【M&Aショートショート】遅れてきた七夕
天の神様の娘で、神様の着物を織る役目を持つ織姫。
天の牛を飼う若者、彦星。
二人は仕事を忘れてイチャイチャエッチしすぎて、神様に怒られ七月七日の夜にしか会えなくなっちゃいました。
今年の七月七日、彦星は現れませんでした。
織姫は三日三晩泣き崩れました。
すると、急に彦星が現れました。
「実は年に一度じゃなく、毎日会うために買収をしていたんだ」
彦星は、牛を飼う仕事を担える星座を買収しに行っていたのでした。
それは、彦星が天の川を渡って織姫にあうその距離よりもさらに倍の距離。
そこの『牛飼座』を神々から買収したのでした。
こうして、彦星と織姫は毎日一緒に過ごせることに……
と思われたのですが、彦星は織姫の仕事に口を出し、女性用の際どいショーツばかりを作るようになります。
エロショーツばかりの仕事に怒った神様は、またもや彦星を天の川の反対側に戻して年に一回しか会えないようにしたんだって。
今年もエロが天の川を駆け巡っています。
(404文字)
長編小説がクライマックスだったため、七夕が三日遅刻しちゃいました。
遅れましたが、毎年恒例(だったっけ?)の七夕ショートショートです。
これまで言っていなかったかもしれませんが、私はショートショートよりも、ショーツショーツが好きです。まあ、どうでもいい情報ですが。
あとNote創作大賞に2作品応募しています。よろしければ応援くださいね♪
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