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コーヒーブレイク

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コーヒーブレイクの記事を集めました♪
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記事一覧

劣等感(コンプレックス)の超克 Part4(霞ヶ関での武者修行)

前回の続きです。 東村アキコ先生の「かくかくしかじか」 前回から時間が空いてしまいましたが、東村アキコ先生の「かくかくしかじか」5冊を一気読みして、以下のシーンに涙ぐんでしまいました。 東村アキコさんの漫画家としてのコンプレックスをあけっぴろげに打ち明けたストーリー自体にも共感し、「あ~、書(描)かなければ!」と、自分のコンプレックスの連載記事を思い出しました。 本題 さて、本題に戻ります。 留学先で少しばかり安全保障に触れたため、留学後は安全保障の課を希望したと

コーヒーブレイク4回目~続き~:全国通訳案内士試験のススメ

~英語力を伸ばしたい学生~ ~外国人観光客との交流に興味がある社会人~ 向けの記事です。 コロナ禍が明けて、外国人観光客数が持ち直しています。 そして、インバウン丼のように、外国人観光客向けのビジネスも活況を呈しています。 以下の観光庁のグラフでは、2023年の出国日本人数は962万人と過去と比較して海外旅行に行けない様子が浮かび上がります(日本人はすっかり安い国の貧乏な人たちになってしまいました、、、) 他方、訪日外国人旅行者数は、2,507万人と活況を呈しています

劣等感(コンプレックス)の超克 Part3(ボストンでの武者修行)

前回の続きです。 入省4年目にて、法律改正と通常業務が重なっていたなかで、毎日6時間確保したい睡眠時間を削って、「とある勉強」をしていました。 それは、英語の勉強です。 留学を目指す 私は、そもそも留学を希望して、霞ヶ関の官庁に入省しました。 そのため、隙間時間を見つけて、英語の勉強をしていました。 目指す先は、アメリカでした。 理由は、入省1年生の時に、他課の課長から言われたこの一言でした。 「留学は、まずは超大国のアメリカを目指すべき。何よりも世界中から優秀

劣等感(コンプレックス)の超克 Part2(霞ヶ関での武者修行)

前回の続きです。 私、桐島のコンプレックス記録@霞ヶ関です。 入省4年目(目の前真っ暗の法律改正:やればデキルを信じて) さて、入省4年目の6月になって、なんと、私が全く興味のない環境系の部署に異動になりました。 私は抽象思考が苦手です。その私の前に現れたのはなんと「排出権」、、、 さて、官僚は部署異動の度に3ヶ月で案件にキャッチアップしなければいけないため、まずは絶対読んでおいた方が良い本を、前任や周りの人に教えてもらいました。 そこで紹介されたのは、「排出権商人

劣等感(コンプレックス)の超克 Part1(霞ヶ関での武者修行)

組織内で一緒に仕事をする若手の悩みを聞いていたところ、徐々に私(桐島)が霞ヶ関のとある役所に入ってからのトンデモナイ武者修行の日々がフラッシュバックしてきました。 私は、どの組織・環境に身を置くかによって、(特に若いときの)人間の成長は決まると思います。 その観点から、私が入省した霞ヶ関の役所は、私を最大限に成長させてくれました。 しかし、それは、同時に渓谷に突き落とすような厳しい環境のなかで、大きなストレスを抱えて、長時間労働を余儀なくされることと表裏一体でした。

コーヒーブレイク20回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part7(財務省の紹介)

前回の続きになります。今回は、財務省の紹介になります。 財務省の組織と機構 まず、財務省の組織と機構です。財務省は、72,879人が働いています。 なかでも、国税庁の規模が大きく55,193人(本省1,100人、地方54,093人)が働いています。 全国に税務署が524カ所もあるためです。 財務省の全体人員の76%は、国税庁職員が占めているため多く見えますが、本省@霞が関に限ればだいぶ少なくなります! 今回は、財務省本省の解説をしたいと思います。 財務省本省は、大臣

コーヒーブレイク19回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part6(総務省の紹介)

中途の方向けに、前回の外務省に引き続き、今回は、総務省の紹介です。 中途の方も、総務省の成り立ちを知ると、政治(永田町)と行政(霞が関)、霞が関と地方の仕組みを理解できます♪ 総務省は、霞ヶ関のなかでは、最もトリッキー(Tricky)な役所です。 それは、全く関係の無い3つの省庁が一緒になった経緯があるためです。 総務省の組織 総務省が公開している組織図を見てみましょう。 これを見ると、大きく、行政、自治、情報の局があることがわかります。 行政(行政管理局、行政

