アイドル短歌(2)
金魚鉢の中で君はどう泳ぐ?それが見たくて見たくてそれで
思い出のひとつひとつに丁寧にしおりをはさみましょう 泣きたい
輝きに弱い私は強そうにマジックミラーできみ見つめる
唐突に知らないことを知りたいと言ったあなたにエゴイズムをば
真夏の熱い地面を触れる様 ああ神様よ 恋をする様
笑うキミいつも誰かのもののよう 騙すアホに騙されるアホ
あの人が好きなふりふりワンピース買うのをやめた私を褒めて
売れ行きのいいパン屋から潰れてくのをぼく何度も見て来ました
君だけに 歌うあなたの目はどこを見つめているのか知らぬままで
そばかすを消すためのコンシーラーは昨日からなくしたままで、春
泣いてない 液晶越しのキッスにはいつまでもはじめてでいたいの
※この短歌はTwitterで流したものに修正を加えたものです