久保田毒虫

ショートショートマニア|ショートショート|川柳|詩|10文字ホラー3、星々vol.1、…

久保田毒虫

ショートショートマニア|ショートショート|川柳|詩|10文字ホラー3、星々vol.1、vol.2、vol.3に作品掲載

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  • 毒虫140字小説集

    毒虫140字小説集①〜③をまとめて販売!お得な価格になっています。全45編!

  • 毒虫ショートショート集

    毒虫ショートショート集①〜⑥をまとめて販売!お得な価格になっています。全30話!

最近の記事

【エッセイ】三十路の目標

とうとう30歳になった。 若いつもりが年をとった。 暗い話にばかりやたら詳しくなったもんだ。 思わずユニコーンの「すばらしい日々」を口ずさむ。 30歳か。 はて、何をしよう。 これといって目標はない。 いや、目標なんて無くていいのかもしれない。 精一杯生きる。これでいいではないか。 と思ったけれど、やっぱり何か始めたい。 バイクの免許持ってるから、バイクでも買おうか。 沖縄でスキューバダイビングでもしようか。 うーむ… あ、そうか。「人生」をまた始め

    • 【コラム】一億総逃走

      春から新社会人の諸君。 社会はとても理不尽なところだ。 楽しいこともあるが、残念ながらあなたが思うよりももっと嫌なことがたくさんある。 辛いことや嫌なことがあったらどうするか。 答えは一つ。 逃げろ。 逃げて逃げて逃げまくれ。 逃げたもん勝ちだ。 逃げるは恥ではないし、役に立つ。 自分が壊れる前に逃げろ。 自分最優先でいい。 下手なプライドなんて捨ててしまえ。 「逃げる」という選択肢を常に忘れるべからず。

      • 【コラム】断捨離の大切さ

        私は現在、実家で家族と同居している。 時折、食器洗いや掃除を手伝う。 最近掃除していて気づいたことは、「断捨離」の大切さである。 断捨離には沢山のメリットがある。 物が増えるとそれだけ掃除する量も増える。 物を減らすことで掃除する量も減らせる。掃除機やシートの使用も削減できる。 いらなくなった物を売ることによって、収入も得られる。 断捨離し、部屋を整理整頓することによってある種掃除をしたことにもなり、部屋がスッキリする。 これはメンタル面においても同じことだ。

        • 【エッセイ】銀行員時代の話

          今はもう退職したが、大学を出て最初に新卒で銀行に入った。 銀行員を経験して良かったことは、「目に見えない物事の大切さ」を知ったことだ。 銀行は企業に融資する際、財務分析をする。 その会社の収益や資産、負債を見て、融資の可否を判断する。 しかし、目に見える数字だけでなく、目に見えない情報も大切になってくる。 一見、数字だけで見れば会社の経営がうまくいってないように見えても、その会社の作ってる商品がこれから将来的に伸びそうな媒体なら、運転資金として融資をすることでその会

        【エッセイ】三十路の目標

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        • 毒虫140字小説集
          3本
          ¥200
        • 毒虫ショートショート集
          6本
          ¥200

        記事

          【エッセイ】餃子はそのまま食べろ

          皆さんは餃子を食べる時、何を付けて食べるだろうか? 餃子のタレ? ラー油? しょうゆ? ポン酢? 皆様には是非餃子を「そのまま食べる」という選択肢を加えてもらいたい。 最近の市販の餃子の進化は凄い。お店で食べる餃子と対して変わらないクオリティである。 某メーカーの冷凍餃子なんて焼くだけでその辺の本格餃子より美味しい。 市販の餃子はそのレベルまで達しているのである。 故に焼いただけでそのまま口に放り込んでもなんら問題ない。 いやむしろ美味しいことに最近気づいた。

          【エッセイ】餃子はそのまま食べろ

          【コラム】「小字」を知る

          皆さんは「小字」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 「大字」なら皆さんも聞いたことがあるかもしれない。住所で「◯◯町大字◯◯」といったふうに、市町村の区画名称の一つである。 その大字よりもさらに小さい区画名称が「字」または「小字」と呼ばれる。 小字は現在では区画整理などで消滅していることが多い。 例えば現在だと単純に「1丁目1-1」と表記されるが、その「1丁目1-1」の中に実は小字が隠れてる場合がある。 我々が小字を知る方法は、古い地図を見るか、地元に古く住んで

          【コラム】「小字」を知る

          https://note.com/dokumu444/m/m9d42d265d6f1 毒虫140字小説集が出ました。面白いです。是非。

          https://note.com/dokumu444/m/m9d42d265d6f1 毒虫140字小説集が出ました。面白いです。是非。

          毒虫140字小説集③

          ・スクリーン 「ようこそお越しくださいました。まずはこちらのスクリーンで映像をご覧下さい」若い女性がいる。女性は人々の首を噛みちぎる。人々の鮮血が迸る。血が明るく輝いている。スクリーンに向かって女性が言う。「人間が一番怖いのよ」血がとてもキレイだった。女性はもっとキレイだった。 ・日曜日

