猫は肉食動物です。
ネコちゃんは肉食動物です。
①食事からのタンパク質を要求
②炭水化物源(芋や米など)は基本的には多くは要求しない
①
→成猫は、雑食動物よりも食事中タンパク質が2~3倍は必要と言われています。
ネコちゃんにとって、グルタミンは条件付き必須アミノ酸と言われます。
重症(グルタミン要求が高い状態)でグルタミンが不足していると、腸粘膜バリアが悪化し菌血症を起こす可能性があります。
②
→ネコちゃんは炭水化物をほとんど必要としないのは、
・唾液にはアミラーゼが無い
・腸/膵臓のアミラーゼ活性、小腸のジサッカリダーゼの活性も低い
ためです。
(デンプンが利用できないというわけではない)
どちらかというと、デンプンよりも
・糖原性アミノ酸
・脂肪
を利用する代謝のため、グルコキナーゼ活性とグリコーゲン合成が少ないです。
その結果、グルコースの大量負荷による高血糖を抑える能力が限られています。
また、多量の食事性炭水化物は、
・通過速度が速くなる
・結腸内微生物発酵の増加による有機酸の産生を増加させてしまう
などにより、
「タンパク質の消化率を低下させる可能性あり」
との報告もあります。
このように、肉食動物特有の代謝特性を持っています。
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