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感染する病気と父親

こんにちは。
「土下座最中@困った家族たち」です。

今回は感染する病気と父親について書いていこうかと思います。


父親の口癖

父親の口癖は「私が、私が〜で生きとったらアカンで」です。
私は幼少期からこれをよく言われていました。

父親は私のことを相当わがままな人間だと思っているようです。
私が自分を中心に世界が回っていると考えていると、父親は本気で思っているようです。

私にその自覚がないので、正しいかどうかはわかりませんが、私に自分勝手だという自覚がないので、多分相当タチの悪い自分勝手な人間なんだと思います。

ただ、父親に言われるのは納得がいかないなと思う時も正直あります。

感染する病気について鈍感な父親

水虫の父親

父親は自分で自分が水虫だと言っています。
自分で市販の水虫薬を買ってきて塗っているのを見かけることがあります。
そして父親は水虫が感染する病気だということも理解しています。

それでも、家で裸足で歩き回ります。
靴下を履くとか、スリッパを履くとか、そういう感染対策はしません。
(冬場になったら寒いので防寒のために靴下を履くことはありますが)

まだ、裸足で歩くのは良いとしましょう。
私もどちらかと言うと裸足で過ごせるなら裸足で過ごしたい方だし、気持ちはわからなくもありません。
それは良いとしても、水虫薬を塗った手を洗わずそのままリモコンなど共用のものを触り回るのは正直やめてほしいと思います。

触るなら一度手を洗ってからにしてほしい。
私や母親が神経質すぎるのかもとも思いますが、こちらとしては良い気分がしないのも正直な気持ちです。

一度私の手に水虫感染の疑いがありました。
両方の手のひらの皮がカサカサにむけて、皮膚科に行けるまでしばらく手袋をして過ごしていました。
それはもちろん、他の家族に感染させないためです。

皮膚科にかかり診てもらったところ、最終的に水虫ではなく乾燥からくるものと診断されました。
私は特に肌が弱い母親にうつす心配がないのだと安心しました。

また、皮膚科の先生に感染対策をどうしたら良いかと尋ねると、やはり「感染者も周りの人間も各自が気をつけること」だと言っていました。
しかし、父親に私から言って聞くだろうかと心配になり、先生に父親が水虫を触った手で辺りを触り回ることを相談しました。
先生は、そのことで父親の性格を理解したのか「自分でこまめに手を洗ったり自衛する方向で」と言いました。

一度父親に皮膚科で言われた「各自が気をつける」ことを言ってみましたが案の定一切気にしない。
今でも私や母親がスリッパや靴下を履いたり、父親が水虫を触った直後に触ったものを消毒したりと、自衛を続けています。

こういうのは、片方が我慢するのではなく、両方が気を使うべきだと私は思いますが、それでも父親は私や母親の言うことが間違っていると思っているようです。

コロナ禍中の父親

世の中がコロナ禍に襲われた時には、マスク生活に文句を言いながらも「公衆衛生を考えると〜」などと持論を展開していた父親です。
その持論の中では各自が気をつけてアルコール消毒やマスク着用をすれば、ある程度は防げるだろうとのことでした。

こんな父親でも、非常時にはそういう気も遣えるのかなと思っていましたが、気を遣っていたわけではないようです。
実際は自分が感染することにも、自分が周りに感染させることにも無頓着でした。

我が家には基礎疾患(しかも呼吸器系含む)を持っている母親がいます。
そのことはコロナ禍が始まった頃に口酸っぱく父親に言ってありました。
何がなんでも感染してはいけない、感染して母親にうつれば母親の重症化は免れなかったからです。

母親はコロナにビビり倒していましたが、そんなことを意に解する父親ではありません。
案の定、母親が嫌がることを平気でしました。
しかも、少し父親が気をつければ良いようなことばかりです。
手をしっかり洗わない、帰ってきて玄関でアルコール消毒をしないなど、ちょっと手間はかかるかもしれないけど、やれば確実に家族や周囲を守れることです。

父親がコロナに感染

そんなコロナ禍に、父親はコロナに感染しました。
ちょうどワクチンは始まっていて、咳が多く出るコロナが流行っていた頃です。

父親が出張に行って帰ってきたら、咳をずっとしていました。
私と母親は、検査キットでの検査を勧めましたが乗り気じゃないのは目に見えてました。
明らかに嫌がる父親に、色々と理屈をつけてなんとか検査をしてもらいました。

