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クリスマスシーズンのロンドン

 小学生の頃からイギリスに興味を持っていた私。いつか行きたいなと思っていたがそれが20代で実現する。夏に渡航したので、冬になる頃には日常生活に困ることはなく過ごしていた。学校は11月の終わりには1タームが終わり12月には冬休みに入っていたが、アルバイトがあったので昼間は勉強して夜には日本料理屋へ。
 私が住んでいたのはロンドンのハムステッド。行ってから知ったのだが中心部のオックスフォード・ストリート辺りのショップの定休日は日曜日。唯一開いていたのがハムステッドのショップ。そんなに多くのお店はなかったけど、アーティストが多く住んでいて映画館もあり、おしゃれなカフェがあった。

ハムステッド・ヒース

 学校がハムステッド・ヒースにあったので下宿先もハムステッドに。小さい部屋だったけど天井が高くて景色が綺麗だったことを覚えている。この部屋で初めて経験したのがセントラルヒーティングのある暮らし。外はめちゃくちゃ寒くても室内ではTシャツで過ごせたのでなんていいヒーターなのだと感心しました。 12月に入ると街はクリスマス一色、キリスト圏のクリスマス飾りは日本の比ではなく、キラキラで感動すら覚えましたね。商業的なクリスマスは24日まで。25日の街は静まり返り交通機関もお休み。人々は家で静かに過ごす。家族と一緒が無理だった私はどうしたかと言うと、イギリス人の知人が友人ともども家に招待してくれてトラディショナルなクリスマスを経験しました

リージェント・ストリート

 家につくと軽い飲み物を頂き雑談、そうこうしているとテレビからエリザベス女王のスピーチが。みんな紙の王冠を着けてスピーチを真面目に聞いていた。そしてプレゼント交換、知人から頂いたのはハンドメイド風の三日月のピアス。すごく嬉しかったな。ただ残念だったのは私の耳にピアスは挿せなかった。。。
 最後にフードコーディネーターの知人が作ったクリスマスミールを食べてお開き。この知人はベジタリアンだったのでお肉は一切なし!ここでベジタリアンの食事というものを知りひとつ勉強になった。
この後は違う友人宅に呼ばれて二次会が始りました。ピアノにギターを弾いて楽しく朝方までワイワイガヤガヤと過ごしましたね。いい思い出です。

タワー・ブリッジ

 26日はボクシング・デーと言って休みの取れない郵便局員に箱に入ったプレゼントを渡したのが由来。そして、この日からバーゲンが始まります!街に繰り出して買い物をしたかったのですが、苦学生につき倹約してました。
 下宿先のおばさんはクリスチャンなので24日の深夜は教会に行きお祈り、25日は家族を招いて団欒と特別なことは何もしないと言っていました。日本人は色々忙しくし過ぎだと改めて思い、こちらの方々はシンプルな生活をしていることを知りました。気をつけないといけないのは24日夜の空き巣。毎年被害が多く出ると聞きました。幸いなことに私は危ない目に一度も遭ってないので話すことが何もないのですが。

City

 冬になると朝8時ぐらいにならないと外は明るくならないし、夕方4時には真っ暗。雪は滅多に降らないけどダイヤモンドダストみたいなものが現れるほど寒い、こんなイギリスだけど目に映るもの、耳から聞こえるものが日本とは違うので五感も刺激されたのでいい経験、体験が出来たと思っている。 大晦日は皆でトラファルガースクエアに行ってカウントダウンをし、白タクを拾って友人宅へ。翌日(同日)の元旦はジャパニーズストアで調達した日本食で室内お年賀。2日からはもう皆さんフツ-に仕事に行っていたのでこれも国が違えば当たり前のことだと実感したことでした。

もう日本もクリスマス合戦真っ只中ですね~英語圏の人はクリスマスは家族とニューイヤーズデーは恋人と、と日本とは逆ですが郷に入れば。。。

次は、ロンドンの春を思い出しながら書いてみようかな。

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