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          毒虫140字小説集③

          毒虫140字小説集②

          ・顔色 「お客さん。どちらまで? あ、はいはい」「それよりお客さん、顔色が悪いですよ。まるで人でも殺してきたような。何をそんなに怯えているんですか。私にはわかるんですよ。顔を見ただけでその人が何をしてきたか。え? ああ、大丈夫ですよ。私も殺人鬼なので。あなたを殺して食べるだけなので」 ・帰宅

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          毒虫140字小説集②

          毒虫140字小説集①

          ・タクシー  私はとある山奥でタクシーを拾った。「お客さん、こんな山奥で何してたんですか? あ、そうそう。ここら辺で拾ったお客さんはいつも幽霊なんですよね。気づいたら消えてるんです。ああ怖い怖い。え? ああ、ご心配なく。私も幽霊ですから」 ・バス停

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          毒虫140字小説集①

          【エッセイ】アイデンティティの崩壊と形成

          今でも鮮明に覚えている。 幼い頃の記憶だ。 母に連れられて映画館に行った。 ドラえもんの映画だ。 その映画を見て私は驚愕した。 ドラえもんがたくさんいるのだ。 ザ・ドラえもんズといって、世界各国、例えばアメリカや中国のドラえもんが登場するのだ。 私にとって、ドラえもんは「ドラえもん」なのだ。 唯一無二の存在なのだ。 幼い私は、驚きとともに世界の広さを知った。 世界にはいろんな人がいて、いろんなドラえもんがいるんだ。 同時にこうも思った。 「世界のどこかに

          【エッセイ】アイデンティティの崩壊と形成

          【コラム】幸福を急がない

          先日、コラムで「誰しも悩みは大体3つくらいある」と書いた。 もう一度言うが、大小はあれど、誰にでも悩みや不安はある。 それは生きてく上でしょうがないことである。 しかし、その不安を早く解決したい、なかったことにしたい、と生き急ぐ人がかなり多い。 気持ちはわかる。不安がある状態で生きるより、悩みのないニュートラルな状態で生きた方が楽に決まってる。 しかし、不安に対する最もな有効打は、不安と「共存する」ことである。 不安を打ち消そうとすればする程余計ごと脳味噌に「不安

          【コラム】幸福を急がない

          【エッセイ】敢えて手書きで

          とある小説の公募の案内を見た。 「◯◯文字以内、メールにて作品を送信。または、手書きで郵送でも可」 昨今の小説の公募は、パソコン等で資料を作り、メールで送る人が殆どだろう。手書きだと間違えたら書き直さないといけないし、郵送する煩わしさもある。 しかし、私は「手書きで郵送でも可」の文言を見て、敢えて手書きで送ってみたくなった。 100円ショップで原稿用紙と封筒を買った。 早速手書きで書く。途中で間違えて原稿用紙をくしゃくしゃにして捨てる。なんだか昔の文豪になった気分だ

          【エッセイ】敢えて手書きで

          【コラム】経営学は人生だ

          私は今年、経営学を学びたい。 大学時代は、一応は経営学を専攻していたが、あまり熱心な学生ではなかった。 経営学は、企業における、組織のあり方、財務、経営戦略、生産、物流管理など、あらゆる角度からその実態を学ぶ。 人生も同じだと思う。 行動目標を立て、どのように人と関わり、お金をどのくらい稼ぎ、お金をどのように使い、財産をどのように管理し、計画的に行動するか。 「人生の経営戦略」を、皆無意識のうちに立てているのである。 故に私は、経営学を再度学びたい。 だってそれ

          【コラム】経営学は人生だ

          【コラム】不安は可視化せよ

          私は20代後半であるが、すでに転職を4回している。 転職には不安が付きものである。 まず転職の度に書類選考があり、面接がある。 無事に入れたとしても、新しい職場というものは、慣れないこともあり、不安と緊張の連続だ。 不安に押し潰されそうになった時、とっておきの方法がある。 それは不安を「可視化」させることだ。 まずノートを買おう。 そしてノートにひたすらに今抱えてる不安を書き殴る。 そして書き殴った不安を、「解決できる不安」と「解決できない不安」に分ける。

          【コラム】不安は可視化せよ

          【コラム】悩み事は「保留」にする

          誰しも悩むことがあるだろう。 もしくは今まさに悩みに直面している人もいるだろう。 そんな人に私は一つ提案をしたい。 それは、悩み事を「保留」することだ。 私もそうだが、人は一度悩みのドツボにはまると、ああでもない、こうでもないと思案する。そして思案しているうちに、事実と妄想が曖昧になり、一体自分がどこを目指しているのかわからなくなる。 こういう時にこれ以上考えてもその問題は殆ど解決しない。 だから、問題を一旦保留するのである。 私含め、人は悩みを早急に解決したが

          【コラム】悩み事は「保留」にする