結果はやはり陽性。
そこから私と母親は上を下への大騒ぎ。
父親の触ったであろう共用部分を消毒して、室内でマスクをつけて、換気をしてとできる限りの対策を取りました。

そして父親に、母親とは同じ部屋で寝ないよう、私が頼みに行くことになりました。
母親本人が言うと角が立つし、父親は母親より私の言うことの方をどちらかというと聞き入れてくれることが多いからです。

ところが、父親に全く自主隔離する気がないことがわかりました。
別に廊下や物置で寝ろとか言ったわけではありません。
物置で寝ているのは私です。
父親は自分の部屋があるにも関わらず、母親と同じ寝室で寝ようとしたのです。

このことで母親がかなりナーバスに。
母親は自分の命が心配で心配で、半分パニックになっていたのではないかと思います。

結局、私たちが言っても聞かないので保健所に「コロナ陽性者が出たが自主隔離する気がない、どうしたら良いか」と相談しました。
保健所もそういう理解のない陽性者を相手にしてきたのでしょうね、保健所から説得しても良いと言うことになりました。
最終的には私が自主隔離しないなら保健所の人と電話を代わると言ったところで、外面を何より大事にする父親は観念したようでした。

自主隔離もしましたが、心配症の母親が色々調べて、県の借り上げていたホテルで療養することに。
その方がお互い気を遣わないだろうと言うことで父親も納得していきました。
まあ、自主隔離中の父親の食事の準備を私がしょっちゅう忘れていたのも一因でしょうが。
その点は非常に悪いことをしたなと思っています。
まあ、ホテル療養を選んでくれたので結果オーライです。(酷い奴だ)

5類移行後のコロナとインフルエンザ同時流行の時に、父親が飲み会から帰ってきたら、やたら咳をしていたことがありました。
流石に保健所から言われたのと一度感染したのが効いたのか、その時は大人しく検査キットで検査してくれました。

行動は変わっても根本は変わらない

どこまでも感染症に無頓着な父親

父親もたまにはこちらのことを考えてくれるのだなと思っていましたが、根本のところは変わっていませんでした。
検査をしたのも、この歳になって内面的に成長したわけではなく、外から言われたからそうしただけです。

それが証拠に、インフルエンザ(こちらも母親の天敵)が大流行で、まだ母親がワクチンを打っていなかった時にも、そろそろマスクを外してもいいはずと言い張り母親を不安にさせました。

母親またビビり散らかして、私にどうしようどうしようと言ってきました。
(個人的にはこれも結構堪えます)

相手に手間をかける、手間をかけさせるの関係性の捻れ

父親は自分は周りのために手間はかけたくないが、周りが自分のために手間かけるのは当然と思っている節があるようです。

父親は自分に迷惑をかける奴はとことん罵倒します。
迷惑をかけるどころか、ちょっと考え方が合わないだけで人間じゃない猿だとまで罵倒します。
政治思想が合わない人たちを指して「猿みたいな奴ら」性的マイノリティーの人たちを指して「あんな訳わからん奴ら」etc…
ここには書けないような、耳を覆いたくなるようなことを言っています。
こんな父親を見るたびに、多様性とはなんだろうと思います。

父親は私や母親が父親に迷惑をかけてしまったりするとかなり怒ります。
しかし父親も、私や母親に迷惑をかけていることに気づいていません。
自分は常に完璧で、人としてかなり上級だと思っているようです。

父親はたまにびっくりするほど世間からズレている時があります。
世間でいう常識で考えれば、その行動や考え方は異常だと思うことがしばしばあります。
ところが、私や母親がいくらなんでもそれは困るとか、それは非常識すぎるとか、そう言うことは全て、猿どころか犬猫が吠えている程度にしか思わないようです。

正直、父親の振る舞いを見ていると、私や母親と比べてどちらが自分勝手か、私にはわからなくなります。
まあ似たもの家族なのでしょう、多分これからも世間様に迷惑をかけながら生きていくと思います。
非常に申し訳なく思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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