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【#読書】統計学が最強の学問である

統計学って聞くと頭が痛くなる人もいると思いますが、なんとなくで表現すると

地球上のあらゆるコトが『大体そうなる』って事を数字や確率で答える

って事かなぁと思ってる。

本書冒頭には、
『統計学リテラシーがないものは、カモになる時代になってきた』
とあります。

なかなか刺激的な表現であるし、
2024年から分析屋としての任を受ける僕としては不安しかないわけで、
お勧めされた本書を手に取った(正確にはダウンロードした)

Kindleがオススメである。

統計学は最強かつセクシーな仕事になる

“I keep saying that the sexy job in the next 10 years will be statisticians,”

2009

意訳「私はこれからの10年は統計学者がもっともセクシーなジョブだと言い続けているんだ。冗談ではないよ」

GoogleのチーフエコノミストのHal Varian氏の発言です。

調べてみたら2009年にはまだ『データサイエンティスト』という言葉がなかったんですね。

そこから、
地味な『統計解析』という作業名が魅力的ではないことから、
ビッグデータやビジネスインテリジェンスなんていう横文字が生まれてマーケティングに組み込まれていく。

ありがち。

データマイニング
機械学習
AI
LLM(自然言語処理)
WEB解析

などなどよく聞くようになりましたね

ITという最強の相棒を得た統計学

僕らが普段使う統計は、
だいたいが『ITの統計学』という一部分にあたるらしい。
PCを普段使うから使える統計アプリからしてそうなるのでしょう。

A/Bテストなんかも『実験計画法』が基礎になる。

僕なんかも『統計的に、』なんつってデータを出すにしてもツールを使うし、検定を行ったりもする。

問題は出たアウトプットをどう取り扱うかですよね。

神様ドリブンは今でも

正月に『おみくじ』しました?
僕はもう何年もやってないです。
占いも見ないし聞かない。

『効く』から。

影響受けやすいんですよね。

人類は遥か昔からこうやって右往左往してきた。

日本もわかりやすい。

卑弥呼からすでに始まってた
『神様ドリブン』
からの、
将軍様による
『権威ドリブン』
と同時に
宗家、本家、天皇家による
『権威ドリブン』
そして、仕事については
『匠(ベテラン)ドリブン』
弱者による
『権利ドリブン』

このあたりはみんな経験があると思う。

そしてそれを『〇〇が言ってるから仕方がない』と片付けてきた歴史があります。

現在は失礼ながら、
『老人ドリブン』な政治でしょうか。
僕らが老人になった頃には是正されてる気がして(略

データと統計によるエビデンスベースにより進む方向性を決めていく
『データドリブン』
はまだまだそれ自体に権力も権威も弱いと思っています。
会社の中では声がでかい人が偉いし正しいみたいな部分が残っている。

ならば、僕ら世代が統計を学びデータを用いた仕事で成果を出し続けるしかない。

最強を手に入れるには

本書の中で僕が1番の刺激的だったメッセージを紹介して締めにします。

『この最強でセクシーな学問の力を手に入れるために必要なのは、

あなたの人生のうちのいくばくかの
勉強時間という投資、

それだけなのである。』

さぁ、読んでみて!

お読みいただきありがとうございました。もし参考になったり面白かったと思っていただけましたらサポートよろしくお願いします。次の執筆のモチベになります。