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耳鳴り潰し14

 暑い日。まだ私と息子が本調子ではないので、近所のスーパーと百均に散歩がてら徒歩にて家族で買い物に行くだけ。その後家でのんびりと過ごす。

 が、夕方少し不自然な姿勢を取ってしまったことから体調が一変。思い出したくない頭の重みがやってくる。咳をした際にはっきりと激しい頭の痛みが来る。

 思い当たる原因をいくつか。

・耳鳴りの方ばかり気にして、頭の方は軽んじるようになっていた。
・大丈夫になったのではなく、頭に悪くない姿勢を取る生活に慣れていただけ。
・健常者には何てことのない、ちょっと無理した不自然な姿勢が、今の自分には想像以上に大きく響いてしまった。
・暑さには強い体質だからと、暑さを気にせず長袖ででかけていたのが響いた?
・喉の痛みがよくなっていない。鼻かみ、痰切り、咳、の際の頭への振動が徐々に効いてきていた。
・鳴り続ける耳鳴りの影響で、抵抗力、免疫力が低下している。

 痛み止めを飲んだがあまり効果がない。
 身体を温めない方が良さそうなので、風呂に入らず横になっていると、息子が心配そうに覗き込んでくる。泣きそうな声で「どうして具合悪くなったん?」入院の時を思い出しているのだろう。
「少し休んでいたら大丈夫だと思うよ」と声をかける。子どもらとは別室で眠る。

 かかりつけの内科は祝日でも午前中やっているが、GW中なので分からない。公式HPのない医院なのだ。あまり長く眠れなかったが、幸い咳の際の激しい頭痛は治まっていた。

 そんな状態で早朝、日課となっている下ネタギャグ小説の13回目を、これまでで一番の馬鹿馬鹿しさで仕上げる。限りある時間で何をしているのだ、と思いつつ、これでいいのだ、とも思う。


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