Midori Yamanaka

アメリカ・ポートランド在住・社会実践型アーティスト/「ソーシャル・プラクティス・ラボ」…

Midori Yamanaka

アメリカ・ポートランド在住・社会実践型アーティスト/「ソーシャル・プラクティス・ラボ」主宰/40代大学院生/シングルマザー/英語ゼロ単身渡米。アートとデザインの大学卒業後。ブランディングに従事。国際事業をサポートしつつ、日本とアメリカ、世界を舞台に約25年。

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最近の記事

”AI時代における教育とつながりの回復”汐見稔幸先生 講演会 in Portland

東大で研究されていた、教育学者の汐見先生がポートランドにいらっしゃいました!(まさか、汐見先生にポートランドで会えるとは❤️)とても楽しい講演でした。このレポートを通じて、みなさんにも少しシェアできればと思います。 子どもの目の輝きがバロメーター 時代の変化が激しい昨今、子どもたちは何を学んでおけばいいのか、何ができるようになっておけばいいのか、多くの親は子育てで迷います。 子どもは自分で決めて、この世に生まれて来たわけではありません。「この親にする」と選んだわけでもあ

    • はじめます!”ソーシャル・プラクティス・ラボ”(創造的社会活動の研究と実践)

      こんにちは!ソーシャル・プラクティス・アーティストの山中緑です。突然ですが、あなたにとって、「もっとこうしたい」「こうだったらいいな」というものはどんなことですか?「理想の自分」と「今の現実の自分」の間にある、その違いは何でしょう? 多くの方のお話を伺っている中で、「あなたの今の現実を変えるには何が必要だと思いますか?」「何が現実を変化させるでしょうか?」と聞くと、ほとんどの人があまり迷うこともなく、「行動」と応えます。 みなさん、知っているのです。(素晴らし〜❤️)

      • ”自由を手にする” マインド+ビジネス講座

        自由とは、自分を幸せにする権利。あなたの心は自由ですか? あなたの暮らしには自由がありますか? お金は? 仕事は? 住む場所は? 生き方は? みなさんにとって、「自由」はどんなイメージですか? かつての私は「自由」という言葉に、それほど魅力を感じていませんでした。それは、物心ついた頃からすでに自分の役割がたくさんあって、それをこなすことで居場所を確認し、やりがいも幸せも感じていたから。 でも、今は「自由の国・アメリカ」で暮らし、その意味と価値と幸せを噛み締めています。

        • 周りと、自分と、幸せと。

          大学で働いていても、 学んでいても、 クライアントさんの話を聞いていても 感じている。 私たちがいかに他者と自分を、比較しながら生きているか 「あの人みたいに投稿できない」 「みんなほど稼げてない」 「やりたいけど、(みんなみたいに)できない」 そんな声をあちこちから耳にする。 でも、私は声を大にして言いたい!!! 比べる必要なんてないよ! あなたは頑張ってる! ちゃんと自分を見て! 自分の”できてないところ”じゃなくて、”できてるところ”を見て! 素晴ら

        ”AI時代における教育とつながりの回復”汐見稔幸先生 講演会 in Portland

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        • 緑の冒険
          12本
        • RINNE
          1本

        記事

          「望んでいない結果を変えるワーク」をシェアします。

          あなたは、今の自分に満足していますか? 今の、自分の人生に満足していますか?? 今の、あなたの環境は、あなたが望んだ通りのものですか??? もし、そうでないとしたら、本当はどうだったらいいですか???? もし、あなたが今手にしているものが、「望んでいない結果」なら、ぜひ読んで欲しいのが、『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室』です。 著者のジェレミー・ハンター氏は、アメリカの名門ビジネススクール”ドラッカースクール”にて教鞭をとり、(私が知る限り)過去に8度「最も

          「望んでいない結果を変えるワーク」をシェアします。

          私が今ここにいる理由。

          なぜ、起業のサポートをしようと決めたのか。 端的にいえば、私たち日本人女子にとって、日本社会はとても生きにくい構造になっていると気づいたから。そして、私たちが自分らしく自由に幸せに生きていくには、起業する女性を増やすことが最も力強いと確信したからです。 私自身の最初の壁は、札幌の短大を卒業しようとする際の就職活動でした。当時、多くの大手企業は、短大生に「自宅外通勤不可」という制約を突きつけました。つまり、一人暮らしの学生は、申し込みすらできないというものです。 私は、高

          私が今ここにいる理由。

          ヤマナカ ミドリです。

          はじめまして。 アーティストの、ヤマナカ ミドリです。 オレゴン州ポートランド在住。日本とアメリカを行き来しながら、アメリカ滞在は合計19年になりました。現在は、大学院で研究・実践を行なっているほか、オンラインでさまざまなプログラムを主宰しています。 経歴 山形生まれの北海道育ち。オホーツク海沿岸の街で高校までを過ごし、短大進学で札幌へ。地域をつなぐお祭りの広報や雑誌編集などを経て、22歳の時に「好きな場所で、好きな人と、好きなことをして生きていけるスキルを身につける

          ヤマナカ ミドリです。

          最近のルーティーン(潜在意識に働きかける方法)

          3ヶ月後の自分が、どんな人生を送っていたら最高か それをノートに書く。 そして、しっかりとリアルにイメージする。 (ベッドの中でぬくぬくしながらイメージする朝もあります) 現実に、そうなった未来の自分の気持ちをしっかりと感じて、味わう。 (嬉しくて感謝の気持ちが溢れてきます。泣きそうになります。) 寝坊したり、忙しくて忘れた日には、隙間時間にノートを開いて書いてみたり、以前に書いたものを見返します。 どこにいきたいのか? 潜在意識を活用するには、 ●ゴールを明確にす

