今年は、ネット上で匿名で、個人に質問できるサービスをよく目にした。
以前から[ask.fm]はSNSのプロフィール情報で見かけていたが、今年は一時期
質問アプリの画像とそのアンサーのペア投稿がタイムラインに溢れていた。

個人に対する興味が高まり、「知りたい」「聞いてみたい」ことは潜在的にあったのだろうが、
匿名性によってハードルが下がり、アプリのUIもよかったのだと思う。
サウジアラビア発の[Sarahah]の質問画像は結構な割合の人が目にしたのではないだろうか。

日本では11月にリリースされた[Peing - 質問箱]が1ヶ月で2億PVを達成し、開発者がバイアウト。

「質問したい、聞いてみたい」という人間の欲と、やりとりの「楽しさ」がバズに繋がっているのだろうが、一過性のものだとしても、様々な"情報"がネット上に出ることは個人の透明性を高めることになるし、とても興味深い行動だと思う。技術やサービスはどんどん進化していくけども、作ったり、使ったりする"人間"の欲望や本質はなかなか変わらないものだということを念頭に置きつつ、まだ見ぬ新たなプロダクトを楽しみたいものだ。