Toshihiro Doi

元小学校教諭、ICTスーパーティーチャーを経て県教育委員会情報化推進班指導主事、App…

Toshihiro Doi

元小学校教諭、ICTスーパーティーチャーを経て県教育委員会情報化推進班指導主事、AppleADE2015、2018年退職、Doit起業「子どもたちのためにTechnologyで人をつなぎ日本の教育を変える」ことを心に決め、ICTをきっかけに授業デザインを変える活動を続けている。

最近の記事

インドネシアの旅日記⑥

Day7-8 最後の目的地バリ島に移動して2日が経った。7日目はラフティングやバリスイングなど島のアクティビティでおじさんたちとしっかりはしゃいで楽しんだ。 8日目は最後の学校訪問「グリーンスクール」だ。この日は土曜日ということもあり、子どもたちはおやすみ。グリーンスクールにとても詳しい現地の日本人の方に施設見学のガイドをお願いした。 一言で言うとその施設はとてつもなく素晴らしいものだった。建築、構造物の美しさは超一級品だと思う。全てが竹でできた校舎や机、イス。視界に入

    • インドネシアの旅日記⑤

      Day6 今日は6日目、マランでの最後に1日になる。素晴らしい気候と綺麗な空気の大都市マラン。なんとなく良い思い出がたくさんだ。今日は朝からイスラムの高校を見学に向かった。市内から30分以上バスに揺られ、少し郊外の場所へ移動。途中に景色は段々と農村に変わっていく。 マランの農村の景色はなんとものどかで、牧歌的だ。田舎の方は多くの野菜や田んぼでお米も作っている。作業している人は三角形の帽子をかぶって、のんびり草むしりなどしている。 学校に着くと独立記念日が近いこともあり、

      • インドネシアの旅日記④

        Day5 インドネシアの旅もいよいよ半分まできた。みんなの疲れも蓄積し、徐々に回復が難しくなってきて、若干食欲も落ちてきている。でもここマランは秋の入口のような気候で、昼間でもとっても涼しい。夜になると肌寒いくらいの気温になる。20度を切るくらいまで下がるので上着が必要だ。 交通量もジャカルタなどに比べると少なく、同じように4人乗りのバイクは走っているけど、空気は少し澄んでいる。疲れた体には心地よい避暑地のような場所だ。 今日は朝から再び学校訪問に出かけた。全員を3チー

        • インドネシアの旅日記③

          Day4 今日は4日目、ほぼ純粋な移動日になる。ジャカルタ→チカランときて、ここからマランへ移動する。国内移動だけど、飛行機だ。国内線の空港はどちらもすごくこじんまりとしていて、日本でいう地方の空港のようだった。施設が十分なわけではないけど、なんとなくコンパクトにまとまっていて、落ち着く空間になっていた。 無事に飛行機移動を終えて、用意してくれたバスでホテルに向かう。途中遺跡の見学や、両替等を済ませ、立派な宿に到着した。3階建てのとてもおしゃれなこのホテルは、歴史ある建物

        インドネシアの旅日記⑥

          インドネシアの旅日記②

          Day3 今日は朝早くから待望の学校訪問がスタートした。早い朝食をとって7時半には出発した。前日も遅くまで語り、学びを深めていたので、体力的にはキツかったけど、それを上回る期待感や高揚感があって、さらには子どもたちにパワーをもらって復活するのは、先生の集団あるあるだ。 午前中に1校、午後にもう1校を見学させてもらった。はじめに訪問したSDHと呼ばれるその学校は、幼稚園から高校まで同じ敷地内の学校に通い、同じようなスペースを共有し、日常生活を送っている。異年齢の子どもたちが

          インドネシアの旅日記②

          インドネシアの旅日記①

          Day1-2 いよいよ始まったインドネシアの旅。今回は東京チームと九州チームに分かれ、現地集合をした。九州チームはマニラを経由し、ジャカルタに入ったのは12時半、ホテルに着いて部屋に入ったのは2時半、日本との時差を鑑みると朝の4時半に部屋に入ったことになる。結果、初日は移動日になった。 2日目は半日ジャカルタ滞在。博物館で歴史に触れ、同じインドネシアにもたくさんの民族や文化があることを知った。 ガッツリ現地の昼食と夕食をとったが、総じてどれも美味しく、日本人の味覚には近い

          インドネシアの旅日記①

          旅に出る

          久しぶりのブログ更新になる。毎週リリースをやめてから色々思うところはありながらも、忙しすぎる日々に忙殺され、結局更新もできずだったが、書いてみようと思う。 今日から旅に出る。といっても毎日のように県外出張に出掛けている自分にとっては日常ではあるけど、今回は2020年、コロナ直前に帰国したロンドン以来の海外だ。数年前のオンラインイベントで、「インドネシアの教育が熱い!」と言っていた友人に声をかけ、一緒にツアーを企画することになったのだ。 まずはどんな人たちに声をかけるか、ど

          コロナの中での難しさ

          8月8日 今日も朝からぐんぐん気温は上がり、セミの声も元気に聞こえている。あんなにひどい梅雨だったのに、大分はしばらく晴天が続き、草花や木々も干上がりそうな日々だ。今週も京都に出張に行ったり、県内でも会議の連続、学校訪問と忙しかった。そして、ようやく子どもたちにも夏休みがやってきた。先生だけでなく、子どもたちも本当によくがんばったと思う。 昨年度の終わりの休校からずっと、何がどうなるのか、見通しも立たず、不安も拭えないままの生活だった。学校が始まっても通常通りではなく、い

          コロナの中での難しさ

          研修って誰のため?

