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信用できるかどうかを判断する眼

久しぶりに佐々木俊尚さんの朝キュレで流れてきた記事から。

キュレーションされた記事は以下。

この1,2年は、日本の中でこれほど「信用」という言葉が飛び交ったことは無かったんじゃないかというぐらい、僕の眼にする情報(その時点でバイアスが掛かっているかもしれませんが...)には「信用」という単語が多く出てきました。

一つには仮想通貨(暗号通貨)が脚光を浴びることになったことが大きいのだと感じていて、これまで「お金」というものについて考える機会を与えてくれたという意味では非常に大きな出来事だったんじゃないでしょうか。

「お金」というのは「信用」であり、その根本にあるのは当事者同士の状況によって変わる等価売買であるということを、かなりの媒体で読むことにもなりましたし、少なくない人が実感とは行かなくとも考える機会になったのではないかと思っています。

そして信用というのは、連綿と続いてきた人間の社会的機能を補完する「行為」です。「思考」ではなく「行為」であるというのは、そこに「行動」が結びつくものだからで、それ以上でもそれ以下でもありません。

そして、現代はその信用というのを可視化するためにはあまりにも複雑になりすぎているのではないかという著者の分を引用します。

現代社会は、あまりにも複雑になりすぎていて、はっきりいって万物に通じる事は不可能といっても過言ではない。
あなたの身の回りにある日用品ですら、その仕組をキチンと理解できている事は極めて稀だ。

この「複雑になりすぎていて」という所が肝心なのですが、あまりに制度的・体系的・製品的・構造的に複雑になりすぎてしまうと、個人で情報を追うことが困難になります。

「できないことはないけど、時間がかかる」という意味です。

そこで最近は決して少なくない企業が戦略的にBuy inすることで、企業活動におけるR&D(研究開発)コスト(主に時間)を短縮する方向で動くことが増えていることも、その複雑さを表現するものだといえます。

有名なところでいえばfacebookのInstagramやOculusの買収がそうです。

自社でイチから売れる見込みのあるサービスを構築するよりも、大きな見込みのあるKnow howやKnowledgeを得ている人たちを身内に引き込んでしまうことで大きなコスト削減とリターンを期待できます。

ただ、組織であろうが個人であろうが、闇雲に興味関心のあることすべてに(コスト的に)手を出すわけにも行かないわけで、選別が必要となりますから、そこで「信用」の登場というわけですね。

取捨選択をするということであり、取捨選択の根本は信用できるか否かです。ただ、この「信用」を「できる」とか「する」という判断を何でするのかといえば、前提的な知識、つまり教養ということになります。

今回の記事文中(冒頭)にはこうあります。

僕が以前聞いて非常に腹落ちした言葉の一つに「自分の周りにいる人間を、10人集めて平均化したのが貴方である」という言葉がある。

よく、付き合う人間を変えると生活が変わる、みたいな言われ方をしますが、実際にその通りではないかと痛感しています。

僕は自分のことを教養の高い人間だとは思いませんが、情報に飛びつくのが大好きでノリが軽いから出来そうだと思ったことには即座に動きたくなります。

動いたことにより新たな関係を構築できることもありますし、まったくもって見当違いな場所にたどり着くこともありますが、それを繰り返すことにより、自分なりの「居場所」を探せるようになってきたと感じています。

別にこれまで付き合ってきた人が悪いというわけではなく、自分が望む事があるのであれば、それに関するKnow howやKnowledgeを得ている人に近寄ることは必要です。

Twitterというツールを利用し、ひょんなことから岡部恭英さんと繋がったことを契機に、09月23日にイベントを開催するまでに至りましたが、ここで出来た新たな繋がりとそれまでの繋がりを掛け合わせて、新たな自分の可能性を考えることになりました。

以前、記事にもしましたが「自分が何者なのか」なんてことはわかりませんし、分かっている人は「決めつけてしまっている人」なのではないかと思ってしまいます。

自分の周りにいる身近な人達がどんな「ネットワーク」と「スキル」と「何を」をしているのか、ということを整理するだけで【どんな自分でありたいのか】を投影することは可能です。

「打算的になって友人を勘定しろ」といっているのではなく、自分が何を目指すのか、どうありたいのか、どんな欲求を抱えているのかを明白にするためには関係を振り返り、整理(関係を断つという意味ではない)してみることは必要なのではないかと感じている次第。

僕は目指す方向性がハッキリと定まったので、そこに向けて行動を続けます。

あなたもどうですか。

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