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それもまたいいね


 やりたいことは沢山あるのだけれど、なかなか追いつかないこの頃でございます。
 ただ混沌を並べてまいります。

 昨年の秋頃に、お月さまと白いお犬の映像からふっと浮かんだフレーズがあって、それをいまだに覚えていて口ずさんだりする。曲をかきたいのであります。
 
 超短編と、短編のネタが浮かんでいるやつも書きたいのであります。大まかな線が見えているから、何とかなりそう。問題は迷走中の長編でござるよ。例によって、主人公はそこにいるのに、「誰が何のために何をして、どうなって、こうなる」というところが見えない。書き始めたらわかるかな、と思ったけど動かない。ずっとこの書き方をしているけれど、これ、きっと良くないヤツだ。もうそろそろ、違うやり方を見つけないといけないのではないか、と思ふ。うにょーん。

 で、こういう時に限ってイタリア語熱が再燃したりなどする。NHKラジオで挫折すること数知れず。今回はDuolingoのおかげで、隙間時間充実。イタリア語ー日本語、で学ぶよりも、イタリア語ー英語で学ぶ方がなんだか効率いいような気がする。
 それで、ミステリオーザ婦人のお屋敷で暮らすカラス犬、コッコーラ女史に大問題が発生してしまった。コッコーラ・ネロという名前なのですけど、neroって黒なんですけど。
 nero :男性形
 nera :女性形
 気をつけてたつもりで、うっかりぽっかり、やらかしてました。これはコッコーラを男の子にしなさいという天の声だらうか。

 さらにこういう時に限って、昔、在籍していたイシス編集学校の方と、ひょんなことで繋がりが復活して、その流れで連句などに手を出す。連句の視点の持ち方が、長夜の長兵衛に近いところがあり、ひいては小説全般の展開にかなり刺激をもたらすような気がしてゐる。

 
 さらにさらに、月末に某所で歌うのだぜ。 

 

 久しぶりにピアノだけ、で音源をつくりました。多重にはせず、一度に両手で弾けるだけの音で。
 曲自体は、十年くらい前にかいていて、ちょこちょこといじりながら、やっとこのアレンジに落ち着きました。複雑なことがしたくなるお年頃を過ぎて、削ぎ落としたら我ながらスッキリ。
 本番は、ピアニストの方がご自分のアレンジで弾いてくださるのです。先日リハーサルをしたら、プロの力量にあらためて感じ入りました。音に芯があって、粒が揃っていて、指の動きが美しくて。あああー、わたしもあの時止めずにずっと弾いていたなら、こんな風になれたのかなあ、って一瞬思ってしまった。
 けれども、そのもう一つの道を行ったわたしは、曲を作ったり歌ったりしようとは思わなかったかもしれない。noteも、小説を書くことも、お犬と暮らすことも。
 
 なにもかも、あるべくして、今ここにあるのでせうね。

 きみの足あとは あたしと随分ちがうけれど
 二人の歩幅は ずれたりもするけど 
 それもまたいいね

花びら道、より

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