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馬が好き、予想は苦手。 予想は他の方々にお任せし、優しく、易しく、競馬に接することを心…

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馬が好き、予想は苦手。 予想は他の方々にお任せし、優しく、易しく、競馬に接することを心がけています。

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    私の好きな現役馬や、注目している現役馬を紹介したいと思います。彼ら、彼女らのことを一緒に応援してもらえたら嬉しいです。

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    自分の基準(つまり好き嫌い)になりますが、名馬を紹介します。思い出を共有できる方、へ~っそんな馬がいたんだと思う方、色々おられると思います。お楽しみ下さい。

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    馬が好き、馬券が苦手な競馬観戦歴50年弱のおじさんです。 馬券予想は他の方にお願いして、優しく、易しく競馬に接していきます。

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かしわ記念の結果 ~ガッツポーズの裏にある別離と再会のストーリー~

昨日一日雨が降り続いたせいで不良馬場での戦いとなったかしわ記念は、不良馬場得意のシャマル(2018年生 6歳牡)が嬉しいG1級初勝利をあげました。 見事にエスコートした川須騎手にとっても、デビュー15年目で初めてのG1級勝利です。 ◆ デビューから昨年まで 彼はデビューこそ3歳の3月と遅めでしたが、そこから順調にクラスを上げていき、1年後の4歳の4月にはオープン入りします。重賞初挑戦の東京スプリントで重賞初優勝をすると、その後1200~1600mの距離で好成績を残し、既に重

    • 推し馬 プログノーシス 〜不器用で真面目な好青年〜

      先週末の香港遠征組の中から代表して、QE2世Cで2着と好走したプログノーシス(2018年生 現6歳牡)を紹介します。彼は3歳の3月とデビューが遅かったものの、先週末までで14戦7勝(うちG2を3勝)、掲示板を外したことは一度もない堅実な戦績です。 ◆ 彼の弱み 彼は間違いなく2000m前後では現役最強馬の一頭で、いつG1を圧勝してもおかしくないレベルです。そんな彼がG1未勝利の理由は、スタートを苦手としているためです。今回のQE2世Cでも、派手に出遅れています。ジョッキーカ

      • 名馬紹介 キングカメハメハ

        【名馬紹介 キングカメハメハ】 初夏を迎えると、NHKマイルとダービーの変則二冠を制したキングカメハメハ(2001年生 牡)のことを思い出します。「最強の大王」と呼ばれた彼のことを紹介します。 1.生まれ 彼はお母さんのお腹の中にいる状態で来日しました。昔でいう「持ち込み馬」です。母はアイルランド生まれで、現役時代はイギリスで走ったマンファス。父はフランス生まれで欧州で活躍した後、米国で種牡馬生活を送ったキングマンボです。かなりの国際派です。 2.競走馬として (1) ク

        • 今週の重賞紹介(京都新聞杯、新潟大賞典、NHKマイル)

          今週末も府中、京都、新潟の三場開催です。重賞は土曜日に第72回京都新聞杯(芝2200m @京都 3歳限定 G2)、日曜日に第29回NHKマイルカップ(芝1600m @府中 3歳限定 G1)と、第46回新潟大賞典(芝2000m @新潟 ハンデ戦G3)が行われます。 また、4月27日の投稿と重複しますが、今晩には交流重賞、かしわ記念(1600m @船橋 G1 定量)が行われます。初夏のダートマイル王決定戦で、非常に豪華なメンバーがあつまっており、楽しみ満載です。 ・京都新聞杯

        かしわ記念の結果 ~ガッツポーズの裏にある別離と再会のストーリー~

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          兵庫CSの結果 〜次世代を担う有望株の誕生〜

          エートラックスが好スタートを利して、そのまま逃げ切り勝ちし、重賞初優勝です。 1着 エートラックス 彼は2歳の6月にデビュー2戦を芝で走った後、ダートに転向しました。ダート転向後当初の2戦こそ惜敗するも、その後は昨日までで5戦4勝2着1回と順調に成長しています。宮本調教師は「外国人騎手が騎乗して馬が進化した。ズルさが解消された。馬がレースを教わったのかも」と話しています。 短期免許を取得して来日する外国人騎手は、各国・地域のトップジョッキーであり、騎乗しながら競馬を教える技

