見出し画像

62.国立第二次世界大戦博物館とニューオーリンズPart1 (アメリカ南部ツアー、ルイジアナ州)

2018年4月5日~6日にニューオーリンズ、7日にアトランタに行ってきたのでレポートします。

アメリカに1年9か月滞在している割には初めての南部です。

ボストン→ニューオーリンズ間のフライトは、3時間40分と見せかけて1時間の時差があり、4時間40分かかります。アメリカは東西も南北もどこに行くにしても遠いのです。。。笑

さて、早速問題ですが、以下の地図で示した5つの州(ルイジアナ州、ミシシッピ州、アラバマ州、ジョージア州、サウスカロライナ州)はまとめて何と呼ばれているでしょうか?


これはアメリカ人のなかでは常識で、フレッチャースクールの授業中でも使用される単語です。

その名は、”Deep South”です。これは、文化的、地理的な一体性を指す地域です。様々な定義がありますが、ルイジアナ州、ミシシッピ州、アラバマ州、ジョージア州、サウスカロライナ州の5州は絶対に含まれる州になります。黒人の比率が多いブラック・ベルトや、キリスト教の信仰心が篤いバイブル・ベルトとも地域的に重なることから、政治の文脈で使用されることが多い単語になります。1984年以降は、政治的には共和党支持になります(投票政党の歴史的推移についてはコチラ)。

"Deep South needs less welfare, historically voting for GOP."という感じでフレッチャーで聞きます。
今回、ニューオーリンズに行った目的は以下2点です。

1.クレオール文化やジャズを生み出した多様性を見る(美食の町としても有名)

2.アメリカで4番目に人気の博物館、第二次世界大戦博物館でアメリカの対日戦争観を学ぶ

まずは今回の記事では、1のニューオーリンズの雰囲気を取り上げたいと思います。まずは旅行日程です。

4月5日(木):14時15分ボストン→17時11分ニューオーリンズ(178ドル)
・IHSP French Quarter House1泊38ドル、・City House Hostel1泊100ドル

4月7日(土):7時30分ニューオーリンズ→10時56分アトランタ(フライト1時間遅れ、65ドル)

4月7日(土):18時56分アトランタ→21時30分ボストン(120ドル)

なんと「ノアイア空港へようこそ」と表示されていて、「え、日本語?!」と思いましたが、次の疑問が「ノアイア空港ってどこやねん!」ということです。

Louis Armstrong New Orleans International Airportを誰もノアイアとは言いません。こんな間違いが堂々と掲載されていて、可笑しくなってしまいました、、、(*'▽')

空港の名前になっているLouis Armstrong像!トランペットのせいで、顔が見えない( ゚Д゚)

空港からダウンタウン近く行きのバスが走っていて2ドル、途中から路面電車2.25ドルで宿泊場所まで行きましたが、途中はほとんど黒人ばかりなのに、ダウンタウンに入った瞬間白人観光客ばかりでした。

途中からの路面電車と外の光景、圧倒的な黒人比率が高く、ダウンタウンは白人観光客比率が多い

白人観光客8割、黒人1.9割、アジア系0.1割以下という感じでした。ダウンタウンの街並みは、異国情緒溢れていました。

Bourbon通り(フランス語のブルボンが由来)は完全にタイのバンコクのカオサン通りという感じで、白人観光客が多い理由がよくわかりました。

ブルボン通の白人観光客の多さは尋常ではなかったです、あとはアジア人の少なさも

訪れた時間が19時少し前だったので、ジャクソン広場→セントルイス大聖堂→カフェ・デュ・モンデと足早に観光スポットを巡ってから、Bourbon通りでJazzを聞きながらゆっくりと飲んでいました。

カフェ・デュ・モンデの3つで2.73ドルのドーナッツと4.1ドルのカフェオレ!
カフェオレが熱すぎてやけどしそうでした!
Bourbon通りのこの場所でJazzを聞きながらビールを飲みました。
私のような中高年は騒ぐ元気無し...

