さて、問題です。アメリカで一番利用客の多い空港はどこでしょうか？

アメリカで一番利用客の多い空港

正解は、アトランタ空港（Hartsfield–Jackson Atlanta International Airport）で、2021年には7570万人が利用した「世界で最も忙しい空港」です。なお2位はダラス空港、3位はデンバー空港にあります。

アトランタと聞くと、1996年アトランタオリンピックぐらいしか知りませんが、ここに世界一有名なドリンクメーカーのコカ・コーラの本社があります。

アトランタのイメージ

アトランタはジョージア州の州都ですが、私にとってのジョージア州のイメージは1つしかありません。ジョージア州＝ピーナッツ畑＝ジミー・カーター大統領です。いつもこのイメージで押さえていたので、アトランタがジョージア州に州都であることを知りませんでした。

カーター大統領は、奥さんと共に公共図書館で自学してピーナッツ栽培に取り組み、成功を収めた後に、無名で「ジミーって誰のこと」(Jimmy, Who?)と言われるなかで、1976年の大統領選挙に民主党候補として出馬して、大統領の座を射止めた珍しい大統領です。

World of Coca-Cola

今回、私がそんなジョージア州のアトランタにきた目的は1つ。World of Coca-Colaです。

大のコカ・コーラ好きというわけではありませんが、よく考えれば人間としては、飲む必要性の無いコカ・コーラのはずなのに、世界的に売れ続けている。そんな秘密は何なのか、気になったためです。

さて、肝心のWorld of Coca-Colaに訪れたのは2018年4月7日（土）正午過ぎでしたが、かなり混雑していました。

そしてこの博物館の前には、全米で一番人気と宣伝しているジョージア水族館がありました。

学生料金が存在せずに入場料が19ドルぐらい取られました。チケット自体は17ドルですが、州税が最近から課させるようになったようです。

30分以上入場を待ちました。

まずはグループで、コカ・コーラ広報担当のおじさんの話を5分ほど聞きます。その後に映画を5分程見ます。この映画が非常にずるい。

コカ・コーラはコカ・コーラという飲料を売っているのではなく、幸せを売っているというテーストにしています。

タイのコカ・コーラ、宣伝がうまいです。如何にも楽しそうな雰囲気です。

あれこんなところに黄色の有名なファナック社のアームロボットがありました。パッケージングに使用されているようです。

各国のコカ・コーラ社の押しジュースの試飲コーナーです。
私は日本人ですが、ベジータベータは見たことも飲んだこともありませんでした。味も全然美味しくない。
日本の印象が悪くなるので、変えて欲しいと心から思いました(笑)

お土産シップで日本語で書かれたTシャツをいくつか見ました。

なぜ、コカ・コーラは世界的に売れ続けているのか？

人間としては、飲む必要性の無いコカ・コーラのはずなのに、世界的に売れ続けている。そんな秘密は何なのか、気になったために対する答えは、やはりコカ・コーラ社のマーケティングはずるいほどにうまいと思います。

私はこのWorld of Coca Colaに行くことをお勧めしません。たまたまアトランタに用事があり暇であれば、立ち寄るのはいいと思います。

理由は、この博物館を見学したところで、コカ・コーラの面白い歴史の展示物は皆無で、マーケティングの一貫として宣伝物（映画、各国のCM集、試飲コーナー）ばかりだからです。

私は、主にこの博物館のためにアトランタに来たので、かなり後悔しました。個人的には、いままでアメリカ内で行ったミュージアムで、がっかりランキング1位です。もちろん、コカ・コーラ自体は好きなので飲んでいるわけですが、だからと言ってこのミュージアムに行く必要はありません。

CNNのツアー

World of Coca Colaの後にCNNのツアーにも参加しましたが、これも何というかいまいちでした。

だいたいの人が分かっていることから始まって、わかっていることで終わるというツアーでした。CNNに行くこと自体が貴重な体験になりますが、ツアー自体はいたって普通です。これは12ドル＋地方税で14ドルぐらいだったのでWorld of Coca Colaと比べたら値段相応だと思います。

以上、アトランタからでした。

アトランタは観光地というよりは、時間を潰すための経由地です。市内までのアクセスは極めていいので、時間がある時は市内まで行ってみて下さい。

See you soon.