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          天皇賞の戦評 ~長距離界の絶対王者の誕生~

          天皇賞(春)で長距離界の絶対王者が誕生しました。テーオーロイヤルのジョッキーカメラを見ると、菱田騎手の落ち着いた騎乗っぷりと、テーオーロイヤルの持久力の高さを感じ取れます。 1着 テーオーロイヤル(6歳牡) ◆ レース前半 スタートには全身全霊の注意を傾けたように見えます。ゲートを上手く出ると、レース前半では1番人気のタスティエーラの真後ろに位置します。彼を壁に使って、引っ掛からないようにしています。3200mの長距離戦、前半は体力を温存し、馬のペースでストレス少なく走らせ

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          香港チャンピオンズデーの結果 〜QE2世カップは本当に悔しい惜敗〜

          雨降る香港の沙田(シャティン)競馬場で繰り広げられた、3つの芝のG1レースの結果報告です。 ・チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m) サンライズロナウド(5歳牡)  10着 マッドクール(5歳牡)  11着 【戦評】マッドクールは大外枠が影響し、先頭に立つのにスタートからだいぶ押し出すことになりました。さらに雨で馬場が悪化した影響もあったのか、その後徐々に遅れていき最後はしんがり負けとなりました。 サンライズロナウドは直線で伸びずブービーでした。 レースは人気のカリ

          香港チャンピオンズデーの結果 〜QE2世カップは本当に悔しい惜敗〜

          天皇賞の結果 〜清々しいG1初優勝〜

          3日前に推し馬として紹介したテーオーロイヤル(6歳牡)が嬉しいG1初優勝でした。また菱田騎手、岡田調教師にとってもJRAのG1初制覇でした。とても清々しい気持ちになれた1日でした。 ◆ 1着 テーオーロイヤル(6歳牡) パドックでは発汗が多く気になったのですが、問題ありませんでした。レースっぷりは明日詳報しますが、とても強い横綱相撲でした。 彼は年明けから3000m以上の重賞を3連勝、当代随一のステイヤーです。昨年1年間を骨折で棒に振ったのですが、いまとても充実しています。

          天皇賞の結果 〜清々しいG1初優勝〜

          青葉賞の結果 ~偉大な兄に続け!~

          青葉賞は、顕彰馬にも選出されているキタサンブラックの弟、シュガークンが若駒と思えない落ち着いたレースっぷりで勝ちました。2着のショウナンラプンタと共に、ダービーの優先出走権を獲得し、兄の果たせなかったダービー制覇を目指します。 1着 シュガークン シュガークンのデビューは今年の2月と遅く、しかもデビュー戦は2着と敗れました。そこから2連勝して青葉賞に間に合い、そして昨日でダービーの優先出走権を獲得しました。 彼はスタートがうまく、最初のコーナーでは先頭に立つ勢いで飛び出すも

          青葉賞の結果 ~偉大な兄に続け!~

          ユニコーンSの結果 ~向こう正面から大外まくっての豪快な勝利~

          出走メンバーの中で2連勝中の馬が5頭いて、うち3頭が上位を独占し、なるほどなぁという結果でした。その中で、勝ったのはラムジェット、年末から昨日までで3連勝、重賞初挑戦で初優勝です。3歳ダート世代の新しいスター候補の誕生です。 1着 ラムジェット スタートはそれほど上手くないのか、スタート直後ダッシュが付かず、後方に下がりました。しかし、向こう正面では早くも大外をまくって上位に進出していき、4コーナーの出口では先頭集団に加わりました。 そこから、内側に絞って伸びてきて、最後の

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          交流重賞の紹介(兵庫チャンピオンシップ、かしわ記念) 〜GW前半から熱いドラマを期待〜

          ゴールデンウィーク(GW)は交流重賞の季節でもあります。今日はGW前半に行われる2つの交流重賞、兵庫チャンピオンシップ(4月29日)と、かしわ記念(5月1日)を紹介します。 ・兵庫チャンピオンシップ(1400m@園田 G2 3歳限定 定量) 昨年までもGW期間中に1870mの距離で行われ、歴史を重ねてきたレースです。今年からは、ダート体系の改編に伴い1400mに変更、春の3歳のダート短距離王決定戦に衣替えしました。 ダートの短距離、特に3歳馬のダートスプリント戦は数が多くあ

