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彼と付き合って別れるまでのお話⑤一度目の別れ

前回、借金があることを告白されて、自分の気持ちを整理し、別れる決心を固めた私。

決心を伝える

借金の話を平日に聞いてから迎えた週末。
夕方から会う約束をしていたため、彼が来るまで落ち着かず家の中でうろうろしていた。

そして約束の時間になり、彼が来た。

少し雑談をしてから、私は彼に話をし始めた。
私はこういう話し合いの時、どうしても涙が止まらなくなり、伝えたいことが言えなくなるタイプなので、事前に用意しておいたメモを片手に話をした。

彼に伝えたことは以下の通り。

  • 借金があるという事実を知っても好きという気持ちは変わらないこと

  • ただ、このまま依存症の問題を解決せずに付き合い続けるのは良くないと思うこと

  • このまま付き合い続けた場合、遊びに行く時とか記念日や誕生日に使うお金を借金返済にあてた方がいいのではと常に考えてしまい、今までのような付き合いは難しくなるのではないか

  • あと、このまま依存症の問題を解決せずにいたら、きっとさらに大事なものを失う可能性がある、例えば今は面倒見てくれている親とか。。

  • まずは、彼自身が依存症としっかり向き合って、真っ当な人生を歩めるようになってほしい

  • だから、別れたほうがいいと考えた

と、涙ぐみながら伝えた。

彼は、「そっか。」と少し無言が続き、別れることに納得してくれた。

私の家には彼の荷物が少しおいてあったので、事前にまとめておいて彼に渡した。
あとは、直前に仕事で東京に出張に行っていたのでおみやげも。

すると、彼は立ち止まって涙が止まらなくなっていた。
10分ぐらい、立ち尽くしていた。


それを私は声をかけることなく、ただ彼が帰るのを待った。
ここで別れるのを決めたのに、変に声をかけるのは違うと思ったから。

そして、彼も別れる決心がついたのか、彼は泣きながら、本当に依存症と向き合うべきだと気づくことができたこと、向き合っていくと決心したことを伝えてくれた。

最後に、彼が私を抱きしめようとしたが、断ったのを覚えている。
好きな気持ちがあるまま別れようとしているのに、また決心が揺らぎそうだったからだ。


そして、彼は私の家を去っていった。

実は、これが一度目の別れ。

このあと、復縁し、彼に私は振られることになる。

次回は、別れた後、復縁するまでの話を綴ります。

【ひとこと】

この話し合いの時、涙が本当に止まりませんでした。
別れたあと、ものすごくしんどかったのも覚えています。
そんだけ好きだったんだなと・・・
だからまた復縁してしまうんですけどね。。。私の決心、ゆるすぎました。

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