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ワーケーションとは何か。生産性や取り組める人や企業とそうではない人や企業について考える。

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

最近、『ワーケーション』って言葉を耳にするようになったと思いませんか。いえ、思わないのであればいいのです。ラーケーション、なんて言葉も出てきてたりしますし、カタカナが広がっていくことがいいことだなんて、ぼくも思っていません。

あ、こんな話をしたいのではなく。

人類にとって脅威の存在だった(今も脅威だってことは重々承知していますが、ワクチンも完成できてなかった時から見て…です。)新型コロナウイルスの影響でリモートワークが一般にも認知され、実施する企業が増えたことから一気に脚光を浴びれるようになったのがWorkとVacationを組み合わせたWorkation (ワーケーション)です。

そんなワーケーションについて、パーソル総合研究所が「ワーケーションに関する定量調査」と題して調査を行っており、その中で「全集業者の17.4%はワーケーションを経験しているものの、そのうち4人に3人(75%)は自覚をしていない」なんてことが書かれていました。

なるほど、これはワーケーションってものがどんなものなのかってことが認知されていないから起こる不幸(?)であって、この無知と無理解を乗り越えることができればワーケーションの実践者が増えることでしょう。以下には日本ワーケーション協会が公式で展開しているワーケーション関連のnoteマガジンですが、ここに記載される「実践・体験記」が増えていくことを目指すのであれば、ワーケーションの理解を広げる必要があります。

そこで今回は、ワーケーションの無知と無理解を是正しようと立ち上がったわけです。

普段とは異なる環境で業務を行うことができることで生産性を上げることができるとか、仕事をプライベートを組み合わせる位ことによってストレスの軽減やリフレッシュにつながる可能性が期待されている一方で、セキュリティや労務管理、法的な側面など、考慮すべきポイントが多いのも事実です。

特に日本のような保守的な仕事観の根強いお国柄においては、これらの課題がしっかりとクリアされなければ、企業文化やビジネス慣習に適合しない可能性もありますので、それをどうにかしようとするのが今回の趣旨です。

随分と大きな態度ではじめてしまったので、ついつい身が縮こまってしまうものの、勢いのままに走っていこうと思います。

ワーケーションとは何か

ワーケーションの定義と目的

先にも触れましたが、ワーケーションとは、"Work"(仕事)と"Vacation"(休暇)を組み合わせた造語で、仕事をしながら休暇地などのリラックスできる場所や環境で過ごす働き方のことを指します。

ワーケーションを行うことの目的は一つではないものの、主たる目的としては普段とは異なる環境で業務を行い発想が広がることによって生産性の向上やメンタルヘルスの維持、ワークライフバランスの改善といったことが挙げられることが多いでしょう。

メリットとデメリット

聞きなれないってことは馴染んでいないってことであって、馴染んでないってことはメリットもデメリットもわからないってことになりますよね。それぞれをいくつかを簡単に書いていきます。

生産性向上、仕事に対するモチベーションの向上

まずはメリットから触れていきます。

普段とは異なる環境で働くこと、つまり非日常環境で仕事をすることになりますから、その環境から刺激を受けることによって仕事の能率、つまりは生産性を上がることが期待できます。

さらに、非日常環境だからこそ逆に日常に対する振り返りが起こり、その日常の振り返りから刺激を受け、これまでにない発想ができることから創造性が向上できることも期待できるでしょう。

また、仕事とプライベートをうまく組み合わせることで、リフレッシュの時間を設けることが容易にできるため、仕事に対するモチベーションも高めやすくなる可能性があります。

セキュリティリスク、労務管理の課題

一方で、普段の職場がガチガチにセキュリティを利かせている職場だったりすると、外部のネットワークを使用することでセキュリティリスクが高まる可能性があります。

自社以外のネットワークに接続することによって情報漏洩のリスクだってあるでしょうし、オンラインで参加するミーティングの内容を他に聞かれる可能性だってあるわけですから、声の大きさや内容が漏れないように木を配る必要があるでしょう。

また、ワーケーションに限った話ではなくリモートワークやテレワークを行う場合には労働時間の管理が難しくなります。いつでも働けるってことは、いつまでも働けてしまうってことになりますから、労務管理の面において課題が生じるため対策が必要となってきます。

ワーケーションを行う際のコツ(みたいなもの)

普段とは異なる環境であるとはいえ、基本的には仕事をしにいくわけですから、ワーケーションを実施する人たちは結果や成果を期待されていることを自覚しなければなりません。

コミュニケーションのコツ(報連相)

たとえば、リモートワークやテレワークを行う以上、報連相(報告、連絡、相談)は非常に重要で、連絡のツールがメールではなくチャットやZoomを中心としたオンラインミーティングツールを使うことになるわけで、それらをうまく活用し的確なコミュニケーションを取れるようになることが求められます。

定期的な報告や連絡、相談が必要とされることを意味しますが、これを怠ると業務の進行に支障をきたす可能性がありますので注意しなければいけません。

導入できる業種や職種と導入しづらい業種・職種

これは仕方のないことではありますが、ワーケーションをするためには、基本的にリモートワークやテレワークが可能な業種や職種に限定されてしまいます。

じゃ、具体的にどんな仕事をする人たちがワーケーションをしやすいのか、逆に容易には導入できなそうな人たちはどんな人たちなのか。導入ができなそうだったとしても一部は可能な人もいるんじゃないのってところを考えていきます。

