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冬といえば、受験。国家試験


1月になり、寒くなると思い出すのが、受験。

私は、高校受験は、志望校に落ちて、勉強嫌いから大学受験も避け、
推薦で入学。(たしか、論文と面接のみだった)

ただ、ずっと受験に対してのコンプレックスを持っており、自分で頑張って勉強した。という経験をしていない自分に対して、自信が持てない時期があった。

大学を卒業し、どうしても福祉の専門職に就きたい。と思っていたので、
専門学校に入学し精神保健福祉士の資格を取るため勉強していた頃の話。

私は、昼は、非常勤の職員ではあったが、働きながら、夜間の専門学校に通っていた。

今思うと、そんな体力がどこから出てきていたのか不思議である。

25歳の時の話だ。
20代の体力は底知れないと思う。

ただ、受験勉強 というもの をしたことがないし、まず、勉強のやり方からわかっていない私は、中間テストもボロボロ。
いつも居残り組で、勉強し、学校が終わるのは10時 そこから家に帰り、朝には仕事へ行っていた。

体はクタクタで、勉強どころではなかったが、気力だけで学校には通っていた。

今はわかりませんが、 介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士の福祉の国家試験は、大阪ではインテックス大阪で行われた。

社会福祉士と精神保健福祉士は専門科目で重なる部分もあるので、日程が重なっていた。
社会福祉士は、精神保健福祉士に比べ、受験者数も多く、難関度も高い。
30パーセント前後。
精神保健福祉士は 65パーセント前後のため、比較的受かりやすい。
社会福祉士と一緒に受ける人もいる。

インテックス大阪の寒さは、底冷えしていたのをよく覚えている。
勉強すれば、受かる。 と、よく先生が話していたが、受かる気がまるでしなかった。
ただ、その時は、人生かかっていたので、自分なりには、勉強をかなりしていた気になっていた。

ですが、やっぱり落ちていた。

受験の封筒が届いたとき、封筒の薄さで、すぐに自分は不合格だということがすぐにわかった。

やっぱり。 と思ったが、悔しくてたまらなかった。すぐに、絶対に来年は合格する!との思いが湧いてきた。

それからは、専門学校は卒業し、
昼は、働きながら、仕事の帰りにスターバックスで10時まで勉強する日々。

過去問を解いたり、合格受験講座という 受験生と2日間くらい合格するための受験講座に参加したり、通勤は受験講座のユーチューブを見る日々。

友達と遊んだりもしなかったし、出かけることもなかった。

現役で受けるより、既卒で受けると、合格率がかなり下がってしまうというデータにおびえながら、日々勉強の日々。
人生で、こんなに勉強したことはない。といえるくらい勉強した。

2回目にして、ようやく、合格した。
震えるくらい嬉しかったことを今でも覚えている。

今は、福祉の仕事からは離れているが、今でも国家試験の証書は自分の中での宝物。
自分が頑張ってきた証 のように感じるから。

勉強嫌いな私が、国家試験を受けるのは、とても時間がかかった。
普通の人みたいに、簡単に合格しなかったけど、あの時間は無駄ではなかったと感じている。




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