コーヒーブレイク18回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part5(外務省の紹介)

前回17回目に続き、Part5です。 中途の方向けの国家公務員、霞ヶ関の説明です。 今回は、私がわかる範囲で、各省紹介をします。まず、5大省庁(以下の赤囲い)を紹介します。 各省庁の働きやすさ Openworkが23年7月26日に公表した、進みゆく学生の”霞ヶ関離れ”、実際に働く職員のリアルな声と提言、を参照します。 1府11省をピックアップし、2023年7月時点での8つの評価項目を分析して、働きやすさを示したスコアがあります。 (1府11省は、内閣府、総務省、法務省

コーヒーブレイク17回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part4

前回16回目に続き、Part4です。 世間の皆様は、官僚には興味がないと思っていましたが、意外にも沢山のアクセスをいただいていて、驚いています(^_^;) それでは、今回は、中途で霞ヶ関に入ると、どのような「スキル・セット」が手に入るか?を解説します。 例えば、以下の記事では、「調整力」を挙げています。 このような説明方法もありますが、長らく霞ヶ関に勤めてきた立場から言えば、先輩から私が読めと言われ、私が後輩にも読んだ方が良いとおすすめしている書籍の内容こそが、我々役

コーヒーブレイク16回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part3

前回15回目に続き、Part3です。 今回は、中途で霞ヶ関の国家公務員を目指す方に向けて、霞ヶ関の雰囲気をお伝えしたいと思います。 桐島が官僚を目指したきっかけ それでは、今更ですが、私が官僚を目指したきっかけをお伝えします。 私は、1年浪人して、東京都内の有名私立(経済学部)に1年間通っていました。 そこから、京都の大学に入学しました。 そのため、実質的に2浪という状態で大学生活をおくりました(当時は2浪だと就職が不利という都市伝説もあり)就職に関して、1発で終わ

コーヒーブレイク15回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part2

前回の14回目の続きになります。 今回は、いま現在のキャリア官僚が立たされた位置付けを解説します。 現在の岸田政権と霞が関の距離感 まずは、以下の書籍を参考に、現在の岸田政権の霞が関の距離感を解説します。 安倍政権の時は、経産省出身の今井総理秘書官が、重要政策を自ら主導して権力を独占していました。 さて、現在の経産省出身の嶋田秘書官は、どうなのか見ていきたいと思います。 ちなみに、総理には1人の政務秘書官(霞が関の官僚ではない人で、いまの嶋田秘書官)と6人の事務秘書

コーヒーブレイク14回目:国家公務員(キャリア官僚)のお仕事Part1

知人から、私の所属している組織の中途採用に興味があるという連絡がありました。 そこで、最近の国家公務員事情を解説したいと思います。 ちなみに私、桐島は、国家公務員1種(2013年から総合職という呼称に変更されたが、いまだに組織内では1種、2種、3種が使用されています)で、経済の試験区分で事務官として入省し、霞が関の「とある省庁」に所属しています。 私は大学生の時に、霞が関には5大省庁という大きな権限を持っている役所があると習いました。 それは、財務省、経産省、総務省自

コーヒーブレイク13回目:2023年の振り返りPart2(法律を学ぶ)

前回の続きの、2023年の振り返りです。 2023年5月のチャウンター•ビーチ 振り返っても、このタイミングで行ってよかったのが、ミャンマー人向けのビーチと呼ばれるチャウンター•ビーチでした。 以下に記載したこと以外にも、プロのジャーナリストばりの現場主義で、隠れたミャンマーの現状を知ることができました。 23年6月のバゴー、日本(永平寺) いつでも行けるヤンゴンから近くのバゴーにようやく行きました。1番の目的は、知り合いが経営するホテルに宿泊することでした。大人数

コーヒーブレイク12回目:2023年の振り返りPart1(法律を学ぶ)

ご無沙汰です。桐島です。 はやくも2023年も終わります。 さて、2023年の振り返りをしようと思います。 2023年は、30代後半になり、「自分の人生に対して、本気になれる最後のタイミング」でした。 これは、2022年暮に見た、NHKスペシャルのフラーの言葉と信念で、確信したことです。 スティーブ・ジョブズの人生に多大なる影響を与えた、発明家リチャード・バックミンスター・フラー(Richard Buckminster Fuller)の言葉です。 私は、若者の精神な