容易に導入できそうな業種・職種

IT、マーケティングなど

IT業界やマーケティング業界では、多くの業務がオンラインで完結するため、ワーケーションの導入が比較的容易だと言えますね。

特にプログラミング、データ分析、コンテンツ制作などは場所に依存しませんから、普段とは異なる環境での業務実施が生産性や創造性を高める可能性につながることが期待できそうです

たとえば、フリーランスのITエンジニアで、主にウェブ開発を手がけている場合、ワーケーションを利用して、海外のビーチサイドで作業をすることだってできるわけで、そういった非日常の環境に身を置くことで新しいアイデアやスキルの向上を実感しながら業務をする姿は容易に想像できます。

容易に導入できなそうな業種・職種

医療、製造業など

医療業界や製造業では、専門的な機器や施設が必要な場合が多いためワーケーションの導入は困難ですよね。特に医療業界は、リモート診療などが可能な場合でもない限り眼前にいる患者との対面が必須。リモート環境での業務遂行はほぼ不可能だと言えるでしょう。

たとえば、病院で働く看護師はワーケーションは基本的に不可能です。ただし、研修や学会参加の際には、一部オンラインでの参加や資料作成が許されているでしょうから、そういう場合にはワーケーションの最中に参加するってことはできそうです。

医療業界や製造業の他にも小売・サービス業は店舗に立つ必要がありますし、交通や運輸系の仕事も物理的な移動や運転が必要ですので、ワーケーションの実施は難しそうです。

一部導入が可能な業種・職種

小売の在庫管理など

先ほど、医療業界で働く看護師がリモートでの研修や学科参加でならワーケーションができるんじゃない?ってことを書きましたが、それ以外にもできそうなものを探していきます。

たとえば、小売業。
店舗に立つことが求められますから、原則的には出社する必要があるものの、在庫管理やオンラインマーケティング、顧客対応など一部の業務はリモートで可能ですよね。これらの業務を行う場合には、店舗を離れた場所での業務遂行が一定程度可能でしょう。

あるアパレル店のマネージャーがいたとしましょう。基本的には店舗運営に多忙な日々を送っていますが、在庫管理やオンラインプロモーションなどは、ワーケーションを活用して効率よく行うことが可能です。

ワーケーションを安心して実施するためにした方がいいこと

非日常的な環境にいくとはいえ、基本的には日常です。日常で起こる障害は非日常空間であっても起こるものですが、そういう環境にいく時ほど準備をしておきたいものです。

こういうこと、気をつけた方がいいよねってことを考えてみましょう。

メンタルヘルスの維持

ワーケーション中もメンタルヘルスの維持は非常に重要です。非日常的な環境での仕事は刺激的ですが、それがストレスに変わることもあるでしょう。

ぼくなんかは普段、大きめなディスプレイを使って仕事をしていることもあり、ラップトップ型のパソコンディスプレイだけになると途端に仕事の能率が下がってしまうことを実感しますし、こういった部分を解消することができなければストレスが溜まってしまいます。

また、労務管理の面からみても、ついつい仕事に没頭してしまうため、時間的な制約をかけておかないと働きすぎになってしまいますから、定期的な運動や瞑想、地元の人々との交流などを通じて、ストレスを効果的に管理した方がいいでしょう。

保険と安全対策

ワーケーション先で急に病気を発症してしまうこともあればウィルスに感染することだってあるでしょう。さらに、突発的なケガなんて避けられません。

普段、旅行に行く際には旅行保険や健康保険に加入する人もいるでしょうが、ワーケーションをする際にも同様の心持ちでいたほうがいいはず。なんていっても仕事をしに行くわけですからね。仕事で損失を出してしまうと賠償責任なんかも生じてきかねませんから注意しましょう。

あとは、緊急連絡先を明確にしておくことが重要です。国内ならまだしも、海外でのワーケーションでは言語の壁もありますから、対策をしておいて損はないはずですよね。

家族とのワーケーション

ぼくは家族で出かける場合、Vacationにすべきだと考えていますので、少なくともぼくはしませんが、家族と一緒にワーケーションをする場合もあるでしょう。

家族で向かうとなると、それぞれのニーズに応える計画が必要です。子どもがいる場合は、子ども向けのアクティビティを考慮しなければなりませんから、仕事と家庭のバランスを取ることが困難です。

まぁ、我が家の場合、不登校な長男くんや次男くんを連れて電車に乗ったりすることが楽しいから、ついつい商談の場で隣に座ってもらう、なんてことをしていたりしますが…。

おわりに

思いつくままにツラツラと書いてきましたが、だいたいは書けた気がします。細かいところを注意して書けって言われたら時間をかける必要がありますが、ここまでの時間を見てみると50分ぐらいでした。いつもよりは時間をかけた分、文字数も4600ぐらいだそうです。

まぁ、一言で言うならば、事前の準備と計画が不可欠。以上です。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)


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