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午後の曳航

王様には 色々な映画や小説を勧められている
ターセム・シン監督の映画は全部素晴らしかった
「300」も良かった
体鍛えたくなった
やっぱり王様みたいなマッチョにならないと 威厳あるDomにはなれないと思うな
「ゲーム・オブ・スローンズ」は残酷描写が多くて 凄く興奮した
晶ちゃんともよく「ゲーム・オブ・スローンズ」の話題になる
僕がもともと好きだったドラマ「ハンニバル」も改めて観直すと、また違った魅力があると分かった
レクター博士は狂気の殺人鬼ではなくてDominantなんだ
Domだけど破滅型だからお前は反面教師にしろ、と王様に言われた
鬼滅の刃の童磨も僕が大好きなキャラだけど、やっぱり悪役だから殺される運命にある
そういう破滅型のキャラクターに惹かれやすい僕のことを、王様は心配している
だから滅びの美学を愛するなら深く美しいものを学べ、と言って 三島由紀夫の小説を読みなさい、とアドバイスしてくれた
夏休み中に
「金閣寺」
「午後の曳航」
「春の雪」「奔馬」
を読破した
文章の表現が繊細で美しくて でも凄く論理的で 複雑な折り紙みたいな文章だな…って
感じた
三島由紀夫も敬愛していたという、泉鏡花についても何冊か勧められて
玲奈さんが貸してくれた
王様はロマンティシズムの人で
泉鏡花は王様が「俺の精神そのもの」と言っているから 読書の秋の楽しみにしている
一番最初に勧められて感動した楳図かずおの「わたしは真悟」も 何度も読み返してる
どうでもいい普通な人(ただの大人)
にはなってはいけない
僕達王国の人間は そういう人にはなりえない
王様の子だから
そういうことを自覚させられるんだ
子供
はイコール
魔物 魔界の存在
で、ピュアな存在
Dom/subはある意味では 魔界の遊戯なんだ
そんなことを、よく王様と話している

夏休みも9月も、色々な面白いことがあったんだけど
それは少し お楽しみにしておいて…
今日はちょっと王様とどんなことを話しているかを、書いてみたよ



君達は恵まれてるんだよ 僕みたいな美しいDomに貢げるなんてさ