見出し画像

自分たちに絶対起こらないと思ってた...産後クライシス

2022年6月に生まれた息子
今は奥さんと息子と家族3人幸せに暮らしていますが、出産直後はとても大変な思いをしました。

それもこれも全て私が原因だったのですが、出産準備は全て奥さん任せ、子どもが生まれてからのことも、生まれてから考えたらいいと自分は何も考えていませんでした。

奥さんは産休育休を取得しているから、任せきりでも大丈夫だろう、自分は仕事に専念していたらいいと...。

いざ、出産を迎えたら、産後も続く痛みと、思うように動かない身体で、夜中も授乳をしなければならず、ろくに睡眠も取れない状態でした。
出産前とは異なり、何日経っても治らない体と、授乳で満足に取ることのできない睡眠が続き、とうとうメンタル的にも良くない方向へ進んでしまいました。

また、出産準備にほとんど協力してこなかった私の存在も彼女のメンタル不調に拍車をかけてしまいました。

私は仕事の忙しさを理由に出産準備に協力しなかったことをすごくすごく反省しています。

今は育休を取得して、奥さんに育児のやり方を教えてもらいながら2人で協力して楽しくやっています。

最初は何もかも教えないといけない状況にイライラされていましたが。

私の家族の場合はマタニティブルーから産後うつ1歩前までいきかけました。

子どもが生まれることをすごくすごく楽しみにしていた彼女が子供が生まれてから育児が楽しくないと言ったり、子どものことが可愛いと思えないと言ったりして、ほんと以前の彼女からは想像もできないようなことを口にしていて、当時はとても驚きました。

急遽、お休みをもらい育休を取得して、奥さんのサポートと息子の育児に専念しなければ、きっと良くないことが起きていたに違いないと思います。

1ヶ月間は私が夜中にミルクをあげる担当(夜勤)になり、奥さんには規則正しく、夜睡眠を取ってもらうようにしました。
1ヶ月経つと睡眠不足と体の痛み、疲労も少しずつ解消され、だんだんとメンタルの不調も良くなっていきました。

私はというと1ヶ月の修行のおかげで、ワンオペでも育児ができるようになりました。子供が産まれる前まではオムツ替えは絶対嫌だと思って奥さんに任せるつもりでしたが、今はそれすらも楽しく感じられています。

ミルクの時間は特に可愛い息子を身近で見ながらあげられるので、とても幸せな時間の1つです。

沐浴も息子が嬉しそうにいつも入ってくれるので、こちらも毎日楽しみにしています。

こんな形で子どもの育児が好きになるのはあんまり良くないかもしれません。ですが、私にとってはこの1ヶ月間の修行がなければ、嫌がってやらなかった可能性は十分にある気がします。やらざるをえない状況だったから、それが育児を好きになるきっかけになりました。

産後クライシスを経て、奥さんとの絆は出産前より強まった気がします。
育休を取得して育児に専念できたことで、私は息子のことが大好きになりました。赤ちゃんの時期は一生の中ですごくすごく短い貴重な時間なので、1日1日を大切に過ごしたいと思います。また育休という形で、このかけがえのない時間に集中できるよう育休の制度を整えてくださった方々には感謝せざるをえません。

子育ては実際のところとても大変です。想像していなかったのですが、満足に睡眠をとることができません。睡眠時間は子どもに左右されます。それは結構メンタル的に辛いことです。
また、子どもから目を離すことは基本できないです。SIDSもありますし、目を離してる間に子供になにか危険なことが起こってしまう可能性があります。
また、私の息子の場合はですが、3時間毎にミルクがあります。ミルクを作る時間、あげる時間、哺乳瓶を洗う時間等考えると、空き時間は実質2時間くらいです。出産前より圧倒的に自由な時間がなくなります。毎日寝不足で辛いです。
育休ではなく育業という言葉はまさに理にかなった言葉だと思います。

出産直後、彼女が入院している期間ですが、病院へ彼女の荷物を届けるために、毎日のように病院まで歩いていったのを今も忘れられません。
仕事が終わって21時以降に、病院入れるのかな?と思いながら、裏口から暗い病院に入っていたのが懐かしく感じられます。その時はちょっとワクワクしてしまいました笑

また、彼女のメンタルが回復するようにと彼女の荷物に好きなお菓子やジュースも入れて持っていたのを覚えています。

彼女が準備していた荷物すら、事前に教えてもらっていたのに、場所がわからず怒られてしまっていましたが。

私自身も彼女に怒られたり、睡眠不足でメンタル的に辛い思いをしていたのは正直なところですが、自分のせいだし彼女に比べたら大したことないと思い、彼女の回復を祈って頑張ったことも今では良い話のひとつになっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?