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BLEACH3話感想

今回のタイトルは、『MARCH OF STARCROSS』

星十字騎士団達が尸魂界へと行進していく様を表現している、話の内容とマッチしているタイトルである。

今回はキルゲと一護、そしてアヨンの戦いが主として描かれた。

最初の一護の顔の作画が乱れてしまっているかと思う所もあったのだが、1話、2話の作画が神がかっていすぎたので目が異常に厳しくなっていたかもしれないし、風で髪型が変わっていたので、それに違和感を感じたのかもしれない。

キルゲは山寺宏一さんのお芝居が素晴らしく、まさにイメージ通りといったところである。彼の完聖体『神の正義』を披露するシーンでは、神々しくもゾッとする彼の姿を、多彩なエフェクトで上手く表現してくれていたと思う。

また、アヨンとの戦いも素晴らしかった。完聖体のキルゲを吹き飛ばし、能力を披露していないとはいえ、彼を一方的にボコボコにするアヨンの暴れっぷりがしっかりと再現されていた。

そして、そんなアヨンを聖隷によって吸収して悍ましい姿となるキルゲには鳥肌が立つかと思うくらいゾッとした。とてもいい演出だったと思う。

加えて、石田親子が今回の事件と滅却師との関係について話すシーンはオリジナルとして挿入されているのは素晴らしい変更点だと思ったし、山本総隊長とマユリのひりつくようなやり取りも観ることが出来た。

第3話終了時間近く、星十字騎士団達が遂に尸魂界に侵攻してくる。吉良イヅルを一撃で屠るバズビー。彼ら、彼女らが圧倒的な力を駆使することで、最終章が絶望的な物語になることを、しっかりと未見の人達にも印象づけながら次週へと物語の先は委ねられた。

今回も濃厚ながらテンポが良く、程よくオリジナルを入れながら進んだ第3話であるように感じた。次週は、おそらく隊長達の卍解が大変なことになると思うので、その展開と描写を楽しみにしたい。

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