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          推し馬 テーオーロイヤル ~生粋のステイヤー、人馬共に初のG1制覇へ!~

          テーオーロイヤル(2018年生 現6歳牡)は重賞を3勝していますが、すべて3000m以上という、最近では珍しくなりつつある生粋のステイヤーです。春天でも人気を集めそうな彼のことを紹介します。 1.デビューから3歳まで デビュー戦はマイル、その後も2000mまでの未勝利を勝ち上がれず、4戦目の2400mで漸く勝ち上がりました。ダービーを目指してステップレースの青葉賞に出走するも、残念ながら4着に終わりました。 そこで一旦休養を入れると、夏の間に急成長を遂げ、秋にターフに戻った

          推し馬 テーオーロイヤル ~生粋のステイヤー、人馬共に初のG1制覇へ!~

          推し馬 ヒシイグアス 〜山あり谷ありの歩み〜

          今週末に香港で走る日本馬チーム団の団長格、ヒシイグアス(2016年生 現8歳牡)の紹介です。 ◆ 大器晩成 彼の成長はゆっくりで、オープン入りは4歳の暮れ、9戦目で漸く3勝クラスを抜けました。 しかし、5歳になると快進撃。新春の中山金杯、2月の中山記念と重賞を連勝し、中長距離の期待の上がり馬になりました。そこから一息入れて秋天を初戦に、翌年の宝塚記念までG1ばかり4戦に出走し2着2回、残りの2戦も掲示板内と大活躍をしました。まさに、大器晩成型です。 ◆ 生死の境を彷徨う

          推し馬 ヒシイグアス 〜山あり谷ありの歩み〜

          天皇賞(春)(通称 春天) 〜ステイヤーの憂鬱〜

          ◆ ステイヤーの憂鬱 世界の競馬の潮流が、中距離のスピード重視に変わっていくなか、ステイヤーが輝ける道は細くなってきています。個人的な意見ですが、長距離戦は騎手の駆け引きが面白く、競馬の醍醐味が詰まっており、観ていて本当に楽しいレースです。なので、もっと長距離の重賞が増えればなぁと思っています。 ◆ 4歳馬、特に菊花賞組の活躍が多い 春天は過去10年で4歳馬が4勝、5歳馬が5勝、6歳馬が1勝と、4歳馬の活躍が目立ちます。 また、一昨日の投稿にも記載しましたが、春天は菊花賞と

          天皇賞(春)(通称 春天) 〜ステイヤーの憂鬱〜

          香港チャンピオンズデーの紹介 〜がんばれ日本チーム〜

          日曜日には、香港の沙田(シャティン)競馬場でも、3つの芝のG1レースが集中的に行われる「香港チャンピオンズデー」が開催されます。 いずれのレースも強力な香港馬が出走するため、楽な戦いは一つもありません。それでも日本から全3戦に以下の8頭が出走、全馬を全力応援します。 ・チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m) マッドクール(5歳牡) サンライズロナウド(5歳牡) 【短評】5歳牡馬コンビが、G1を2連勝中のカリフォルニアスパングルに挑みます。 短距離は香港馬の層が特に厚

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          羽田盃の結果 ~白毛と紅一点の紅白でめでたい決着~

          新生された羽田盃の記念すべき1回目は、白毛のアマンテビアンコが勝ちました。2着もJRA所属の紅一点参戦のアンモシエラが入りました。3着は離れた最後方をマイペースで進み、直線だけで3着に上がったNAR所属のフロインフォッサルがひょっこりと入っていました。 ◆ レース展開 レースはスタート直後から、アンモシエラと、全体1番人気のブルーサン、NAR所属馬の中で1番人気を集めていたティントレットの3頭が飛び出しました。結果的に、ブルーサンは最下位、ティントレットはブービーに沈んだの

          羽田盃の結果 ~白毛と紅一点の紅白でめでたい決着~