          最近のルーティーン(潜在意識に働きかける方法)

          大人の国際化コース101

          こんにちは。社会起業型アーティストの山中 緑です。私がプロデュースする「大人の国際化コース101」に興味を持っていただき、ありがとうございます♪ 「大人の国際化コース」とは ”国際化”と聞いて、何を思い浮かべますか? 多くの日本人は「英語が話せること」や「海外に暮らすこと」、「国際的な仕事をすること」をイメージするかもしれませんね。 でも、私の使う”国際化”はそういうことではありません。例えば、多様性を理解し、「違う」ということはどういうことなのか、「尊重する気持ちや理

          大人の国際化コース101

          多様性に富み、インクルーシブで創造的な空間を作る!校舎の建て替えリサーチプロジェクト。

          ポートランド州立大学のアートとデザインのビルを建て直すための、リサーチチームに入っています。PhD(博士号)をもつリサーチャーでアクティビストのリーダーと共に、私が仲間と担当しているのは*BIPOC(マイノリティー)の生徒たちの意識調査です。 アメリカでは、さまざまな社会の仕組みが、白人男性を中心とした基準と価値観で形成されています。(日本でも同様に、健康な日本人男性のそれが基準になっていますよね)だからこそ、マイノリティにとっても心理的安全性が保たれ、全ての人がクリエイテ

          多様性に富み、インクルーシブで創造的な空間を作る!校舎の建て替えリサーチプロジェクト。

          アメリカと日本の間で

          前回の記事を書いた次の日、2021年11月30日ミシガン州の高校で、この高校に通う生徒による銃乱射事件が起きました。16歳の少年と17歳の少女が死亡。14歳の少女は首と胸を撃たれ、人工呼吸に繋がれて重傷とのことでしたが、しばらくして亡くなりました。 ショッキングな事件ですが、心を痛めながら「あぁ、またか...」と思ってしまう事実と矛盾とその葛藤を、アメリカに住む多くの大人が認めています。銃の問題は、アメリカの大きな闇だと言わざるを得ません。 その後も、ポートランド郊外のグ

          アメリカと日本の間で

          なぜ、「一時帰国したい」のか。

          前回、いちばんの懸念だった娘と娘の学校に背中を押されるカタチで、季節外れの一時帰国が決まったことを書きました。 次に、どうしてこの時期に帰国したかったのかについて、書こうと思います。 元々は、夏休みを利用して、6月に一時帰国をする予定でした。しかしその頃、日本ではコロナウィルスの感染者が急激に増加し、私たちが滞在していたアメリカは日本を「渡航レベル4」すなわち「渡航禁止」に指定しました。 私たち母娘は日本人ですから、母国に入国することは可能なのですが、渡航予定だった人々

          なぜ、「一時帰国したい」のか。

          学校を休んで、日本に一時帰国する

          5年以上におよび完全不登校だった娘とともに、2018年に #旅と出会いと本とIT で学んでいこうと決意し、日本の北海道からアメリカのオレゴン州ポートランドに拠点を移しました。シングルマザーとして、社会活動型デザイナーとして、暮らし、学び、活動しています。 2021年秋、日本へ一時帰国をしました。 学びとは、なんなのか。 そのことを、改めて考えさせられ、新たな意識を持つことができました。私自身が最も学ぶべきことの多かったこの1ヶ月半のことを少しずつ書き残しておきたいと思いま

          学校を休んで、日本に一時帰国する

          近況報告【久しぶりの冒険日記】

          5年間ほぼ完璧不登校だった娘のその、自分の心を大事にできる素直さ、色や匂い、人々の心の動きに対する敏感さ、そして、自分の道や方法を自分で選べるチカラ、そういうものを大切にしたいと、そう思ってきました。 ちなみに、彼女の味や匂いの敏感さは生活をするには不便なことも多く、特にシェアで家探しをしていたときには、「この人の家の匂い無理ー!」となることが多発し、本当に苦戦しました。。。 今年に入って、彼女には蟻の匂いがわかるということが判明…!春先に蟻が発生して、私が駆除すると「く

          近況報告【久しぶりの冒険日記】

          サステイナブルでクリエイティブな「SCRAP」の教育プログラム

          前回、サステイナブルでクリエイティブな暮らしを支えている非営利団体「SCRAP(スクラップ)」について書いた。今日はSCRAPが、その活動の中心に置いている教育プログラムについて紹介したい。 SCRAPでは1年に130トンものゴミをレスキューし、それを格安で販売したり、新たな商品に展開することで利益を上げている。それ自体がすでに素晴らしいことだけれど、SCRAPのいちばんのミッション(使命)はこの教育プログラム。教育部門での採算はトントンくらいで、年によっては多少赤字のこと

          サステイナブルでクリエイティブな「SCRAP」の教育プログラム

          仕入れゼロで、売り上げ1億(円)。クリエイティブ・リユースセンターとは。

          オレゴン州ポートランドには、捨てられるはずだったものをレスキューして、人々にサステイナブルでクリエイティブな暮らしのきっかけを提供するクリエイティブリユースセンター、SCRAP(スクラップ)がある。 「リサイクル」がものをもう一度使うことであるのに対し、元々の目的とは違った方法で再利用し、さらなる価値を生み出すことを「クリエイティブリユース」や「アップサイクル」と呼ぶ。 非営利団体のSCRAPはポートランを含め全米6箇所に展開、ポートランドはその本拠地。ポートランドの公立

          仕入れゼロで、売り上げ1億(円)。クリエイティブ・リユースセンターとは。