          8月1日 梅雨が明け、大分は夏らしい暑さになってきた。雲も空も一気に夏、セミの声もかなり大きく響いている。今週は埼玉、京都と久しぶりの2本の出張だった。コロナ以前は毎日旅人の生活だったので普通だったけど、ちょっと疲れて、田舎の我が家が恋しい週だった。 子どもたちも本来だったら夏休みの今、まだまだ普通通り授業は続き、ぐったりの生活だ。暑さでバテないようにしっかり食べて、睡眠を取らなくては、と意識させられる毎日だ。 さて、今週のブログは「研修って誰のため?」というタイトルに

          研修って誰のため?

          情報モラル教育?

          7月25日 昨日まで大分はかなり雨が降っているたが、今日は一転カラリと晴れだ。先日の豪雨災害の名残も消えないまま、容赦無く次の雨が次々とやってくる。コロナも第2波のような人数の増え方で、情報も錯綜している。何が本当で、何が正しいのか、判別はとても難しい。いろんな数字と、たくさんの専門家の人たちが次々にいろんなことを言い出していて、どれを信じればいいのか、何を拠り所にすればいいのか・・明確に言えないところが怖さなのかもしれない。ただ、なんとなくの怖さや、雰囲気、空気によってい

          情報モラル教育?

          ゴールは未来

          長かった梅雨もようやく出口が見えてきて、30度を超す暑さが急にやってきた。日差しも強く、雲も夏雲だ。大分は来週にも梅雨明けしそうだ。県内で大雨によって被災した地域はまだまだ大変で、子どもたちも、学校に行ける状況ではないところもあり、いろんな相談の連絡も入ってくる。 コロナの方もじわじわと次の波が来ているような空気になっていて、大学も遠隔を後期も続けるところも出てきた。ウイルスに災害に、これから台風の季節もやってきて、熱中症の心配も出てくる。人間の力でどうにもならない、やるせ

          ゴールは未来

          オンライン教育活動の日常化

          今週は梅雨特有の大雨が続き、全国ニュースでも度々大分が報道され、多くの方からメールやメッセージ等で連絡をいただいた。幸い我が家は被害はないけれど、県内はかなり大きなダメージを受けている。特に観光と農業の被害は大きい。九州に住んでいると大雨や台風には慣れているのだが、近年の雨の被害は予想を超え、想定を超えた雨量が降るのでとても厳しい。コロナで沈んでいた産業に、追い討ちをかけるような状態になっている。 近隣の県からのボランティアも受け入れることができず、途方に暮れていることと思

          オンライン教育活動の日常化

          わかりやすく伝える

          今週も梅雨らしい天気が続き、九州では大雨による災害の心配が出てきている。今日も熊本や鹿児島はすごい雨で、被害もまた広がりそうだ。ここ最近は、夏の台風による被害、というよりは、この時期から始まる豪雨災害の方が増えている気がする。 子どもの頃は台風直撃が当たり前だったような気がするが、気候の変化によって変わってきているのかもしれない。密な状態を避ける中で、災害とどう対峙するのか、これからの季節の大きな課題になっていきそうだ。 今週は生まれて初めての大学での講義が始まったり、久

          わかりやすく伝える

          めざすところは?

          大雨が降ったり、ものすごく暑い日差しだったり、コロコロと変わる梅雨の天気。暑い日の日差しはかなり強く、痛いくらいになる。人混みの中はちょっと不安になることもあるし、マスクで息苦しい。30度を超えてマスクをつけて、外を歩くのはかなりしんどい。 少しずつ仕事も戻りつつある。久しぶりの出張、長い移動、ホテルはどこも対策が施してあり、大分との温度差を感じてしまった。農業の方は田植えも終わりひと段落だ、庭の小さな畑は、なす、トマト、きゅうりなどの夏野菜がどんどんできて、食べることに追

          めざすところは?

          教育は社会の基軸

          6月も後半に入り、ここ数日の大分は久しぶりにすごくたくさん雨が降った。先週田植えも無事に終わり、あとは成長を見守りながら手入れをしていく。梅雨には梅雨らしい雨が降り、夏には夏らしい暑さがやってくる。当たり前に気候が変化していくことがとっても大切でありがたい。 コロナの方も少しずつ出口が見え、出張も来週からは増えてきた。夏の予定もどんどん入ってきて、再び出張、研修、講演、相談業務の日々が戻ってきそうだ。しかし、この間のリモートワークは、このあとの働き方にもいい影響を及ぼしそう

          教育は社会の基軸

          ハードとソフト、何より人

          大分もようやく梅雨入りし、今日は田植えだ。米作りを始めてわかるのは、田植えまでが一番大変だ、ということ。1月からスタートして、田おこし、畔の草刈り、池の草刈り、水まわりの整備、水を入れてから荒掻き、代掻きと、たくさんの工程を経てようやく田植えだ。 この工程を丁寧に一つずつ行わないとうまくいかない。とても手のかかる繊細な仕事。そして年に一度のチャンス、結果はいろんな要素が複雑に絡み合い、11月にわかる。この難しさがなんとも楽しい。教育の考え方にも通じるところが多くある気がする

          ハードとソフト、何より人