行動するかが問われるのです。情報を収集し、分析し、そして行動する。このサイクルを繰り返すことで、情報の非対称性に振り回されることなく、より良い選択をすることができるようになりましょう。がんばりましょう!

おわりに

結局、最終的には騙されないようにがんばろうって話で終わるあたり、ボクの無能さが浮き彫りになっていますが、それでも最後までお付き合いいただいたみなさん、感謝申し上げます。ありがとうございます。

またお付き合いいただけると嬉しいです。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)


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