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美味しいご飯を出先でも。その願い、井川メンパが叶えます。

*この記事は5分で読めます。
(タイトル写真はhttps://aoipremium.com/award/ikawamenpa/から借用させていただきました)

こんにちは。
現役中3が運営する、チームINTERSECTIONです。

今、これを読んでいる方の中で学校・会社などにお弁当持っていってます!という方、今回の記事に深く共感できるのではと思います。

お昼の時間だ!と思ってお弁当箱を開けるとご飯がベチャベチャ。。。そんな
経験がステンレスやアルミのお弁当箱だとあるかと思います。。
その、ご飯ベチャベチャ問題を解決してくれるのが井川メンパというお弁当箱。(↑トップ写真)
今回は、静岡県指定郷土工芸品にも指定されている伝統工芸、井川メンパに迫ります。

取材させていただいたのは。。。

静岡県、静岡市唯一の井川メンパ職人、望月栄一さん。
創業200年、江戸時代から続く「井川メンパ製造望月」の六代目を望月さんは担っています。

小さな頃からお父さんの井川メンパを作る姿を見ていた望月さん。
そして、42歳のときに脱サラの後、井川メンパの製造に携わるようになったそう。
もともと木工機械の会社に勤めていたため、メンパを作る際に使用する木の挽割りもすべて自ら行っており、メンパのプロでありながら木工のプロでもあるのが分かります。

職人さんも認める工程数の多さ

私:取材する前、調べたとき井川メンパは48以上もの工程があると書いてあったんですが、、、

望月さん:とりあえず、工程が多すぎる!その48の工程を分けるともっとあるから。漆だけでも下塗り、中塗りなども含めると20工程ぐらいあるよ。

*作業工程の名称を超大まかに書くと。。⇓
木取り(ヒノキを所要の寸法に切断)⇨削り(材料をカンナで荒削り、中削り、仕上げ削り、所要の厚さにする)⇨面取り(縁をカンナで丸める)
などなど・・・そしてカバ縫い(山桜の皮で二枚の板を縫い合わせる)
・・・その後7工程ほどした後、漆の本塗りへ。

なぜ井川メンパに入れたご飯は美味しいのか

私:なんで井川メンパにご飯を入れると美味しく食べれるんですか?

望月さん:メンパを開けると、蓋の方にびっしょり水滴がついてるでしょ。
これはね漆が水気と反応してご飯の水分をご飯に残らないように水滴だけ蓋で取ってるの。

で、しかも漆には抗菌作用があるから、夏場に空のお弁当箱を持ち帰る際、タッパーだと気になる匂いもメンパならお弁当箱が臭くならない。

あとは、特に新品だと粗熱を取ってご飯を入れないとメンパが焼けちゃう。
(←メンパが変色してしまうという意。)だから粗熱はしっかり取ったほうがいいかな。

お仕事をされている際のこだわり

私:お仕事をされている際のポリシーとかってあります?こう、座右の銘みたいな。。

望月さん:お客さんがね、これで(井川メンパで)食べると美味しいってね言ってくれること、それが一番嬉しい。
いまね、そういう人多くてね、若い人がねご飯の食べ方が違うの。最近の人はおかずだけ食べてご飯だけ最後まで残すの。なぜか知らんけどご飯の味がまずいと食わないじゃない。奥さんち、みーんな言う、若い子がメンパにご飯入れると食べてくれるってね。

私:伝統工芸にたずさわっている身として今の若い人に思うことは?

望月さん:やっぱりね、見直されるべき。こういういいものを、値段も極力抑えて、現状維持にして提供していきたいと思ってる。

工房を取材させて頂いて感じたこと、それは井川メンパには本当に多くの手間がかかっているということ。でもその手間が本当のいいものを作り出しているんだと分かります。
ランチタイムを更に充実させたい方、ぜひお買い求めてみてはいかがですか?

↑望月さんのホームページ

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