自分がHSPかどうか考えてみた

こんにちは、りっつです。

 最近よくネットの記事やSNSで耳にする「HSP」という言葉。
ざっくりと「繊細さん」という認識でした。

私が最初にこの言葉に興味を持ったのは、職場で上手くいかず落ち込んでいたときでした。

■ HSPってなに?

  HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。
統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます。

出典 マドレクリニック http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-22/

■ HSPチェック/自分がいくつ当てはまるか見てみましょう 

1.大きな音や雑然とした光景のような強い刺激がわずらわしいですか?

2.大きな音で不快になりますか?

3.一度にたくさんの事が起こっていると不快になりますか?

4.いろいろなことが自分の周りで起きていると、不快な気分が高まりますか?

5.明るい光や強いにおい、ごわごわした布地、近くのサイレンの音などにゾッとしやすいですか?

6.忙しい日々が続くと、ベッドや暗くした部屋などプライバシーが得られ、刺激の少ない場所に逃げ込みたくなりますか?

7.一度にたくさんのことを頼まれるとイライラしますか?

8.短時間にしなければならないことが多いとオロオロしますか?

9.他人の気分に左右されますか?

10.ビクッとしやすいですか?

11.競争場面や見られていると、緊張や動揺のあまり、いつもの力を発揮できなくなりますか?

12.強い刺激に圧倒されやすいですか?

13.痛みに敏感になることがありますか?

14.子供の頃、親や教師はあなたのことを「敏感だ」とか「内気だ」と見ていましたか?

15.生活に変化があると混乱しますか?

16.微細で繊細な香り・味・音・芸術作品などを好みますか?

17.自分に対して誠実ですか?

18.美術や音楽に深く感動しますか?

19.豊かな内面生活を送っていますか?

引用:Highly Sensitive Person Scale日本版(HSPS-J19)の作成/髙橋亜希 中京大学大学院心理学研究科

私が当てはまったのは以下の11項目でした。
特に強いものは太字にしてみました。

1.大きな音や雑然とした光景のような強い刺激がわずらわしいですか?

2. 大きな音で不快になりますか?

5.明るい光や強いにおい、ごわごわした布地、近くのサイレンの音などにゾッとしやすいですか?

6.忙しい日々が続くと、ベッドや暗くした部屋などプライバシーが得られ、刺激の少ない場所に逃げ込みたくなりますか?

→仕事中は一日に何回かトイレや会社の小さな人の来ないスペースで深呼吸しています。
「1人になりたい…」と定期的に思います。

9.他人の気分に左右されますか?

→これが一番ある!!!人が怒ったりマイナスの感情を発していると胸がモヤモヤしてすごく疲れます。
学生時代、同じクラスで無視されている子を見て辛くてストレス性の胃腸炎になりました。

13.痛みに敏感になることがありますか?

15.生活に変化があると混乱しますか?

16.微細で繊細な香り・味・音・芸術作品などを好みますか?
→水の流れる音など自然な音が好きで、音楽は生きがいで、絵画を見ると心が弾みます。


17.自分に対して誠実ですか?

18.美術や音楽に深く感動しますか?
→16と重複しますが、コンサートや美術展で安易に泣きます。


19.豊かな内面生活を送っていますか?

みなさんはいかがでしたでしょうか?
12個以上当てはまるとHSPの気質があると言われており、当てはまるものがいくつかだけでも、強く当てはまるものがある場合は気質があると考えられるそうです。

私は今回当てはまる項目が11個でしたが、強く当てはまるものもいくつかあったので、HSP気質であるといえるかも知れません。

■ HSPは良いことなのか悪いことなのか
 様々な記事や病院のコラムなどの内容をまとめると

「HSPとはその人の個性であり、洞察力が高いなど仕事に活かせる長所も多くある」

ということでした。
しかし、私個人の私見としては「HSPという言葉が存在すること」がとても救いとなりました。
なぜなら今までの人生で、人と違うことが多く悩んでいたからです。
「なぜ私の涙腺はこんなに人よりも弱いのだろう」
「どうして自分が怒られているわけでもないのに落ち込んでいるのだろう」
と、自分が人より何か劣っている存在なのではないかと疑っていたからです。

 私は数年前、職場の人間関係に悩んだ挙句に退職しました。そこであった出来事はとてもよくあることで、先輩に教わった通りの仕事をしたら別の先輩から「違っている」と怒られたこと、知らない間に作業のマニュアルが変わっていて、違和感を感じたけれど人に聞けずに間違えてまた怒られる、という本当に良くないループでした。

「違っている」と怒られた先輩に、「でも〇〇さんからはこう教わったんです。」と言えれば良かったのですが、せっかく教えてくれた先輩を否定してしまう気がして言えなかったのです。

その後はもう「人にどう見られているか」が気になって仕事にならず、軽い鬱になって退職をしたのでした。

その後、自分は社会に不適合なのではないかとしばらく悩んだのですが、そんなときにSNSでHSPという繊細な気質を持つ人が一定数いるという記事を見かけて、自分はもしかしてこれなのではないかと思い、生きづらさを感じているのは自分だけじゃないと知ってとても心が救われました。

今もやはり生きづらさは感じていますが、自分の個性と上手く付き合って、個性であり長所だとポジティブに捉えられるようになる日が来るともっと幸せだなと思いました。

ではでは今日はこのへんで。

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