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縄文ポップアートの誕生

夢を見た

2023年2月27日の朝方、壁に縄文時代の渦巻き文様の絵を描いている夢を見た。使ったことがない太いペンで縦横無尽に楽しみながら描いていた。目が覚めても夢の感覚がリアルで「あの絵を描かなければ」と思った。夢で見たあの太いペンを使うアーティストをSNSで見た記憶がある。あらゆる言葉で検索した結果GROG社のスクイザー(ドリップマーカー)だと分かり迷わずに即発注をした。でもそのペンが届くまで「描く」衝動を抑えられないので、家にあったポスカで描き始めた。

異常な興奮

10年前ぐらいだろうか
息子と東北大学総合学術博物館に行った時に、縄文土器を見て異常に興奮したことがある。DNAが沸騰し血湧き肉躍る様な初めての感覚だった。これはデザインに活かすべきだ、自分がやるべき道を見つけたかもしれない!そう思い帰宅してから色々考えデザインをしてみたが着地点が全く見えずに終わった…

縄文ポップアート

渦巻き文様を描くのは簡単だと思ったが、いざ描いてみると夢で見た絵とは違う。何が違うのか分からないが、違うのだけはハッキリと分かった。ペンで描いてはいるがあの渦巻きは間違いなく縄文時代の文様なので、他の縄文土器や土偶にヒントがあるかもしれないと思い、ネットで縄文土器・土偶の写真を検索してひたすら模写をした。

土器、土偶、土版。
縄文時代の膨大で魅力的なアーカイブは創作意欲に火をつけた。
リアルに描くのではなくデフォルメをしてポップに!

ポップに?

縄文をポップなアートに?

縄文ポップアート!

その言葉が浮かんだ瞬間に行くべき道、描くべき絵が分かった。

そして、過去にあった様々な点と点が猛烈なスピードで繋がっていった。

中学・高校時代に影響を受けた漫画家・イラストレーター(※1)や音楽、PC導入以前の手描きのチラシ、インレタで作ったタイポグラフィー、人との出会い、良いこと、悪いことなど、様々な点が繋がり「今自分がやるべきこと」が見えた。

その日から何かに取り憑かれた様に一日中縄文ポップアートを描き、インスタグラムに毎日アップした。何か目標があるわけでもなく、描くことで「心が満たされた」お金にならないのに「漠然とした不安」から解放された。モヤモヤした毎日が楽しい毎日に変わった。

この時、半年後に個展をやるなど想像すらできなかった。

WEBショップでご購入できます

縄文ポップアートをWEBでご購入できるようにしました。
作品は随時追加していきますので、覗きにきてください。
質問などございましたらコメントなどでご遠慮なくお問い合わせください。

※1:自分が中高生だった頃、雑誌の表紙や広告・CMにイラストレーターの絵がたくさん使われていた。特に漫画のタッチからイラスト寄りになっていった江口寿史、ヘタウマの元祖湯村輝彦、憧れのアメリカを表現した鈴木英人、段ボールアートで自分もできるかも?とアートを身近にしてくれた日比野克彦。海外はアンディ・ウォーホル、キース・ヘリングなどに影響を受けた。

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