夏の週末の記憶 歌ノ葉 其の29 11 毒多 2017年7月19日 17:12 それぞれに揺れる風鈴 風流を乱す人間を見つめつつ 映る全ては虚構だとしりつつ見入る床 腰ひねる行灯のかすかな光に鎮座 器の群れ 日本を嫌う吾のあしをとめる和の夏のひとこま 藤の実のとおき記憶 青き花は過ぎし春 森の中 祈る地蔵に光さすが 焦点はつかめず 古き塀 土崩れ落ちるまでの束の間の輝き 空蝉は空なる我が身を知りつつなお仰ぐ空 いつの日か潰されワインに変われども今を謳歌の夏にゆれ #写真 #俳句 #夏 #モノクローム #多治見 11 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート