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妊娠・授乳期の栄養の重要性 母犬母猫でも少し異なる

妊娠期や授乳期は、成犬成猫用の総合栄養食や療法食では十分に適切な栄養を摂取できないおそれがあります。


・妊娠期
母犬
胎児の子犬の体重増加はほぼ妊娠後期です。
妊娠早期に食事を与えすぎると余分な脂肪がつき出産時に問題が起こることがあります。

母猫
犬と違い、交尾に成功すると直後から食物摂取量・が増加し体重も妊娠1日目から安定して増加します。
これは哺乳類の中でも異例で、自分が必要とするエネルギー量を正確に摂取することができます。
栄養不足・過多にはより敏感になるので、与える食事内容は特に慎重に調整する必要があります。



・授乳期
母犬
母乳を出して子犬の成長させるため、母犬の食事管理が最も大事な時期です。
単に高脂肪・高炭水化物だけでなく、たんぱく質の量と質も母乳を作るのに影響します。

母猫
母犬と同じく、食事管理が非常に重要な時期です。
一回の出産で1~8頭生まれ、生後4週間までの子猫は母乳に依存するため、母猫の授乳期のエネルギー要求量は妊娠期よりもずっと高く、代謝から大量の水分の喪失も起きるので、水分補給もとても重要となります。


このように、妊娠・授乳期は、日々刻々と変化する栄養要求にあわせて栄養管理が必要性となるため、療法食の管理と同様、獣医師の管理のもとで栄養管理を行う必要があります。

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