翌日は朝一から第二次世界大戦博物館に行く予定だったので、22時にユースホステルに帰って23時30分には眠りに落ちるはずだと思ったら、やはり朝2時ぐらいに周りが騒がしくて起きてしまったりして、結局翌日は朝8時から行動を開始しました(最近、Fitbitという時計でDeep Sleep時間を観測するようにしていますが、ユースホステルに泊まると普段1時間30分あるDeep Sleepが30分程に短縮されてしまい、あまり深い睡眠が出来ていないことがわかりました♪テクノロジーの発展は凄い!)。

翌朝、朝一の街を散策していると、アルコール臭がまだ蔓延しているのと、食べ物が腐った臭いが蔓延していて、これもまたカオサン通りと思い出しました。

気にいったので、朝ごはんもカフェ・デュ・モンデ

その後、9時過ぎに第二次世界大戦博物館(次回の記事で取り上げます)に行き、お昼にクレオール料理の有名店Gumbo Shop(ガンボショップ)に行きました。

ここは、昨晩も40分以上待ちで混んでいて、常に混んでいる人気店です。私は13時30分という空いている時間帯に行きましたが、それでも20分程待ちました。ガンボという、オクラ入りスパイシーカレーのような料理を初めて食べました。これは、アメリカ料理のなかで初めて食べた味で、クレオールの食文化に感謝するぐらい美味しかったです。

アメリカ料理と言えば、これまでステーキとハンバーガーぐらいしか美味しいと思ったことはありませんが、「クレオール料理、凄し」とはじめて思いました。この料理であれば、毎日食べても飽きないというぐらい、健康的で胃に優しい味でした。

食後は、昨晩とは異なるCity House Hostelにチェックインを済ませました。

恐るべきことに、翌日有名なお祭りがあるために、市内のホテル・ホステルの宿泊代が高騰していて、4人1部屋の宿泊料金が100ドルというプライスに。。。ユースホステルに100ドル払ったのは生まれてこの方初めてでした。

このQualityで100ドル!びっくりぽん!!!

その後(熱心にも)もう一度、第二次世界大戦博物館に戻りました。

17時の閉館までじっくり展示物を見て、少し疲れが溜まったので、スターバックスで携帯の充電+さんまさんの動画鑑賞をしました。ニューオーリンズで見る必要は全くありませんでしたが、いつ見ても笑ってしまいます。

その後は、おみやげ屋巡りをして、22時からのプリザベーションホールでのニューオーリンズジャズを聴くために、21時40分から列に並び始めました。ここは、現金で20ドルが必要でしたが、演奏を聴いて価値あるものだと思いました。

Taste at your own riskと書かれてありますが、辛いチリソースに当たってしまいました

ジャズを聴くためだけの会場で、かなり狭い会場で1時間の演奏を聴くことができます。飲みを持ち込んで飲むことはOKですが、演奏中の食事、トイレ、撮影、録音は一切認められていません。

伝統的ジャズの保存とジャズを心から楽しむことが期待されていることが良くわかる心に残る演奏でした。

重要文化財ばりの建物と室内の古さが、またいい雰囲気を醸し出しています

いままで、村上春樹の小説に出てくる主人公がジャズバーでウイスキーを嗜んでいること、NYのBlue Notesに行ってジャズの演奏の深みに感動したことぐらいしか、ジャズとの接点はありませんでした。

ジャズのカリスマで天才的なトランペット奏者であるルイ・アームストロングが育ったニューオーリンズの魅力の虜に一晩でなってしまいました。

やはり、何事も本場に実際来てみると、興味が搔き立てられるものですね♪ニューオーリンズの注意点を1点挙げるとすれば、お会計の際に現金しか受け付けない店があります(1泊目のユースホステル、プリザベーションホール、持ち帰り用バーカウンター等)ので、事前に現金をある程度持っていくことをお勧めします。

それでは、次回は第二次世界大戦博物館の特集をしたいと思います。

See you soon.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?