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🟦世界半導体市場、2024年1~3月も力強く成長!

中国・米州が牽引

https://www.semiconductors.org/first-quarter-global-semiconductor-sales-increase-15-2-year-to-year-march-sales-tick-down-0-6-month-to-month/

🟦世界半導体市場、2024年1~3月も力強く成長!

 米国半導体工業会(SIA)によると、2024年第1四半期(1~3月)の世界半導体売上高は、前年同期比15.2%増の1377億ドルに達し、堅調な成長を示しました。しかし、前四半期比では5.7%減少し、市場は季節的な調整に入ったことが伺えます。2024年3月単月の売上高は前月比0.6%減の459億ドルとなり、前月からの減少が続いています

2024年3月地域別売上高 前年同月比 / 前月比

  • 中国:27.4%増 / 横ばい

  • 米州:26.3%増 / 0.1%減

  • アジア太平洋:11.1%増 / 1.2%減

  • 日本:9.3%減 / 2.0%減

  • 欧州:6.8%減 / 0.9%減

🟦閑散期であるため、前四半期比ではマイナス

 半導体産業は年度末の12月が繁忙期であり、第1四半期は季節的閑散期であるため、前四半期比ではマイナス成長となることが多いです。SIAのジョン・ニューファーCEOは、「2024年は2桁成長が予測されていて、市場は引き続き成長していくだろう」とコメントしており、地域別需要は堅調との予測となっています。

🟦まとめ

 2024年1~3月期の世界半導体市場は、中国や米州を中心に堅調な成長を遂げました。一方で、欧州や日本は減速傾向が見られ、今後の行方が注目されます。

 世界経済の減速懸念や米中貿易摩擦の長期化など、市場を下押しするリスクも存在します。今後は、これらのリスク要因を注視しつつ、市場動向を分析していくことが重要となりますね。

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