クオリティを上げるな!

毎週金曜日は「商品開発のコツ」的なことを、

当店商品ハブサブレー、こはぶちゃんの

開発秘話などを交えてお伝えしております!

さて、

商品開発のアイデア連想法について

の記事が続いておりますが。

今回のテーマは…

「クオリティよりおもしろさ」

です。

その道のプロであればあるほど、

専門家であればあるほど、

「ハイクオリティ(高品質)を目指しがち」

という傾向があります。

もちろんそれ自体を否定するつもりは

全くないのですよ。

ただ、この戦略でいくとほぼ「No.1」以外は

意味がなくなりやすい気がするのです。

たとえばケーキ屋さんだったら、最低でも、

その地域で一番美味しいケーキ屋さんを

目指さないといけない。

そのためには日々、技術向上のための勉強や

トレーニングと、肉体づくりや節制をする

アスリートのような生活が待っているでしょう。

日本一おいしいモンブランを作るために、

山を開墾し、畑を作り、

無農薬の栗の木を植えるところからやり、

日々モンブランのモジャモジャ部分を作る

トレーニングを欠かさない…

みたいな(笑)

もうこれは人生を捧げないといけない、

ケーキのために。

ところが私には、

「喫茶店でのバイト」

くらいしか飲食の経験がない素人です。

味や技術でプロと戦おうなんてのは、

土台無理なわけですよ。

というかプロに失礼です、それは。

だから私のような素人がプロと勝負できるのは、

もはや「奇襲」とか「イロモノ」分野しかないわけです。

でも私はこの「奇」が商売のミソだと

思っています。

商売的に言うと、

まず「奇」の部分は値段が自由です。

自分で値段がつけやすいです。

つまり儲かります。

思いつき一つで独自性となりやすいので、

差別化効果や費用対効果も大きい。

私はこの「奇」を「おもしろさ」と

捉えるようにしていますが。

お客さまや自分が「何をおもしろい」と思うか。

その「おもしろい」にはどんな類型があるのか。

結構分析しまくりました。

だから私にとって、

「技術や味で勝負しない」

というのは生存戦略であり、

その道のプロの職人さん達への

リスペクトでもあるわけです。

私の中で、

「クオリティよりおもしろさ」

は鉄の掟なのです。

ちなみに、

私がモンブランを作るなら…

モジャモジャをドレッドに見立てて…

「ヤーマンモンブラン」とか…

美女風にして「LUXモンブラン」とか…

子どもウケ狙いで「モジャモジャケーキ」に改名とか…

大丈夫です、失笑というおもしろさは

私の得意分野ですから、はい。

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