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最近の記事

Photoshopのジェネレーティブ塗りつぶしで、図解イラストを作れるか試してみた。

船舶免許について説明するWebページを作っている途中で、こういう感じの画像が必要になった。 そこで、流行りのPhotoshopジェネレーティブ塗りつぶしで、AIによる画像生成を試してみようと思った。 Midjourneyは使ったことあるのだが、ノリはこんな感じなので 今回のような明確なイメージのある「図解イラスト」って、相性悪い気がしたが、作れるのか試してみる。 どうやって作る? 最初に思いついたのは、 まず背景だけを作る。 次に、船や、木を背景に乗せていく

    • 恋人は一人だけという決まり事について

      友達を「たった一人」に絞らなければいけない社会通念が一般的な世界に生きていたとしたら、どうなるだろう。 目の前の友達は、本当に自分と一緒にいて楽しいのか、自分はこの友達と一緒にいて良いのだろうか。お互いにもっと良い人がいるのではないか? と、常に考えてしまわないだろうか。一緒に遊んだり出かけたりするたびに、その判断について悩んでしまわないか? もちろん、友達は何人いてもいいものだ。そうであるからこそ、物理的な距離が遠くなったり、興味の範囲が変わったりすれば、自然と一緒の

      • NY 2-3日目 | 薬

        3日目 / 朝 蕁麻疹がめちゃくちゃ出た。「鎧着てるの?」と言われるくらい蕁麻疹が出た。写真を載せたいけどグロテスクすぎる。白黒にしたら、ちょっとカッコ良くなった。 この写真が上半身全部。という状態になった。めちゃくちゃ痒かった。脳の80%が「かゆい」の処理で占められている。痒さのことしか考えられない。 脳の残りの10%は「ちょっと気持ち悪い」の処理に使われていて、残りの5%がルームメイトとコミュニケーションに当てられている。 残りの5%の脳を振り絞って、原因について

        • NY 1日目 夜 | 幸運

          幸運はそれまでの選択を肯定してくれるから二重に良い。 「1日目の夜は記憶に残る日にしたいね」 そんな話をしながら、僕らは健太さんの友人が勧めてくれたNowadaysというMusic Venueへ行くことになった。(が、実は僕らが行った場所はNowadaysではない別の場所で、Purgatoryというところだったことに後で気づいた。) Nowadaysは、万人受けするとは思えない、人におすすめするには難易度の高いMusic Venueで最高だった。(なぜならそれはNowa

        Photoshopのジェネレーティブ塗りつぶしで、図解イラストを作れるか試してみた。

          NY 1日目 | 自分、アメリカ人くらいアメリカのこと知ってるっぽい

          「アメリカの文化めっちゃ知ってる自分 | 無意識に西側のイデオロギーに染まりまくってるかもって思った」 ニューアーク空港からUberを配車し、僕らは車でAirbnbで取った宿まで向かった。 Ed Shiran が流れるUberの車内で、外を眺めたり、事前に日本でインストールしたAiraloというeSIMサービスの活躍によって12時間ぶりにインターネットに繋がったInstagramのストーリーを見ながら到着するのを待った。 空港からは大きな幹線道路と高速道路が都市に向かっ

          NY 1日目 | 自分、アメリカ人くらいアメリカのこと知ってるっぽい

          NY | 0日目 | 出発

          ニューヨークへ行くことになった。2ヶ月前に健太さんと稲熊さんとの会話がきっかけだった。 3人とも今日の出発まで怒涛に忙しく、果たして本当にNYに飛び立てるのだろうか?2週間前などは、「キャンセルしようか」と言う弱気発言が飛び出るほどにみんな忙しかった。 加えて、20年来の急激な円安が日本を襲っている時期でもあった。1ドルは134円代に突入し、6月に発表された新型MacbookAirの価格もそれが反映されてか、昨シーズンのMacbookProくらいの価格になっていた。 加

          NY | 0日目 | 出発

          映像のSNSが流行る理由

          「インスタ映え」投稿をする個々人の心理・欲求は多くの人が考察しているが、 最近「情報の文明学」を読んだこともあり、別の視点から「なぜ「インスタ映え」は今の形であるのか」について考えてみた。 なぜ「インスタ映え」がトレンドなのか。理由は、普及したデバイス(スマホ)が「映像(文字も含む)と音声」しか伝達できないからだ。 シェアして拡散することができないからである。この3つの情報伝達の範囲内で情報コンテンツ間の競争が生まれるのだ。 この「映像・音声」をそれぞれ最大化することで

          映像のSNSが流行る理由

          情報の文明学 / 梅棹忠夫 / 1988年

          最初に。この本の中には現代において真新しい話はない。今日これを読むことの意味は、歴史を学び、彼が今生きていたら何と言うかを考えたり、彼の優れた先見性を楽しむことにある。 この本は当時京都大学で文明学や生物学を専門としていた梅棹忠夫教授によって書かれたものだ。この論文(論文自体は発表は1963年)は発表当時界隈では大きな物議を醸したが、一般に広まることはなかった。更には伝統的な経済学を学ぶ者からは批判も大きかった。(価値の本質を捉えていない、など。理由の1つには当時の「情報」

          情報の文明学 / 梅棹忠夫 / 1988年

          なぜ年上を敬う文化は生まれたのか

          なぜ年上を尊敬・敬わないといけない文化は生まれたのか?実は儒教に限らず世界で普遍的に見られる道徳観である、年長者を敬う道徳観について考えてみた。 まず、人類の歴史を大まかにたどりたい。人類誕生から狩猟採集の時代が500万年くらい続いて、次に農耕の時代が1万年続き、そしてたった250年程前に産業革命が起きた。人々は、数万年単位で変化のない同質な時代を生きていたが、テクノロジーの進化や社会の変化は時代を経るごとに加速度的に激しくなっていった。(コンピュータにおけるムーアの法則

          なぜ年上を敬う文化は生まれたのか

          LGBTQについて考えた

          年齢層によってセクシャリティーの問題に対する反応が大きく変わる(例えば同性愛同士の結婚の是非など)というアンケート結果を見た。(どれほど信頼できるデータの取り方のなのかはわからないが。) セクシャリティーの価値観は生物学的なものではなく、摂取して来た情報によって変わるものだということを改めて実感した。 研究を参照したり実際に調べたわけではないが、直感的に考えれば、現在の人間の性機能的に、heterosexual 同士は子孫を残しやすいという統計結果が得られそうだということ

          LGBTQについて考えた

          生きる目的という壮大な話

          生物の誕生以来、子孫を残す動きをしたもののみが現在まで遺伝子を残してきた。我々の生存欲求は意味があって生まれたものではない。生命は永遠でないので、生存欲求を持つようになったもの、子孫を残す動きをするようになったものだけが今の時代に遺伝子を残しているだけなのだ。つまり歴史上すぐに自殺行動を取ってしまうような生物や、全く子孫を残そうとしない生物もいたはずだが、それらは現在までに子孫を残すことはできていないはずだ。自然淘汰の進化論では前提としてあることなので見過ごされがちだが、「生

          生きる目的という壮大な話