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これはただの日常。

アラームが鳴るギリギリまで寝ていたい性分なのに、どうにもトイレに行きたくなって目が覚める。お風呂上がりにがぶ飲みしてしまったお茶を憎らしく思う。飲んだのは私だけれど、キンキンに冷えたあのお茶が憎い。

トイレに行きたい時に無理やり眠ると決まって悪夢を見るので仕方なく起き上がる。先日は…。と夢の詳細を書こうとしたけれど、怖すぎたので文字にするのはやめておこう。とにかく怖くて辛かった。

毎朝のことなのに「そういえば」と新聞をポストから取り出す。ソファの上には昨日の新聞が畳まれたままだ。1日くらい遅れていても構わないと昨日の新聞を読むのが最近の日課になった。地域面は今日も平和だった。昨日も、か。

お湯を沸かしている間に洗面を済ませてコーヒーを淹れる。コーヒーを淹れながらご飯を冷まして弁当を作り始める。あとは浄水器に水を追加して水筒の準備。キッチンに立つ私は千手観音かのように同時進行で全てをこなす。ちなみにここまでは無心である。本当に何も考えていない。

コーヒーを飲みながらメイクをする。朝ドラを見逃さまいとテレビをつけてPCでnoteを書く。noteを投稿したあとは朝ドラに集中する。朝ドラだけは集中して見ておきたい。まんちゃんとすえちゃんのやりとりにほっこりして、あさイチを少しだけみて家を出る時間に。カーテンを少しだけ開けておくか一瞬悩む。帰った時にまだ明るかったらすごくいい景色が見られるから。数時間後の自分に「おかえり」を用意しておきたくて。

これはただの日常である。

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先日、「A子さんの恋人」や「ニューヨークで考え中」を描かれている漫画家、近藤聡乃さんのトークイベントを拝聴しました(ニューヨークで考え中4が発売されたのです)。「ニューヨークで考え中」は、その名の通りニューヨークに住む近藤さんのエッセイ漫画で、教訓や大きな気づきがあるわけではないのですが、何度も読み返してしまう大好きな本です。

トークイベントの中で近藤さんは、ネタ集めやネタ帳は用意せずに「ただ、暮らしています」と言われていたのが印象的で。忘れなかったこと=大切なことだから、それを思い出しながらいつも漫画を書いているそうなのです。けれど、そのためには「描くための暮らし」と「ただの暮らし」のバランスがすごく難しいと言われていました。

私はこの一週間、日記ではなく読者を想定したnoteを書きたいな〜と思い、毎回気づきをどこかに(無理やり)入れていたのですが、それはまぁ結構大変。たまには日記というか暮らしを文字にしてみる、というのもやってみたいなぁと思ってのGRWM note版でした。



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