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イスラエル・トルコ旅行記5日目

いよいよイスラエル最終日!

テルアビブの方も行きたかったけど、中途半端にみて心残りになるより、楽しすぎたエルサレムを最後まで満喫することにしました。

フライトは夜なので、夕方まで。

もう完璧に味方につけたラブカブをチャージして、今日も旧市街の方に向かうぞ…
とLRTの駅で待っていると、地元のマダムに話しかけられた

「あれ、あなたたちの?」

指さす方向を見ると、駅のベンチの上に、ビニール袋に入った、買ったばかりの新品のようなバスケットボールが。

黄色の丸つけたところね!

「いいえ!違いますよ〜」

「そうなのね。危ないから近づいちゃダメよ。」

さらっと言って立ち去るマダム。


…はいここで来ました!!

私出発前、これ色んな人から言われていたんでした!!!!

「イスラエル、スリとか強盗とかはそれほど心配する必要はないけど、誰のものかわからない荷物には気をつけろ」



爆発する可能性があるからです。



イスラエルって、いつのデータか忘れてしまったんですが、携帯電話の契約率が世界一で。

なぜかというと、(今は前より落ち着いているようですが)自爆テロが相次いでいて、いつ被害に遭うかわからないから、互いの安否をすぐ確認できるようにするため、というようなことが書いてありました。

あまりにも怖い思いしない(罰金以外)旅だったので、最終日のここまであんまり気にしていなくて。
しかしここで走馬灯のように一瞬でピピピピ!!と思い出される!

(進研ゼミでやった…みたいな気持ちになってちょっと興奮しちゃったのですが、ちゃんとすぐ離れたよ)

このボールに関しては、多分本当に新品のボールを忘れて行った可哀想な人がエルサレムのどこかにいるだけだと思うのですが、
それにしてもあのマダム、この明らかに観光客の平たい顔族を見て、心配して話しかけて注意してくれたんだね…。優しい…!



さ、朝から緊張感でアドレナリンでた状態で旧市街に向かうよ!

ホテルのビュッフェにもあったこのパン なんていうんだろう 地元の人たちが買っていました
シーシャバーみたいなお店があって、ここは通路なんですがおじさまたちがシーシャを嗜んでいました
ここは岩のドームにつながる門のようで、ムスリムしか通ってはいけない様子。(時間によってだったかな?)
明らかにムスリムじゃない人が通ろうとすると左の制服着たお兄さんに止められます。

初日にガイドさんと風のように駆け抜けてしまった聖墳墓教会。
もう少しみたいなと思ってもう一度行ってみることに。

ここも初日は上からしか見られなかったので…
近づいてみてみた
赤大理石の板で、磔にされて下されたあとイエスがこの上で香油を塗られた場所
感触はつるつるつやつや
今気づいたけど手前に人倒れてない???どういう体勢??
赤大理石の奥の壁 このモザイクがすごいんだ
どういう頭で作ったらタイルでこんな奥行きとグラデーションが出せるんだろう…。
光が反射するとキラキラしてキレイ。

そして初日は行けなかったけど、この奥がとっても混み合っていまして

大行列 広い部屋の中にみっちり人が
目的は…
キリストの墓です
ここから中に入れるみたいで、このためにみんな並んでいる様子

並んだら2時間3時間かかりそうだな・・・と思いこれは中には入りませんでした。
ショートカットおじさまもいないし・・・
(払うお金もない)


お寺にもあるよねこういうの


教会を出たら、広場でねこちゃんと少女の戯れが

あとはお土産などを買いにまた市場へ


この方達、警察とか軍じゃないって聞いた気がするんだけど知っている人がいたら教えてください…
これだけ見ると取り締まりのようだけど、和やかに女子トークしてました。
お仕事中にお友達に会ったのかな?って感じ


死海コスメを買ったり、ワンピースを買ってみたり、お土産もかなり買っているのですが、写真あんまり撮ってない笑
中東のもの可愛くて気に入りすぎました。お土産編書こうかな。

ラストイスラエル飯は…

キミに決めた!!!

美味しすぎたラストホテルの朝ごはんを心置きなく食べたため、そこまでお腹も空いておらず、

遅めのお昼に、価格調査だけしたイスラエルマックにおじゃま。

割とどのご飯屋さんもキレイでした
ポテトが、いつものあれじゃなくて、これにできたので!
やってみた!!ホクホクで味濃くて美味しかった


定番ぽい?スモーキーマックロイヤルとやらにしてみた。
なんでこんな、ほーーーん、、、って顔してるのかわからないけど美味しかったです
スモーク照り焼きって印象だった覚えがあります



このあとはホテルに戻り、テルアビブの空港からトルコ・イスタンブールに向かいます!


イスラエル、一度書いたけど、ほんっとに消化不良でお腹が痛くなる感じの街で。


私なりに思うのは、これは2000年以上煮詰めに煮詰めた人々の"思い"が、折り重なった結果なのかなと。


キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、さらにそこから宗派もたくさんある、男女での違い、人種の違いもある。

人生の根本から信じているもののルーツがここ、となったら何がなんでも欲しいだろうし、少しでも祈りを捧げたいだろうし、
他の人がこれはうちのものですから!って言ってきたら許せないだろうし・・・


これがこの狭い範囲の一つの街にごちゃ!と詰め込まれたら、そりゃあ綺麗に消化するなんて無理で

今は表面上落ち着いているけど、この状態になるまで、そりゃたくさんの血も涙も流れるでしょうねと。

これからも、人の強い思いがある限り、ぐつぐつ煮え続けて、大なり小なり噴火も起きるだろうな、と思います。

何千年も、教えを伝え続けて思い続けられる、
人って、すごいよね
だから昔からの問題が、今の人にもそのまま続いちゃうんだけどさ、、、

歴史が長い国、面白い文化のある国は数あれど、世界中の・歴史上の、人の強い思いがこんなに密集している街って他にあるんでしょうか。

今回はあまり触れられませんでしたが、こうやって楽しく旅行している間も、パレスチナ問題もずっと気になっていて。

強い思いがあるからって、いやあるからこそ、他を虐げたり奪ったりって、していいものでしょうか。
でもじゃああなたたちは我慢しろ、とも言えないし、本当に本当に難しい。


一旅行者にここまで考えさせてくれる国もすごいなぁ。


ここにきて一番の収穫は、自分と違う価値観の人を理解する、っていうよりも、

あなたはこういう価値観を持っているんですね、理解はできないけど尊重しますね。
おけ。住み分けましょう。

みたいなのが大事かなって改めて感じられたことかなと思います。

みんな違って、みんないい!


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