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挨拶や声掛けのタイミングを考えた方がいいよね

実はですね、職場であるスカイプが流れてきたんですね。

「業務・作業中の職員間の挨拶について」

日常、挨拶をすることはスムーズにコミュニケーションを生むのものですが、我々医療機関での作業中の挨拶についてはその人のその作業を中断し、集中力を切らしてしまうリスクが高いため、今後は「目が合ったときに挨拶をしましょう」と言うルールを設けることにしました。また業務中に話しかける時にはクッション言葉を忘れずに、引き続きお互いに良きコミュニケーションを心がけましょう。

と言う内容だったんですね。

これを読んでその通りだなと思ったんですが、これ、みなさんよく勘違いをするんですよね。
と言うのも「挨拶は作業を中断してしまう」とか、「クッション言葉をかける」とか、「良きコミュニケーション」とか、ちょっと曖昧な言い方だし、そもそもなぜこれをしなければいけないのか、と言う本質が書かれていないじゃないですか。

そうなると、聞いた人によって勝手な個人の解釈をする余地が生まれてしまうから、誤解を招くことがあるんですね。
だから個々で勝手な解釈をしないためにも、ここの言語化は必要だろうな、と思います。

ちなみに僕なりの解釈をすると、「仕事を終わらせるには集中力が必要」というのは、これは間違いないです。
「マネジメント」で有名なドラッカーさんも「仕事の多くは、たとえわずかの成果をあげるためであっても、まとまった時間を必要とする。こまぎれではまったく意味がない。何もできずにやり直さなければいけない」
と言っていて、僕もこれはすごく共感できます。

急に話しかけられる、電話をかけてくる、という行為は相手の集中力を奪う行為だから、仕事が終わらなくなっちゃうんですよね。
僕がよくやられたのが

①電話をかけられる→②自分の仕事が中断されて、集中力が切れる→③また1から集中し直す→④作業効率が落ちる

というものでした。
しかもこの電話の99%以上が、「今すぐ僕が対応しなければいけないものじゃない」というものばかりでした。

人に急に声をかける、電話を鳴らす、という行為が、相手の仕事の効率も質も下げてしまう、というのは科学的にも証明されていて
ミシガン州立大学の研究で2.8秒邪魔が入っただけで、人の作業スピードが半分以下まで低下した。さらに4.4秒の場合、1/3まで作業効率下がる、と言われています。
これはなぜか?仕事をしている時に電話が鳴るというのはマルチタスクってなってしまって、マルチタスクで作業すると生産性は40%落ちて、作業ミスが50%増えるからと言われています。マルチタスクをすると、IQが15ポイント下がると言われており、これがどのぐらいの数字かというと、タバコや大麻を使うと脳がボロボロになるのはみなさん知っていると思いますけど、それが大体5ポイントIQが下がるんですね。つまりタバコや大麻を使った時の、3倍IQが下がるのが、マルチタスクなんですね。

そう聞くとかなりやばいでしょ?

ちなみに声をかけられたり、電話をかけられた後に、また元の仕事を再開した時、この半分以下に落ちた作業効率はどれくらいで戻ると思いますか?
これも実は具体的な数字で証明されていて、約25分間集中して作業をすると、元の集中力に戻ると言われています。

つまり声かけや電話を鳴らされた側は、25分間は半分以下の作業効率で、かつ作業ミスが50%も出る状態でやらないといけなくなるんですね。

じゃあどうしたら良いのか?
僕は連絡は基本チャットでするようにしています。
チャットであれば、相手の都合で、相手のタイミングで好きな時に見れるし、相手の仕事を邪魔することはほとんどないです。
電話や声掛けをすることももちろんありますが、必ず相手のタイミングを見ます。
「今声かけて大丈夫そうかな?今やっていること終わったかな?」と必ずタイミングは見計らいます。

で、声掛けをするときは、「今ちょっとお時間よろしいですか?」って言ってから、いくようにしていますね。

電話は余程のことがない限りしないですね。
電話ってどう頑張ってもかける側の勝手な行為なので、「今すぐ対応しなきゃ損失が生まれる」「今電話しなきゃ誰か○んじゃう」とかじゃない限り、しないです。

ここまでだらだら色々書きましたけど、急に声かける、電話をする、というのが許されている人物も実は存在しているんです。
それが「仲のいい人」です。

信用できる友達とか、大好きな仲間からなら、別に電話も嫌じゃないでしょ?
そうゆう仲間がいると、逆に作業効率も上がるし、楽しく仕事もできそうじゃないですか。

だから周りの人と仲良くなるために、「相手のことを思った、良いコミュニケーションをとることが大事」というのは間違いないです。
「相手のことを思った良いコミュニケーション」=相手が喜ぶコミュニケーションと置き換えるといいかもしれないですね。

じゃあ相手が喜ぶコミュニケーションとは何か?と考えたら、ここの定義は難しいですが、僕が思うに「相手がどうやったら僕を好きになってくれるのか」というのを考えたコミュニケーションの取り方なのかなと思っています。

すごい漠然としてしまいますが、例えば笑顔で明るくて、いつも楽しそうに仕事をしている人から声をかけられたら、なんか喜んでくれそうじゃないですか?

だからコミュニケーションをとるときは、基本,明るくがドレスコードだと思います。

大前提が明るく、そして相手が嫌がることをしない、ここを心がければ、とりあえずは良いコミュニケーションになるのかな、と思う今日この頃でした。

まずは明るく、楽しそうに毎日過ごしていきましょ!

ちゃんちゃん。

Ps:美女からの連絡であれば、すぐにでも仕事を中断して電話対応をいたします。美女からのご連絡、24時間お待ちしております。

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